2010.04.08 06:13 |  診療  |  開業 / 病院経営  |  医療制度 / 行政  |  その他(医療関連)  |  shushu  | 推薦数 : 1

医療費明細書

医療費明細書1

 医療費明細書発行がこの4月から病院に原則義務化された。患者さんは病院にかかって会計をする際に、窓口で領収書と明細書を受け取る。これまでは何にどれくらいお金がかかっていたのか支払いをする患者側にははっきりしなかったが、これからはこの明細書を見ればよくわかる、医療の「見える化」なわけだ。

 医局に入るとH先生がソファに腰掛けて新聞を読んでいる。

「事務方が大変みたい。4月1日からの明細書発行準備やらなんやらで」

「明細書だけじゃなくて、そもそも診療報酬自体も改訂になるからね。明細書なんか出したら僕らも外来でうるさく言われるようになるよ」

 H先生は新聞をたたみながら相手をしてくれる。

 「うるさく言われるって、何を?患者さんから?」

 「この検査は何ですか?どうしてこんなに高いんですか?この薬は何ですか?本当に必要だったんですか?前の病院ではこんな検査やりませんでした。別の病院ではこんなに治療代はかかりませんでした。」

 「そんなこと言うかな?」

 「もちろんすべて患者が、とは言わないよ。でも、自分がどんな治療を受けているのか知ることが患者の権利だし、それがかしこい患者だと思って実践している人がいるでしょう?そういう人が増える。」

 「ジェネリックに変えてください、って言う人とか?」

 「それも一つ。まぁ、実際権利と言われればその通りなんだから、それをどうこう言うつもりもないんだけど、さ・・・」

 H先生お得意の嫌みっぽい物言いが始まった。でも私はH先生のこの嫌みっぽい言い方が嫌いではない。ある種の真実を斜め上から語るようなところがあるからだ。多くの人が見落とすような視点。

 「何が問題でしょうか?私も確かに悪くはないと思うんですけど、でも実際に患者さんのためになるのかって言われると自信を持てないんですよ」

 「何がいけないと思う?」

 「まず、患者さんが自分の受けている治療を知る、という意味ではいいんですけど、じゃあ、なんのために知ろうとしているのか、ってところにひっかかるんですよ」

 「チェックされているような気分でしょう?真田先生は私に何をやったのか?」

 「そうそう。別に私たち医者は不必要な検査とか、不必要な薬を投与することなんかないんですよ。必要だと思うからやっているんであって。信頼してほしいじゃないですか、私のやっていることを。それを高い検査ならいやだとか、なんで必要なのか?とか言われると・・・」

 「信頼関係が築けない・・・」

 「そうか。そうなんですよ。痛くない腹を探られる感じ。患者の知る権利なんて言われると、そもそもその権利を我々が阻害していて、それを患者側が奪還しようとしているような、なんか、そんな戦っているような感じがするんですよ」

 「○○しましょう、それがかしこい患者です、なんてプロモーションされると、我々医療側が何も知らない患者を欺していることが通常だ、っていう気分が蔓延するんだよ」

 「病院で何をされたのか、患者の知る権利です。明細書をもらってちゃんとチェックしましょう!ってことですね」

 「欺されているような気分の蔓延、こういうことは全く別の効果を医療の世界に及ぼす。僕たちの世界にはプラセボ、というものがある。なんの有効成分が入っていないような薬でも、治療薬だと思って服用すればちゃんと効果が出てしまう。信頼している医師に診てもらえば、それだけで症状の半分が直ってしまうような。病は気から・・・は本当だよ。この先生に見てもらえば必ず治る、そう信じ込ませる信頼関係が実は医療の上ではとても重要なんだよ。」

 H先生は遠い目をする。

 「医療情報の開示は、ある意味患者に自分の医療を、誰も信じずに自己管理させることでもある。病気の時は人間弱くなるんだよ。弱い時ほど、『もうおまかせしますからよろしくお願いします』って投げ出せる方が楽なんだよ。医者―患者の信頼関係できないような気分を蔓延させる制度が、本当に医療の質を上げるのかどうか、僕は疑問だね」 朝日

すべて無料で発行が問題じゃないですか?

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超多剤耐性菌、国内初確認 船橋市の病院、20代患者

 千葉県船橋市の市立医療センターに入院していた20代の患者が、国内で使われている30種類以上の抗生物質がすべて効かない、極めて耐性の強いアシネトバクター菌に感染していたことが7日、分かった。患者は既に回復して退院し、院内感染もなかった。

 池康嘉群馬大教授(細菌学)によると、抗生物質がまったく効かないアシネトバクター菌の感染が国内で確認されたのは初めて。

 池教授は「多剤耐性菌はほかにもあり、今回は一つの例にすぎない。海外から持ち込まれて感染する危険は常にあり、対策が重要だ」と話している。

 同センターによると、患者は昨年7月上旬、けがで入院していた米国の病院から同センターに転院した。抗生物質を投与したが効果がみられず、検査でアシネトバクター菌が検出された。患者を感染症対策を施した個室に移動させた。

 アシネトバクター菌は水回りや土壌などの自然界のほか、人間の皮膚などにも広く存在。通常は健康な人への病原性は弱いが、免疫力が低下した人が感染すると肺炎や敗血症を起こし、死亡することもある。【共同通信】

長期の抗生剤の投与は避けないとね!

