最近躁うつ病の人の中にアスペルガーの人がいることが少しずつ分かってきた。

 躁うつ病の典型的な性格は、気分でころころ変わる、依存的で表面的、相手の評価を常に気にする、権威が好きなどだが、明らかな気分の変動がありながら、この基本性格が違う人によく生活歴を聞いてみたらアスペルガーの人だった。

 アスペルガーの人は普通に世間で生きているだけで多大なストレスを感じる。そのストレスが大きすぎるときに、時に誇大的、時に自閉的にうつになることで対処するというのがこの病態だろうと私は考える。躁状態になるときに必ずきっかけとなるストレスがあるのが特徴だ。

 ケアは薬物療法(炭酸リチウム中心)で改善するが、アスペルガーとしての人への愛着や多数派から見ると奇妙に映る律儀さは残り、回復した後もアスペルガーのコーチングを必要とすることが多い。

 

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