2006.10.26 22:15 |  診療  |  研究  |  その他(医療関連)  |  ADHD関連  |  YANBARU  | 推薦数 : 1

ADHDのAC

 さて前回まででASの自己診断(総論)は一段落として、いったん「人に対する愛着が無い」となった人の自己診断に戻る。

 ここに残ったほとんどの人はADHDと分類されることになるが、この後にADHD関連で私は5つのタイプに別れると考えている。

 その最初に、まずこの「ADHDグループ」には、「人を必要としない」の他、「移り気で刺激を求める」、「(まだ使えるから)物を捨てられない」、「いろいろな作業を同時進行でいくつも進めてどれも終わらない」、「納得しないと行動しない」、「臨機応変で場当たり的」、「言葉を真に受ける」などの特徴がある人が残っているはずだ。

 ただ、ASのときと同様に、「二次障害として痛い目にあったから自分で多数派に合わせるようになった」ということを考える必要があり、こういう場合は上記の「ADHDらしさ」は一見目立たなくなる。これを私は「ADHDのAC」と呼ぶ。

 ADHDのACとは、「自分は駄目だから多数派に合わせるしかないと思い込んだADHD」のことで、ADHDとしての不適応の中で小さい頃から叱られたりいじめられたりして自分で修正しようとしてきた人のことだ。

 しかし子供の頃の修正は、「ただ自分が悪いからと思い込む」ことになるので、自分自身を裏切り、発達障害として「自分が納得する」という一番大事なことを犠牲にして生きることになる。

 その結果「うつ状態」になったり、頭痛や吐き気などの身体症状、強迫症状、時には解離(多重人格)までのいろいろな形で病気になる人が多い。私は心療内科で他の病気として来院した方の中にADHDのACの人を何人も発見した。

 AC(アダルトチルドレン)として表面上多数派に合わせているので、上記のような典型的なADHDらしさはないが、よくよく見ればADHDと分かる。特に5歳以前のエピソードをたどってみると良く分かる。

 一見「受動型AS」との区別が難しいが、「人への愛着」に戻れば鑑別は可能だ。

 http://www.geocities.jp/yanbaru5555/acwithadhd.htm

http://www.geocities.jp/yanbaru5555/adhdac2.htm

 

 

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