小型カメラが網膜代わり 眼球裏に電極、脳に情報送る

 

図:  拡大  

 目が見えない人の脳に、小型カメラで撮影した画像を送り、視力を回復させることに大阪大学の不二門尚(ふじかど・たかし)教授(感覚機能形成学)の研究グループが国内で初めて成功した。動く物の位置がわかるようになったという。効果と安全性を確かめ、3年以内にはつえなしで歩ける装置を作りたいという。

 研究に参加したのは、網膜色素変性症の女性(72)。15年ほど前から網膜が損傷し始め、最近は明るさがぼんやりとしかわからないほどまで視力が低下した。

 研究グループは、女性の左眼球の裏側に、7ミリ四方の電極チップを手術で埋め込んだ。外の世界の様子を額につけた小型カメラで撮影。画像処理装置を通してから、耳の後ろに埋め込んだ電力・画像データ受信装置に電波で画像を送り、電極が視神経を電気刺激して脳に伝える仕組みだ。

 4月27日に行われた試験では、黒い幕の前に置かれた白いはし箱を研究者が動かすと、女性はその位置を手で追うことができた。女性は「はし箱が豆粒のような白い光として見えた。はし箱を動かすとその光がどこに動いたかわかった。いつか、家族の顔を再び見たい」と話している。

 現在の電極で、パソコンの画面いっぱいに映し出されたアルファベットが区別できるまでの視力が期待できるという。

 安全性と効果を見るため、年内に網膜色素変性症の患者5人に臨床研究をする予定。今後、さらに電極の数を増やして、より画像を鮮明にできるかどうか確かめる。不二門教授は「カメラや電源を小型化して持ち運べるようにし、つえなしで歩けるまでにしたい。長期的な安全性も確かめる」と話している。

 網膜の異常で失明した人の根本治療は今のところない。米国やドイツでも網膜に直接電極を接触させ画像を送る研究が進むが、今回の方法は網膜を包む膜に電極を埋めるので安全性が高いという。

今回の方法で視力を回復できる可能性があるのは、網膜色素変性症や加齢黄斑(おうはん)変性症といった、網膜の異常が原因で失明した人。全国で18万8千人いる失明者のうち、約2割にあたる。視神経、脳の異常で失明した人には、効果が期待できない。(坪谷英紀、瀬川茂子) 朝日

対象者結構いるんですよね!患者さん!

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保険外併用療養の範囲拡大で交渉へ-規制・制度改革分科会

 政府の行政刷新会議(議長=鳩山由紀夫首相)は4月30日、規制・制度改革に関する分科会を開き、ライフイノベーションなど3つのワーキンググループ(WG)やサブグループから報告された規制改革事項の対処方針を了承した。今後、5月の連休明けにも各省庁との交渉に入り、6月をめどに分科会としての最終報告をまとめる予定だ。

 ライフイノベーションWGが担当する医療分野の規制改革に関する検討項目は、▽保険外併用療養の範囲拡大▽一般用医薬品のインターネット等販売規制の緩和▽医行為の範囲の明確化(診療看護師資格の新設)―など19項目。
 この日示された対処方針によると、「保険外併用療養の範囲拡大」では、倫理審査委員会の設置などの要件を満たす医療機関について、事前規制から事後チェックへ転換し、実施する保険外併用療養の一部を届出制に変更することを前提に範囲拡大を検討、今年度内に結論を得るとしている。
 「一般用医薬品のインターネット等販売規制の緩和」では、販売履歴の管理や購入量の制限など、一定の安全性を確保しながらインターネットなどで医薬品を販売するためのルール制定に向けた検討に着手する。今年度内に結論を出し、来年5月までに措置を講じる。
 「医行為の範囲の明確化(診療看護師資格の新設)」では、「特定看護師」(仮称)の制度化に向けたモデル事業を早急に実施し、特定看護師の業務範囲、自立的な判断が可能な範囲などについて並行して検討する。また、これとは別に、医師と協働、連携して医療行為の一部を担う「診療看護師」(仮称)の資格創設に向け、特定看護師のモデル事業を踏まえつつ検討に着手するとした。

 分科会長の大塚耕平内閣府副大臣は、会合後の記者会見で、「担当省庁や各方面からの意見を踏まえて対処方針そのものが変わっていく可能性はもちろんある」と述べた。また、各省庁との交渉などの結果、対応が決定するものもあれば、論点整理でとどめるものも出てくるとの認識を示した。

キャリアブレイン

保険診療と自費診療併用出来るってこと?そんなのあり?

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98歳男性に同時手術成功 国内最高齢、滋賀医大

 滋賀医大病院(大津市)は30日、98歳の男性に腹部大動脈瘤と急性胆のう炎の同時手術を実施、成功したと発表した。同病院によると、この合併症例の手術では国内で最高齢。

 男性は滋賀県近江八幡市の細垣高男さん。病棟で「助けてくださったことに感謝している」と喜びの表情を見せた。

 記者会見した心臓血管外科の鈴木友彰講師らによると、手術は3月12日に約6時間実施された。

 搬送された細垣さんは敗血症で全身状態が悪化。腹部に直径約10センチの大動脈瘤の破裂があり、切除し人工血管に置き換える緊急手術をした。

 その後、胆のうが破裂して胆汁が大量に漏れており、急性壊疽性胆のう炎も併発していると診断。消化器外科チームが胆のうの摘出手術をした。細垣さんは自力歩行ができるまでに回復、あと約1カ月で退院の見込み。

 鈴木講師は「救急車から直接手術室に搬送できるシステムで手術までの時間を約1時間短縮できた。細垣さんは体力があり手術に耐えられたのだろう」と話した。【共同通信】

98歳かすごいね!私はそこまで生きる自信ない!お疲れ様!皆に希望を持たさせてくれます!

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