日本医師会の中川俊男常任理事は1月13日の定例記者会見で、同日の中央社会保険医療協議会(中医協)の総会で示された「2010年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(案)」に対する日医の見解を発表した。見解では、整理案で示された15対1入院基本料や療養病棟入院基本料の「適正化」について、「引き下げを意味しているのであれば反対」との考えを示している。 整理案では、(1)病院と診療所の再診料を統一する方向で検討する(2)外来管理加算の時間要件を廃止し、新たな要件などを検討する(3)「一般病棟15対1入院基本料」の評価の適正化を検討する(4)「療養病棟入院基本料」を適正化する(5)手厚い看護職員の配置を行う有床診療所の評価を新設する(6)特定機能病院でも小児入院医療管理料の算定ができるよう検討する(7)在宅療養支援病院の拡充を図る-などが今後の方向性として示された。
見解では(1)について、診療所の再診料引き下げによる統一は「認められない」とした上で、病院と診療所の再診料の統一は段階的に行うべきとの考えを改めて示した。
(2)の「5分要件」については、患者の待ち時間が長くなり、時間の計測が医師の診療上の妨げになっているとの調査結果を示した上で、4月の報酬改定で撤廃するよう主張。また、外来管理加算のあり方については、12年度報酬改定に向けて時間をかけて議論すべきとした。
(3)ではまず、入院基本料は全体的に引き上げるべきとの考えを示した上で、「適正化」が引き下げを意味するのであれば「反対」との考えを示した。また、医療経済実態調査の結果から、「15対1(を算定する病棟)はなんとか再生産が可能な利益を確保できているに過ぎない」と指摘。国公立病院を入院基本料別に比較すると、「15対1の赤字幅がもっとも大きい」とした。
さらに、整理案で「(看護職員の)月平均夜勤時間を72時間以内とする要件だけを満たせない場合の評価を新設する」とされたことについては、評価の新設ではなく、要件そのものを緩和するよう求めている。
(4)については、「一部引き下げを意味しているのであれば反対」との考えを表明。さらに、拙速な判断は避け、中長期的計画の下で療養病床を維持し、その評価を手厚くする必要があると指摘した。
(5)については「賛成」の考えを示した上で、重要課題として、▽入院基本料の全体的な引き上げ▽長期入院患者への適切な評価(入院期間31日以上の入院基本料の引き上げ)▽入院期間14日以内の適切な評価(入院基本料逓減7日以内を14日以内にする)―の3点を改めて示した。
(6)では、特定機能病院が小児科医の確保を進め、地域医療の現場から小児科医が失われかねないとして「反対」の考えを表明。
(7)については、在宅支援診療所の役割を十分議論することなく病院を拡大するのは「拙速」とし、在宅療養支援医療機関の役割について議論を深めた上で、病院に拡大する場合には要件を限定的にすべきとした。
■軽症患者からの特別料金徴収に慎重姿勢-中川常任理事
また整理案では、救急病院などを受診した軽症患者から、「一定の条件」を満たした場合に「特別な料金」を徴収できるよう検討する方向を打ち出したが、これについて中川常任理事は、「患者は必ずしも自分が軽症と思って来るわけではない。もう少し議論を深める必要があるのではないか」と慎重な姿勢を示した。また、この問題の背景には勤務医の疲弊などがあるとして、その根本原因として医療費抑制の問題を指摘した。
キャリアブレイン
病院にも開業医にもプラス改定でないと!
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社会保険診療報酬支払基金は1月12日、昨年12月請求分のレセプトに占める電子レセプトの割合が全体の7割を超えたと発表した。件数ベースで紙レセプトによる請求が28.8%だったのに対し、オンライン請求が56.4%、電子媒体による請求が14.8%と、合わせて71.2%が電子レセプト請求だった。
12月請求分のレセプトは医科、歯科、調剤を合わせて7371万件。医科では4242万件のうち70.3%(オンライン44.9%、電子媒体25.4%、以下同)が、歯科では860万件のうち0.7%(0.1%、0.6%)が、調剤では2269万件のうち99.8%(99.4%、0.4%)が電子レセプト請求。
さらに医科の内訳は、400床以上の病院からの99.0%(98.7%、0.2%)、400床未満の病院からの93.4%(92.6%、0.8%)、診療所からの61.1%(26.9%、34.3%)のレセプトが電子レセプトだった。
厚生労働省はレセプトの請求方法について、オンライン請求の「完全義務化」を目指していたが、昨年11月26日に施行した改正省令で、オンライン請求と電子媒体による請求を「原則」の請求方法にする方針に変更している。
キャリアブレイン
自然に増えるんですね!?手数料が差ついてるんですからね?仕方ないですね!
