医療をめぐる課題について政策的な視点から考える「医療政策国会議員シンポジウム」(東京保険医協会主催)が5月9日、東京都内で開かれた。シンポジウムには、保険開業医や一般市民などおよそ230人が来場し、パネリストの国会議員3人がそれぞれの立場から述べる、必要な政策や見直すべき現行の施策に耳を傾けた。
パネリストとして、鈴木寛参院議員(民主党)、小池晃参院議員(共産党)、川田龍平参院議員(みんなの党)が参加。初めに、それぞれの所属政党が取り組む医療政策を説明した。
鈴木議員は今後の具体策として、介護職の月額2万4000円程度の処遇改善などを挙げ、「医療・介護分野は雇用吸収の場として非常に大事。そこへの負担は、雇用創出につながる効果が十分ある」と述べた。一方、今年の参院選については、政府の喫緊の課題が米軍の基地移設問題にあるために、医療問題への民主党の取り組みや国民の関心が薄らぐのではないかとの懸念を示し、「外交政策などの『大きな政治』も大事だが、医療・介護という身近で大事なことに議論が沸き起こるようにしていきたい。そうすることが、より多くの社会的資源が投入されていくことにつながる」と述べた。
小池議員は現行の医療政策について、「後期高齢者医療制度の廃止を先送りしたばかりでなく、保険料の引き上げも行われた。民主党は、野党時代に公約として掲げていたことを二重に裏切った」と批判。また、現政権下で検討が進められている新たな高齢者医療制度についても、「65歳を境に国保に移行するという『宮武案』は、年齢で囲い込んで負担させるという点でこれまでと何ら変わりなく、非常に問題がある」と厳しく指摘した。このほか、医療費の窓口負担の引き下げや、国民健康保険料の引き下げと保険証取り上げの廃止、再診料引き下げ中止など、診療報酬の再検討を求めた。
川田議員は、薬害患者としての自らの経験を踏まえ、患者側の視点に立った医師不足対策の必要性を訴えた。絶対数が不足している医師の大きな偏りが診療科目間や地域間で生じているため、「患者は疲弊し切った医師に診察してもらわざるを得ない状況」と指摘。その上で川田議員は、「まず医師の数を増やすことは大前提で、薬剤師や臨床検査技師などのコメディカル、事務的なメディカルスタッフを積極的に増やしてチーム医療を進めていかないと、医療現場はますます立ち行かなくなる」と述べた。
キャリアブレイン
なんだか、違う?方に進んでいってるみたいなんですけど?そう感じてるの、私だけ?
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宮城県内の看護学校で、これまで少数派だった男子の志願者や学生が増加している。厳しい雇用環境が続く中、安定感のある看護職を志望する男子が増えたためとみられ、特に社会人の「転職組」が目立つ。新入生の30%以上が男子という学校もあり、男子進出は加速しそうだ。
仙台市医師会付属准看護学院(青葉区)では2010年度、新入生102人のうち男子が27人に上った。前年の男子は16人、一昨年は17人で、10年度は一気に増えた。
入学した男子のうち高校新卒者数は横ばいで、増えたのは社会人経験者。山口美栄子副学院長は「不況でも看護師は引く手あまた。かつて病院で男性の働き口は限られていたが、今は状況が変わってきた」と分析する。
同学院1年の蓬田和重さん(32)は調理師からの転職を目指す。「看護師はやりがいが大きい」と入学の理由を語る。介護士だった坂本淳志さん(25)は「職場で看護師との知識や待遇の差を感じた。スキルアップしたい」と意欲を見せる。
塩釜医師会付属准看護学院では10年度の男子入学生が14人で全体の34%と、30%を超えた。大崎市医師会付属准看護学校の場合は受験者総数が前年の5割増となったのに対し、男子受験生に限ると3倍以上に増え、伸びの大きさが際立つ。
こうした状況の背景には就職難に加え、06年の診療報酬改定があるとされる。手厚い看護体制の病院に高い報酬が支払われるようになり、どの病院も看護師を増員し始めた。高齢者の増加で訪問看護ステーションや介護施設のニーズも増えており、医療機関は看護師の確保にしのぎを削る。
男子増加の要因の一つに公立高の男女共学化を挙げる声も。男子受験生が40人(全体の10.8%)に上った国立病院機構仙台医療センター付属仙台看護助産学校(宮城野区)の吉家裕子副校長は「男女共学化により、旧女子校で男子が看護学校の募集要項を目にするようになった」と話す。
男子の目立った増加は東北では今のところ宮城県に限られた現象のようだが、福島県のある看護学校の受験者は女子と男子が同じ程度の割合で増えた。同校は「高卒の就職が厳しく、男女ともに資格を求めるようになっているのではないか」とみている。河北新報
確かに、看護の仕事で力いることって多いよね!
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