滋賀県大津市は13日、1024億1300万円の2012年度一般会計当初予算案を発表した。越直美市長の就任直後のため<骨格予算>とし、新規事業費などを計上する本格予算の編成は6月に先送りした。その結果、前年度比1・2%減と3年ぶりに減少したが、生活保護費や障害福祉費など社会保障費の増大で3年連続の1000億円超えとなり、過去2番目の規模。歳入面では円高による企業業績の低迷で、法人市民税などの減収を見込んだ。越市長は「市民に『早くする』と約束した中学校給食や待機児童解消の事業費は盛り込んだ」と強調した。20日開会の市議会定例会に提案する。
■歳 入
昨年1月からの年少扶養控除廃止に伴い、個人市民税は1・7%増の189億9400万円となったが、法人市民税は東日本大震災や円高による景気低迷で、7・5%減の35億5200万円と落ち込んだ。固定資産税も地価下落に伴って、5・2%減の177億2400万円となり、市税全体で1・7%減となる。
市債では、地方交付税の代わりとされる臨時財政対策債が9%伸びて57億9900万円に。大津駅西口の土地区画整理事業や公共施設の耐震改修などにより、市債発行総額は16・2%増える。また、市の貯金に当たる財政調整基金を11億円取り崩すなど、基金を計17億5500万円取り崩す。
■歳 出
子ども手当の制度変更に伴い、扶助費は3・8%減少したが、そのうち、生活保護費63億9200万円(1億1400万円増)、障害福祉費45億7800万円(3億2400万円増)など大半が増えた。人件費は退職手当の大幅減(5億6300万円減)により、総額で201億4000万円(4億7000万円減)と2・3%減った。
特別会計は、介護保険事業特別会計200億6500万円、国保事業特別会計303億9900万円。それぞれ200億円と300億円の大台を突破し、一般会計から両会計に総額約45億円を繰り入れる。
■骨 格
新規や政策判断が必要な100事業(計64億1800万円)のうち59事業(計14億7000万円)の判断を留保し、当初予算への計上を見送った。JR湖西線駅エレベーター設置に向けた調査費(100万円)や大津びわこ競輪場の跡地利用計画の調査費(同)、中学校エアコン設計費(3600万円)も見合わせた。
一方、越市長が強調してきた中学校給食の実施に向けた調査費(170万円)と、新設される民間保育園2園(定員計120人)への補助金1億7400万円は盛り込んだ。
(読売新聞)
新市長始動しましたね!
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