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日本医師会の今村定臣常任理事は1月13日の定例記者会見で、日医の「有床診療所に関する検討委員会」が取りまとめた報告書を公表した。報告書では、有床診療所の基盤を確立するためには有床診を新たな施設体系として位置付け、固有の診療報酬体系で適正に評価すべきと指摘。その上で、今後の発展に向けて有床診の理念や役割を明確にし、制度的に位置付ける必要があるとしている。【 地域医療での有床診の役割や将来展望などについて議論する同委員会は、2008年8月に唐澤祥人会長から「有床診療所の適正な評価に向けた方策-発展と安定運営に向けて-」について検討するよう諮問され、昨年10月まで議論を重ねて審議結果を取りまとめた。
報告書は、▽有床診の現況▽役割と機能▽基盤の構築▽発展に向けて-の4本柱で構成されている。
現況ではまず、有床診の減少傾向に言及。医療施設静態調査の結果を基に、08年10月現在の1万1500施設に対し、1998年の同月は1万9397施設だったとし、10年で毎年790施設、毎日2施設強が病床運用を止めていることになると指摘した。その原因として、経営維持の困難性や、低額に抑えられた入院基本料の設定などを挙げている。
有床診の役割・機能については、▽病院からの早期退院患者を在宅・介護施設へ受け渡す▽専門医療を担って病院の役割を補完する▽緊急時に対応する▽在宅医療の拠点となる▽終末期医療を担う-の5項目を示した。また、ニーズに合わせて柔軟に対応できることが有床診の特質として、特定の機能に制度的な基準や規制を適用することは適当でないとした。
有床診の基盤の構築については、診療報酬上の適正な評価が必須とした上で、固有の診療報酬体系によって評価することが「合理的な対応」と指摘。ただ、医療法改正の課題であり、一定の時間を要するとして、当面は現行の診療報酬体系での評価が必要との認識を示した。その上で、入院基本料の低水準による深刻な状況を打開する道筋として、▽現行の入院基本料の枠組みで、看護配置に応じた入院基本料の種別を見直すと共に逓減制を緩和し、入院基本料そのものの底上げを図る▽入院患者に応じた看護配置状況の実態を踏まえ、原価に応じた入院基本料を設定する-の2点を挙げた。このほか、一般病床と療養病床の看護職員を合算した基準の設定や、施設基準などの見直しの必要性も指摘した。
さらに有床診の今後の発展に向けては、2012年度の診療報酬・介護報酬の同時改定を視野に、改めて有床診の理念や役割を明確化し、「次世代の医療施設」として制度的に位置付ける必要があると主張。また、現状では制度化する具体的な機運は見通せないとして、当面は次期診療報酬改定に向けた取り組みに最大限努力する必要があるとした。
今村常任理事は会見で、10年度以降の対応について、「次回の診療報酬改定でどのような結果が出るかが非常に大きな問題」と述べた上で、入院基本料にかかわる全般的な底上げや、「非常に激烈な(入院基本料の)逓減率」の緩和が不十分なら、さらに強く求めていかなければならないとの考えを示した。
キャリアブレイン
有床診療所の消滅率はすごいんですよ!
