厚生労働省は7月30日、今年4月の診療報酬改定に伴い導入されたDPCの「機能評価係数2」(新係数)のうち、8月1日に施行する「地域医療係数」の各病院の値を告示した。それによると、この係数が最も高かったのは県立広島病院(広島市)など5病院の0.0080。これに対し、37病院ではゼロだった。今年度に導入された6項目の新係数の合計値は、済生会熊本病院(熊本市)が0.0397でトップ。最低の病院(0.0061)との格差は6.5倍になった。
新係数は、今年度以降の診療報酬改定で段階的に廃止する従来の調整係数に代わってDPC対象病院に適用するもので、今年度には、地域医療係数をはじめ「データ提出係数」「効率性係数」「複雑性係数」「カバー率係数」「救急医療係数」の計6項目が導入された。
地域医療係数を除く5項目は3月に告示済みで、今回、各病院の4月1日現在の地域医療係数を集計して告示した。
県立広島病院のほかに地域医療係数が0.0080だったのは、大田原赤十字病院(栃木県大田原市)、石川県立中央病院(石川県金沢市)、福井県立病院(福井市)、高知医療センター(高知市)。
また6項目の合計値では、トップの済生会熊本病院に、沖縄県立中部病院(沖縄県うるま市)の0.0378、徳島赤十字病院(徳島県小松島市)の0.0374、国立病院機構熊本医療センター(熊本市)の0.0372、浦添総合病院(沖縄県浦添市)の0.0370などが続いた。
済生会熊本病院は、3月に告示された5項目の合計値でもトップで、この時には最も小さい病院との格差は5.6倍だった。今回、6項目が出そろったことで、格差が0.9ポイント拡大したことになる。
地域医療係数は、DPC対象病院による地域医療への貢献を評価する。脳卒中やがん、救急医療など7項目のすべてについてそれぞれ一定の条件を満たすと、最高の0.0080になる。
キャリアブレイン
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