はやりのタイツやレギンス(スパッツ)をはいて、ショートパンツと合わせる。スカートの女性の姿も――。
男臭さがプンプンしていた登山が、「山ガール」と呼ばれるおしゃれな女性たちの出現により、華やかに変わりつつある。
北海道大雪山系の最高峰・旭岳(標高2291メートル)。8月29日、女性6人がごつごつした岩だらけの山道を進んだ。
一行は全員30歳代で、女性を対象とした初心者向けの登山教室のメンバー。頂を目指して黙々と歩き続ける男性の登山愛好家と違って、彼女たちはにぎやかだ。
「かわいいね」「似合っているわ」。登山服の話題で盛り上がる。「ついに買ってしまいました」と得意げな富良野市の団体職員・尾上由美子さん(37)は、タイツの上に防水性などに優れる山歩き用のスカートをはいている。「女性だから、かわいくしたいでしょ」とおしゃれに抜かりはない。
登山用にピンクのジャンパーを買ったという札幌市の会社員、武井明子さん(31)も「街中では着にくい派手な色づかいができるのも、山の楽しみの一つ」と笑顔を浮かべた。
東京・目黒区のアウトドア用品店「バンブールナ」は、女性向けの品しか置いていない。ウエアや登山靴、ザックは色とりどりで、最近ではザックに小さなキャラクターグッズをぶら下げるのがはやりだとか。店長の立石悦史さん(33)は「客の多くが30歳前後の方です。都会での遊びやファッションを楽しんだ女性が、肩ひじ張らない自然なスタイルを求めて、登山に興味を持ち始めているのでは」と話す。
過酷で危険。どちらかと言えば、男臭さの漂った登山のイメージを変えつつあるのは、インターネットの影響が大きい。
女性限定の山登りサイト「MJリンク」は、昨年4月に開設。20歳代~40歳代の女性が次々に登録し、現在会員は約700人に上る。女性初のエベレスト登頂者で、日本トレッキング協会会長を務める田部井淳子さん(70)が開設者だ。
サイトでは、初心者向け講習会への参加を呼びかけたり、本格的な装備が必要な八ヶ岳や谷川岳などに女性だけで登ることを企画したり。山小屋でヨガ教室も開くなどして流行に敏感な女性の心をくすぐる。会員の外資系企業契約社員、田口幸恵さん(41)は「講習でペース配分や歩き方を丁寧に教わった。女性向けの企画なので安心して参加できます」と信頼を寄せる。
登山を始める女性が増えたことについて、田部井さんは「今の山小屋には個室の寝間や水洗トイレなどが整備され、大部屋での雑魚寝や汚れたトイレが当たり前だった以前の環境が変わってきたことが挙げられます」と語る。おしゃれな登山服に身を包み、山小屋でコーヒーとケーキを楽しんだり、山を踏破した後、ビールで乾杯したりする女性グループも増えており、田部井さんは彼女たちを「山ガール」と呼んでいる。
とはいえ、山の天候は変わりやすく危険。くれぐれも事故がないように。(北浦義弘)
(読売新聞)
登山のブームだよね!韓国には以前からみんな登山するそうで、デパートにも登山用グッズが沢山売られていて、かなり売り場面積を占めてますよね!
私の診療所のブームはダイビングで70歳の看護師さんもひきつれて還暦過ぎた家内が世界中お魚に逢いに行ってます!
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