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医療機関の倒産が過去最高を記録
帝国データバンクが1月13日に公表した「老人福祉事業者・医療機関の倒産動向調査」によると、昨年の医療機関の倒産件数は、過去最高を記録した2007年(48件)を上回る52件だった。
病院と診療所別の内訳は、病院が11件、診療所(歯科を含む)が41件。特に診療所の倒産が07年の30件を大きく上回り過去最高を記録した。帝国データでは「年々施設数が増加しており、競争激化に伴う淘汰的要素の強い倒産が多いと考えられる」としている。
一方、病院の倒産は、07年に前年の5件から急増して過去最高の18件となり、08年が7件、昨年が11件と推移しているが、帝国データでは「昨年は診療報酬引き下げを要因とする倒産が主体となっており、これまで中心となっていた『過去の設備投資負担』『放漫経営』といった倒産と大きく質が変化していることは注目すべきポイント」としている。
倒産態様については、昨年の病院の倒産11件のうち4件が「破産」によるもので、「民事再生法」は7件。診療所では36件が「破産」で、「民事再生法」は5件だった。
帝国データでは05年から、破産や民事再生など法的整理に集計対象を限定しており、自主的な解散や「資金ショート」に伴う銀行取引停止は含まれていない。
キャリアブレイン
どんどん倒産して過疎地(無医村)が増える!
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厚生労働省は1月13日の中央社会保険医療協議会(中医協、会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)総会で、「これまでの議論の整理」を示した。この中で、調剤報酬改定に関して、▽一包化薬調剤料、内服薬調剤料の見直し▽漢方薬の湯薬調剤料の見直し▽薬局におけるハイリスク薬の服薬指導などの評価を新設▽調剤基本料の特例(18点)の見直し―の4項目を盛り込んでいる。
現行では、長期投薬時に一包化薬調剤料の方が、内服薬調剤料よりも大幅に高くなる点数設定になっており、一包化薬調剤料を内服薬調剤料の加算として位置付けた上で長期投薬時の評価を適正化するなど、格差是正を図る。投薬日数にかかわらず1調剤につき点数設定されている湯薬の調剤料は、長期投薬が増えており、調剤に要する手間に見合わなくなっているとの指摘を踏まえ、適切な評価を行う。
入院患者だけでなく、薬局での調剤時にもハイリスク薬に服薬指導の重点を置く必要があるため、患者に関連副作用の自覚症状の有無を確認するとともに、服薬中の注意事項などを詳細に説明した場合の評価を新設する。現在、調剤基本料は40点を基本としているが、経営効率が高いと考えられる薬局(処方せん受付回数4000回超/月、かつ特定保険医療機関からの集中率70%超)については特例として18点しか取れない。しかし、夜間・休日などの対応や訪問薬剤管理指導を行い、地域医療を支える薬局であっても、近隣に比較的規模の大きい病院が1施設しかないため、結果として18点となる場合があることから、そうした薬局に配慮した見直しを行う。
キャリアブレイン
薬剤師も店舗で寝泊まりするんですかね?
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中央社会保険医療協議会(中医協、会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)は1月13日の総会で、地域の特性を考慮した診療報酬体系をめぐり議論した。現在、医療法上の許可病床が100床未満の病院などで認められている緩和措置の適用について、厚生労働省は2010年度の診療報酬改定で、看護職員数が著しく少ない二次医療圏単位に試行的に拡大することを提案。これに対して、診療側は実施自体には賛意を示したが、委員からは「(医療圏を選定するデータが)実態を表していない」などの批判が上がった。一方、支払側も選定の仕方を疑問視したため、10年度の改定で実施するかどうか、次回以降の総会で再び協議することになった。