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喫煙率、男性は減少傾向、女性は30、40歳代で増加傾向

 独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センターはこのほど、2008年の成人の喫煙率が男性36.8%、女性9.1%だったと発表した。1995年以降、男性はすべての年齢階級で減少傾向にあるが、女性は30歳代と40歳代で増加傾向にある。07年6月に策定された国の「がん対策推進基本計画」では、発がんリスクの低減を図るため、喫煙の及ぼす健康影響についてすべての国民が十分に認識することなどをたばこ対策の目標に掲げている。

 発表したのは、厚生労働省の「国民健康・栄養調査」と「国民生活基礎調査」のうち、国と都道府県別の喫煙状況のデータを基にまとめたもの。

 07年の成人喫煙率を都道府県別に見ると、男性では青森(45.3%)、北海道(43.9%)、福島(42.8%)などで高く、女性では北海道(20.6%)、東京(14.9%)、神奈川と青森(14.7%)などの順だった。一方、低いのは、男性では奈良(34.9%)、島根(35.8%)、京都(36.6%)など。女性では島根(7.0%)、鹿児島(7.9%)、福井(8.1%)などだった。

キャリアブレイン

解剖した時喫煙者の肺はニコチンでドロドロでした、なんで自らあの肺になるんだろうか?不思議

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健保組合、過去最悪の6600億円赤字に

 全国の健保組合で構成される健康保険組合連合会(健保連)は4月7日、景気低迷による保険料収入の減少などで、今年度の健保組合全体の赤字額が過去最悪の6600億円に膨らむ見込みだと発表した。赤字額は昨年度から398億円増となる。対馬忠明専務理事は同日の記者会見で、「賃金が全く上がらない中で、保険料率の引き上げも視野に入れながら対応していかなければならない」と述べた。

 集計結果は、今年度予算データの報告があった1313組合の数値を基に、全1462組合(4月1日現在)ベースの予算状況を推計したもの。

 全組合平均での保険料率は7.616%(昨年度比0.187%増)になったが、被保険者や平均標準報酬月額、平均標準賞与額の減少などによって全体の保険料収入は昨年度比1.36%減り、経常収入では2.20%の減少になる見通しだ。特に賞与額の減少が著しいという。経常支出も1.43%減少するが、今年度の経常収支は過去最悪の6605億円の赤字になると推計している。

 赤字組合は57組合減り、1295組合(全体の88.58%)になると推計。赤字組合の割合は昨年度の91.04%からやや改善する見通しだが、健保連では「依然として厳しい状況が続いている」と見ている。
 経済・雇用情勢の急激な改善が期待できない一方、法定給付費や納付金などの増加が見込まれるため、健保連では来年度以降も財政状況が一層深刻化し、危機的な状況に陥ると懸念している。

 今回の予算には、国会で審議中の全国健康保険協会(協会けんぽ)の国庫負担を健保組合などが「肩代わり」する特例措置を盛り込んだ法案の影響は加味しておらず、法案が成立した場合は今年度に330億円、来年度に500億円のそれぞれ負担増になるという。健保連は、同法案の修正を求め意見広告などの活動を続けてきたが、13日には衆院厚生労働委員会に出席し、意見陳述する予定だ。

キャリアブレイン

社保の査定率も上げなければならないんでしょうか?

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白血病治療の「末梢血移植」血縁者以外も

 骨髄移植推進財団は、白血病治療のため、健康な人の血液(末梢(まっしょう)血)から血液のもとになる造血幹細胞を取り出して患者に移植する「末梢血幹細胞移植」について、控えていた非血縁者間の移植を今年10月から実施する方針を固めた。


 末梢血移植は、海外では白血病治療の主流となっているが、国内では2002年に提供前に幹細胞を増やす薬の注射を受けた女性(63)が急性骨髄性白血病を発症して死亡。薬の安全性に懸念が示され、移植は血縁者間に限定されていたため、年間500件前後にとどまっている。

 このため、厚生労働省研究班などは、幹細胞を提供した3264人を最長5年間追跡調査。その結果、白血病の発症例はなく、「薬と白血病の因果関係は否定できる」と結論づけた。

 財団は厚労省の了承を得た後、運営する日本骨髄バンクの登録者(約36万人)の中から提供者を選定。年内は5~10施設に限定して1~2件を実施する。来年は15~20件を実施する方針で、5年後以降は160施設体制で、非血縁者間の骨髄移植(年間約1200件)並みの移植を目指す。

 研究班の宮村耕一・名古屋第一赤十字病院部長は「現在は骨髄バンク登録患者の4割しか移植を受けられていない。実現すれば、大きな前進」と話している。

読売新聞)
昔は駄目だったんですけど、今では助かりそうですね?

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