日病・次期会長に聖隷浜松病院長の堺氏

 日本病院会(日病、山本修三会長)は3月27日の理事会で、月内で任期満了となる山本会長の後任として、副会長の堺常雄氏(聖隷浜松病院長)を会長に据える役員人事を決定した。堺氏は同日に開いた記者会見で、「今後、日本の医療をどうするのか。あるいは診療報酬も含めて、政策に対してさまざまな病院の考えを集約して提言できればいいと思っている」と抱負を語った。副会長以上の執行部は、堺氏を除いて7人中6人が4月から入れ替わる。

 堺氏は会見で、医療事故の死因究明制度に関して、「民主党政権になって、少し方向性が不透明なところもある。それを見極めた上で、会員病院の意見を集約しながら対応していきたい」と述べた。
 また、「政治に左右されることなく、必要な医療制度や医療提供体制の在り方などを提言できればいいと思う」と述べ、日病の政治団体である日本病院連盟に是々非々で対応する考えを強調。同連盟委員長との兼任については、「たぶん兼ねない」とした。

 このほか、レセプト(診療報酬明細書)を電子請求している医療機関に対し、4月から原則無料発行が義務付けられるレセプト並み明細書に関しては、「日病としてどういうやり方がいいのか、早急に議論したい」と述べた。

 会長以外の新役員は次の通り(敬称略)。

●副会長 ▽梶原優(千葉・板倉病院)▽相澤孝夫(長野・相澤病院)▽大道道大(大阪・森之宮病院)▽末永裕之(愛知・小牧市民病院)▽今泉暢登志(福岡赤十字病院)▽高橋正彦(茨城西南医療センター病院)

●常任理事 ▽木村壯介(東京・国際医療センター戸山病院)▽松本純夫(東京医療センター)▽中島豊爾(岡山県精神科医療センター)▽塩谷泰一(徳島県立中央病院)▽宮崎瑞穗(群馬・前橋赤十字病院)▽岡上武(大阪・済生会吹田病院)▽岡留健一郎(済生会福岡総合病院)▽藤原秀臣(茨城・土浦協同病院)▽万代恭嗣(東京・社会保険中央総合病院)▽中井修(東京・九段坂病院)▽福井次矢(東京・聖路加国際病院)▽土井章弘(岡山旭東病院)▽石井暎禧(埼玉・狭山病院)▽山田實絋(岐阜・木沢記念病院)▽武田隆久(京都・武田総合病院)▽小川嘉誉(大阪・多根総合病院)▽生野弘道(大阪・守口生野記念病院)▽安藤文英(西福岡病院)▽渡邊史朗(神奈川・湘南第一病院)

キャリアブレイン

大学医学部の計画もあるようですから?

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日医会長選、3候補が岡山で政策演説会

 日本医師会の会長選挙に立候補している唐澤祥人氏(現職)、原中勝征氏(茨城県医師会長)、森洋一氏(京都府医師会長)は3月27日、中国四国医師会連合が岡山市内で開いた政策演説会に出席し、医療費の財源確保策などに対するそれぞれの考えを示した。会長選には金丸昌弘氏(京都府医師会)も立候補しているが、この日は出席しなかった。

 原中氏、唐澤氏、森氏の順に演説し、医療費の財源確保策としては、原中氏が「まず手を付けられるのは社会保険料」「事業者負担を上げればかなりの財源が確保できるのではないか」などと提言。唐澤氏は、「消費税が上げられてもそれが医療費として回していただけるかどうか分からない」「詳細な分析に基づいて政策提言する必要がある」などと訴えた。森氏は、「国民も、医療を守るために一定程度の負担をしなければいけないという機運が出ている」と述べ、医療保険の保険料率を引き上げる一方、窓口の患者負担(現行3割)を2割に下げる形を提案した。

 一方、政権との関わりについて、原中氏は日本医師会総合政策研究機構(日医総研)の機能を強化し、「政府に対してものの言える日医」を作ると強調。「民主党には引きずられない」と語った。
 唐澤氏は「どのような政権が誕生しても、日医の使命は医療に対する国民の声を集約し、専門性を発揮して医療政策の方向性を提示することだ」と述べた。
 森氏は「政権に左右されるのではなく、国民のために」などと述べ、国民の支持を背景に政策を訴える考えを示した。

 今年夏の参院選で自民党の西島英利氏を推薦するかとの問いには、これまでの機関決定を尊重し、現時点では推薦するとの考えで一致。その一方で、会員の意見を踏まえて対応を検討する考えをそろって示した。

キャリアブレイン

三人のうちから決まりそうですね?

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