対象となる二次医療圏を選定するため、厚労省側は、一般病床のみで構成される病院(ケアミックス型などは除く)の1日平均在院患者数100人当たりの看護職員数を算出。その結果、▽北海道・北渡島檜山(45.3人)▽群馬・吾妻(48.9人)▽静岡・賀茂(50.8人)▽愛知・東三河北部(44.2人)▽滋賀・湖西(45.7人)▽和歌山・那賀(53.9人)、御坊(47.4人)▽徳島・西部Ⅱ(42.9人)▽佐賀・東部(54.1人)―の9圏を割り出した上で、隣接する都市や医療圏に医療従事者が多いなどの理由で佐賀の東部と和歌山の那賀を除外し、7圏に絞り込んだ。
医療法上の許可病床数が100床未満の病院と特別入院基本料を算定する保険医療機関は現在、1日当たりで働く看護要員数や看護要員と入院患者の比率などについて、3か月を超えない期間の1割以内の変動は、国に届け出を行う必要がない。厚労省はこの日、それを10年度の改定で7つの二次医療圏単位に試験的に拡大することを提案した。
■緩和措置の拡大で「時間が欲しい」―西澤委員
療養病床を外した理由について、厚労省保険局の佐藤敏信医療課長は、「療養病床がたくさん集まっている地域と急性期の病床で困っている地域を同列に議論できるのか、課内で議論した結果、とりあえず一般病床だけで出させていただいた」と述べ、12年度以降の改定に向けて精査する必要性を示した。
これに関して西澤寛俊委員(全日本病院協会長)は、療養病床のある中核病院の看護職員数が含まれていないことから、実態と乖離していると指摘。また、看護職員が都会に集中し、地方の病院が崩壊の危機にある現状に触れ、「行政や看護協会、わたしたち病院団体が協力しながら、都会の看護師が地方で働けるような施策も考える必要がある。そういうことをするためにも、(緩和措置の拡大で)少し時間を頂きたい」と求めた。
一方、坂本すが専門委員(日本看護協会副会長)は「要件緩和で何か月か待っても、その後どうなるのか。それで看護師が集まるかは疑問がある。看護だけでなく、医療全体を見てほしい」と要望。嘉山孝正委員(山形大医学部長)は、10年度改定での試行的な実施に反対の考えを示しながらも、「実態を表すデータが出れば、それに合わせて地域の特性を診療報酬で考慮すべきだ。ペンディングしたい」と述べた。
新たなデータを活用した二次医療圏の選定について、佐藤課長が「医療計画に基づく二次医療圏ごとの病床と人のデータはすべてあるが、電子化されていないので、電子化された形で整理するのであれば、4月1日(の改定)をにらんでとなると少し時間が足りない」との考えを示したため、次回以降の総会で再検討することになった。
キャリアブレイン
どんどん官僚の言いなりではどうしようもないでしょう?
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来年度の診療報酬改定をめぐる議論を進める中央社会保険医療協議会(中医協、会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)は1月13日、2010年に入って初めての会合を開いた。この日は総会が開催され、厚生労働省側が来年度の診療報酬改定について報告した。保険局の佐藤敏信医療課長は「入院と外来とがそれぞれ別建てで内訳としての改定率が示されたのが一つのポイント」と説明。この点について診療側の安達秀樹委員(京都府医師会副会長)は、「中医協の機能縮小、権限縮小という意図が政権にあると、われわれとしては受け取る」と述べた。
来年度の診療報酬の改定率は、薬価・材料価格を1.36%引き下げる一方、医科、歯科、調剤で構成される本体部分を1.55%引き上げ、診療報酬全体では0.19%引き上げる。本体部分の内訳は、医科1.74%、歯科2.09%、調剤0.52%のいずれも引き上げで、医科の部分では「外来」を0.31%、「入院」を3.03%引き上げるとする改定率の内訳を初めて示した。
医科の内訳が初めて示されたことについて、安達委員は「従来これは中医協の仕事だとわたしは理解をしている。あらかじめこれを決めたのは、新しい政権の下で中医協の機能は実質的に縮小するということか」と述べた。
これに対し外口崇保険局長は、「政府の考え方として、急性期の入院を充実させていくという方向もあったので、こういった方向で出すこと自体は、私は今までのやり方とそれほど変わっていない」との認識を示した。
安達委員は「大きく変わっている」と反論し、「こんなことはいまだかつてなかった。基本的に中医協の機能縮小、権限縮小という意図が政権にあると、われわれとしては受け取る」とした。
キャリアブレイン
頑張ってほしいね!
