ASの認知の特徴は、想像力の問題と関係がある。コーチングのより深い考察へ向けて、しばらく想像力の問題に踏み込んでみようと思う。
多数派は現在の状況認知は直感的にできる。場の参加者の口ぶりやしぐさ、表情などの細かい情報を総合してお互いの全体の中の「地位」や「立場」などを察知し、多数派には共通する「状況理解」の答えに達する。
しかしこの直感的な状況認知は、異文化や未知の領域にはほとんど通用しない。つまり多数派の想像力は、「多数派のスタイルが適用される限り有効な応用力」ということになる。従って多数派は異文化や未知の領域に必要以上の不安を抱く(と私は思う)。
ASは多数派と同じような直感的な状況察知は出来るが、意味づけが独特である。特に自分を脅かす可能性のあるものなどへの「関連付け」が強いために、被害妄想的ともなる。
AS-ADHDカップルなどで問題になる想像力は、「異文化や未知のものへの想像力」だ。多数派もこれは不得手であり、ASはもっとも苦手とする。
未知であり、どんな反応が来るか予想できないような状況での「分からないことに耐えられるか?」や「決め付けないでいろいろな可能性に対応できる柔軟性をどこまで持ちうるか?」などが実際上の「想像力」の前提になってくるだろう。
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