ADHDやAS(アスペルガー)などの発達障害は、一時的に「過集中」や「こだわり」等と呼ばれる注意集中の固定状態が起こり、自分の意志でコントロールできないこともある。

 またASの躁うつ病、ADHDの「過集中と虚脱」の大きな気分の変動は、一見感情障害とよく似ている。

 私はカルバマゼピン(テグレトール等)が発達障害の興奮(面白すぎて夜眠れない等)に有効であることは知っていたが、最近炭酸リチウム(リーマス等)が結構有効なケースが複数ある。特にASの認知を多少客観的にするような効果があるのが不思議だ。

 リーマスは通常は躁うつ病の躁状態に使われるが、難治性のうつ病にも有効である。気分の変動による客観的認知の障害に有効で、気分だけでなく思考も改善すると私は考えている。

 バルプロン酸(デパケン等)も即効性があり有効だ。私はよくデパケンシロップをイライラ時の頓服に処方する。

 副作用は比較的少なく、マイナー(眠剤、抗不安薬)のように耐性や依存性もなく、メジャーのように頭の働きを抑えないので、気分の変動の大きいケースにはお勧めしたい。

 http://www7.ocn.ne.jp/~k-goto/

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