ASのデジタルな認知に対して、毎回あいまいな表現をしないで「はっきり言う」とすると、実は結構厳しい話になる。

 AS 私のことを理解できますか? 

 答え あなたの想像するような100パーセントの理解は不可能です。私なりに出来る範囲で例えて言えば50パーセント、60パーセント程度の理解に向けて努力はします。

 AS 私の力になってくれますか?

 答え あなたの想像するような100パーセントの協力は不可能です。私なりに出来る範囲で協力はしますが、100パーセントは求めないでください。

 といったように、悉くの会話に、「あなたの想像するような100パーセントは不可能」、「100パーセントは求めないでください」と言語化することになる。

 こう言われて最初はがっかりするかもしれないが、周囲の人が全てこういう表現をするようになったら、過度に期待することも減って、現実の多くの場面で起こっているような誤解よりはマシな状況になるだろう。

 少なくとも、「出来るだけやってみます」のような回答はしないほうがいい。おそらくASの人の多くは「絶対にやってくれると約束した」くらいに受け取るだろうから。非常に誤解を招く表現と言うべきだろう。

 そういう意味では、ASの人は多数派の表現には大いに注意、警戒する必要があるだろう。上記のあいまいな「出来るだけやってみます」のような一見前向きで実は意味がはっきりしない答えを多数派は常套手段としているからだ。

 ASの人には、実は上記のように言葉ではっきりいわれなくても、現実の多くの場合で「100パーセントは不可能ですが」と「100パーセントは求めないでください」を頭の中で追加して理解することをお勧めする。

 なぜなら有限で不完全な人間にはそれしか出来ないからだ。 

 ASの人のパートナーのADHDの人は、意識して言葉に出すように努力しよう。ADHDにとっては言うほうにも意味がある。 

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