中央社会保険医療協議会(中医協、会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)は9月8日の総会で、17日付で新たに薬価収載されるテリパラチド製剤を、保険医が投与することができる注射薬および在宅自己注射指導管理料の対象薬剤として新たに追加することを承認した。
テリパラチド製剤(販売名=フォルテオ皮下注キット600μg)は、骨折の危険性の高い骨粗鬆症患者に対し、骨形成促進作用を有するヒト副甲状腺ホルモンの補充を目的とするもので、1日1回の頻度で投与することで骨芽細胞機能が活性化され、骨新生が誘発される。
また総会では、関節リウマチを適応症として既に自己注射が認められていたエタネルセプト製剤(同=エンブレル皮下注用10mg、同25mg)について、多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎を新たな効能として追加し、在宅自己注射指導管理料の対象薬剤とすることが承認された。
ただしエタネルセプト製剤については、敗血症や肺炎などの副作用が見られることもあるため、一部の委員から「重篤なアレルギー症状を呈する可能性のある薬剤を自己注射しても大丈夫か」との懸念が示されたが、事務局側は「効果と副作用のバランスを考えながら、いきなり在宅で使用するのではなく、一定の医療監視下で投与した後に(在宅に)移行したい」との見解を述べた。
在宅自己注射をすることができる薬剤は、長期にわたって繰り返し注射が必要な薬剤ごとに、患者の利便性と病状の急変などのリスクを総合的に勘案して、限定的に認められており、これまでにインスリン製剤や性腺刺激ホルモン製剤、インターフェロンアルファ製剤など23製剤が承認されている。
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