稲盛財団(稲盛和夫理事長)は18日、科学と文明の発展、精神的な深化への貢献をたたえる「第26回京都賞」の受賞者を発表した。先端技術部門には、さまざまな細胞に分化する能力があるiPS(人工多能性幹)細胞を世界に先駆けて作製した山中伸弥京都大教授(47)が選ばれた。
基礎科学部門は、ネットワークの最適経路を求めるなど、ばらばらだが結びついているものの構造を研究する離散数学などで多大な業績を挙げた数学者で、ハンガリーのエトヴェシュ・ローランド大教授のラースロー・ロヴァース博士(62)。
思想・芸術部門は、南アフリカの抱える問題を「動くドローイング」と呼ばれる独自の手法でアニメーションフィルムにし、多様なメディアとも融合して新たな表現世界をつくった美術家のウィリアム・ケントリッジ氏(55)で、アフリカからの受賞は初めて。
山中教授は歴代最年少の受賞になる。甘利俊一京都賞委員会委員長は「評価が定まった大家だけでなく、これから世の中を引っ張っていく人を発掘したい」と語り、受賞者の今後の仕事に期待した。
授賞式は11月10日に京都市左京区の国立京都国際会館であり、受賞者3人にそれぞれ賞金5千万円を贈る。京都新聞
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