「ADHDははっきり言おう」を書いた後で、はっきり言うことの中身の説明をする必要があると感じていたが、このブログへのコメント自体にこの問題が当てはまることが分かったので、ここで注記しておくことにする。

 基本は「脳の働き方の根本的な違いをお互いに理解する」ことであり、その意味は、「何を言った時に相手が傷つくか」とか、「どんな言葉が誹謗中傷になるか」が事前には分からないということだ。

 そういう中で、例えば「トラウマになっているので言わないでほしい」と言えば、事実上「何も言うな」という意味になり、相互理解は進まない。また、「最低限の配慮」と言っても、何が最低限でどんなことが配慮になるかは人により理解はまちまちで、結局「傷つける可能性の少しでもあることは言えない」という結果になるのが落ちだ。大事なことは、それでは相互理解が進まないということだ。

 だから、「これは言わないで」ということはなるべく書かないようにしよう。その代わりに、「あなたのその表現は、私には***の意味のように受け取られるけれどそう受け取っていいですか?」という質問をするのが生産的だと思う。

 ASもADHDのACも、断定が早すぎる。断定するまえに、「相手がどんな意味で言っているか?」について正確に確認する作業が必要で、これは相互理解に前向きな態度といえる。

 私が「はっきり言う」という意味で書いた意味は、「(ASの人に)それでは脅しに私には受け取れるけれどそのことが分かっていますか?」とか、「そういう言い方をすると相手は何も反論できなくなるということは想定していますか?」というようなことだ。

 そういうことははっきり言わなければ分からない。一般的に説明すれば、「あなたの言っていることの意味は私が見るとこういう意味に受け取れるのだけれど、その受け取り方でいいですか?」と毎回確認しなければならないほどADHDとASの間の違いは大きいということをまず理解してください。

 この説明で分かりましたか? 「発言する前に考えるのではなくて、指摘されてから改めるのでも努力や誠意とみなす」、「最初は分からなかったことで、後できちんと理解して改めれば、快く許す」ということをこのブログでの基本的なルールとしましょう。

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