AS(アスペルガー症候群)の男性はADHDの女性が好きで、AS-ADHDカップルが多いことは前に書いた。実はこのパターンでDVやストーカー事件なども良く起こる。
ADHDのACで見捨てられ不安があるケースなどは、ASの愛着に基づく「確実に必要としてくれる」ことが不安を解消してくれるので当初一時的には関係は安定する。
しかしADHDは安定すると、(ASのおかげで)ACから回復するにつれてASの支配的な部分に耐え切れなくなり、別の男性に走ったり、露骨に冷たくなったりする。
このとき、結婚して子供がいたりする場合には、一部のケースはASが絶対服従に回って理想の夫となり関係はさらに安定する。あるいはDVから別居、子供の親権をめぐる裁判へというプロセスだ。この場合は深刻なストーカー化を招く可能性がある。
結婚していない場合には事態は深刻となる。ASの愛着は断ちがたく、自由になろうとするADHDを追い掛け回し、極端には自殺するか、自分の手で愛着の対象の命を奪うというということを考えるにいたる可能性も否定出来ない。かくもASの愛着は命懸けな性質を持つのだ。
私はASの人の外来主治医の立場でいくつかのケースに当たり、本人や妻に発達障害への理解を求めたりしてきた。本人が自分の発達障害について理解し、DV的に受け取られる部分を改め、妻もASの心理を理解することで歩み寄りが可能なケースもある。
大事なことは、「ASの人は悪人ではない」ということだ。自閉症のこだわりに近い愛着が本人が努力しても断ちがたいことを理解して、愛着を諦めるプロセスを医療的に支援することを私は考えている。
http://www.geocities.jp/yanbaru5555/ASspirit.htm
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