ADHDの子供を育てるのは難しくない。もともと情緒的に「自立」しており、情緒的な影響を受けにくいので、ACになりさえしなければ良い。要は「本人の話を聞き、言語的に否定しなければ良い」と言うことに尽きる。

 しかるにASの親は多くの場合「支配的」となる。もともと対人関係も積極奇異型の場合全体に支配的であるのに加え、子供が愛着・執着の対象であると、完全な支配を続けることもある。

 もうひとつ、AS親の特徴として、「試着・執着により子供を差別する」ということが加わると、ADHDは完全に混乱してしまう。

 理不尽な支配はADHDの子供にはもっとも好ましくない環境だ。まずADHDには一番大事な「話を聞いてもらう」機会が少なく、また言語的に支配されることで自分に自由が無いと思い込む。「ADHDのAC」になりやすい。

 特に思春期に自己主張をはじめたADHD子に対して、なおAS親が支配を続けようとすると、ADHDは家出するか、非行に走るか、またうつ病や解離性同一性障害にになるかする可能性が高い。

 子供が思春期になる前に、親か子(もちろん出来れば両方)の診断がつくことが大きな分かれ目となる。

 心療内科でACやボーダーとして来院するADHDの人の一群がAS親を持つことは注意してみれば分かる。

 

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