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福祉ナビ:千葉県で、視覚障害者が利用しやすい銀行づくりが進められています。

 ◆千葉県で、視覚障害者が利用しやすい銀行づくりが進められています。

 ◇窓口の振込手数料減額 3銀行、ATMと同額に 県条例に基づき不利益解消へ

 「窓口で印鑑の提出を求める時、何のために必要かを言ってもらうと安心する」「通帳を渡してくれる時は『こちらです』と言うだけでなく、ちゃんと手渡ししてほしい」

 2月中旬、千葉銀行真砂支店(千葉市美浜区)で、視覚障害者が窓口や現金自動受払機(ATM)の使い勝手を確認する「実地確認」が行われた。その後開いた反省会では、参加した視覚障害者団体の代表たちから、銀行へのさまざまな要望が出た。

 この取り組みは、千葉県が07年に施行した「障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例」に基づき、県と千葉銀行、千葉興業銀行、京葉銀行が進める視覚障害者が利用しやすい店舗づくりの一環だ。自治体と障害者、銀行の連携は全国でも珍しく、既に成果も表れている。

 その一つが、視覚障害者が銀行窓口を利用する際の振込手数料を、ATMと同額にしたことだ。千葉銀行は2月19日、千葉興業銀行と京葉銀行は3月1日からスタートした。当事者のかねての要望で、日本盲人会連合は「全国で初めてではないか」と言う。

 一部の銀行のATMは、視覚障害者が備え付けの受話器で操作案内を聞くことのできる「ハンドセット」を設置している。受話器に付いた数字のキーで暗証番号や金額を押して操作するが、振込先の銀行名や受取人名などを押すことができない。このため視覚障害者は振り込みの際には窓口を利用せざるを得ないが、窓口の手数料はATMより割高だ。例えば、千葉銀行で同行の本・支店に3万円未満を振り込む場合、ATMならば手数料は105円だが、窓口だと315円かかる。

 千葉銀行広報部は「これまで支店長の裁量で支店ごとに減額していたが、全店の統一ルールにした」と説明する。先天性全盲で、千葉市視覚障害者協会の岡田正平会長は「手数料の不平等問題は、障害者の間で不満が大きかっただけに、ありがたい。他行にも広がってもらえれば」と話す。

 こうした取り組みについて、県障害者計画推進室の田畑英典副主幹は「障害者だから手厚く対応したのではなく、ATMの普及が視覚障害者にもたらした不利益を、銀行の協力を得て解消した」と説明する。視覚障害者については、ほかにもサインを書けない人が住宅ローンを組みにくかったり、国債を買えないなどの課題もあり、「改善すべき不利益は多い」と指摘する。

 NPO視覚障害者サポートゆいの織田洋理事長によると、障害者が銀行窓口で代筆を依頼した際は、行員が代行することができると決められているが、いまだに店舗の窓口で「字を書けないのか」「家族を連れてこないとだめだ」などと言われ、手続きを拒否されることがあるという。

 織田さんは「お金は生きるためにとても大事なもの。ATMで人の手を借りなければ振り込みや通帳記入もできないという現状は悲しい。千葉県のような柔軟な取り組みがさらに広がってほしい」と期待している。【清水優子、田後真里】毎日

視覚障害者は見かけたらサポートしていく社会を根付かせないとね!

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