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「適切な医療費を考える民主党議員連盟」は、来年度の診療報酬改定の課題について、病院、診療所、看護などといったチームに分かれて議論し、月内に意見を取りまとめた上で、重点的に点数を付ける項目などについて要求を行う。
同議連会長の桜井充参院議員は、1月13日に開かれた勉強会後の記者会見で、病院、診療所、看護、リハビリテーション、歯科、薬科などのチームに分かれて診療報酬上の課題を議論することを明らかにした。
どの程度まで議論を進めるのかとの質問に桜井議員は、点数の詳細まで検討する時間はないとした上で、「ここは上げてくれとか、こういう点数は必要だ」といったことなどを話し合っていくとした。
意見の取りまとめ後については、民主党の幹事長室と相談するとし、「幹事長室が全部窓口になると言うのならお願いするし、議連でやれと言えば、(厚生労働省の)政務三役と話し合いをしていきたい」と述べた。
また、中央社会保険医療協議会(中医協)で診療報酬の詳細が詰められていく中、今月末の取りまとめでは時間的に厳しいのではないかとの質問には、厳しいと認めた上で、どこまで踏み込めるかが極めて大事とし、「個別の案件で、どうしても相いれないようなところが出てきたとすれば、その部分を議論する必要がある」と述べた。その上で、最も大きな問題になるのは再診料との見方を示し、別途に議論が必要になる可能性も指摘した。
キャリアブレイン
よろしくお願いします!としか言いようがないんですが!
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厚生労働省は1月13日の中央社会保険医療協議会の総会に、4月の診療報酬改定に向けたこれまでの議論の整理案を提示した。一般病棟入院基本料の入院早期の加算を引き上げるなど、入院医療の充実を図る方向を打ち出している。ただ、中医協が昨年6月に実施した医療経済実態調査の結果を踏まえて「療養病棟入院基本料」を引き下げの方向で「適正化」するほか、「一般病棟15対1入院基本料」についても「適正化」を検討する。また、2008年の前回改定で新設された「準7対1入院基本料」は、算定する病院が少ないため廃止する。
入院以外では、前回の報酬改定で外来管理加算に導入されたいわゆる「5分要件」を廃止した上で、新たな要件を検討する方向も明記した。
厚労省は、この日の意見を反映した整理案を15日の総会に改めて提示し、総会が同日にも「現時点の骨子案」としてまとめる。同省は、骨子案取りまとめの日から1週間の予定でパブリックコメントを募集する方針だ。
整理案では、昨年9月から12月までに開かれた中医協・診療報酬基本問題小委員会による計15回の議論について「一応の整理」を行った上で、社会保障審議会が昨年12月に取りまとめた2010年度診療報酬改定の基本方針に沿って方向性を示した。厚労省では中医協による今後の議論で、「必要な変更が加えられる」としている。
整理案によると、前回の報酬改定で大幅な見直しを行った「入院時医学管理加算」の位置付けを、総合的かつ専門的な救急医療を展開する病院への評価として明確化し、名称を変更する。一方で、同加算の要件が厳しく地域の救急病院が算定しにくいとの指摘があるため、これらの病院による算定を想定した「救急医療管理加算」と「乳幼児救急医療管理加算」を引き上げると共に、救急病院に入院した後に状態が落ち着いた患者への早期の転院支援に対する評価も新設する。
手術後の患者などに高度な急性期医療を提供する「ハイケアユニット入院医療管理料」についても、点数の引き上げと要件の緩和を実施する。
一方、産科医療の充実の観点から、「ハイリスク分娩管理加算」の評価を引き上げ、同加算と「ハイリスク妊娠管理加算」の対象に「多胎妊娠発育遅延」と「子宮内胎児」を追加する。また、ハイリスクの新生児の割合が増加しているのに合わせ、新生児集中治療室(NICU)の評価を充実し、要件を緩和。さらにNICUのハイリスク児を直接受け入れる新生児治療回復室(GCU)など、後方病床の評価も充実させる。
このほか小児医療に関しては、「小児入院医療管理料」を再編し、小児の常勤医20人以上の配置を求める同管理料1と、5人以上を求める同管理料2の間に9人以上の配置を評価する新しい区分を設定する。
病院勤務医の負担軽減の観点からは、前回の改定で新設した「医師事務作業補助体制加算」に、より多くの医療クラークを確保した場合の評価を設けるほか、加算自体の引き上げと要件の緩和も行う。
■10対1にも看護必要度を導入へ
整理案によると、前回の報酬改定で7対1入院基本料に導入された「重症度・看護必要度」を、一般病棟や専門病院、特定機能病院入院基本料の10対1にも導入し、重症度や看護必要度が高い患者の受け入れを評価するための加算を新設する。
また、一般病棟入院基本料の7対1と10対1については、看護職員の月平均夜勤時間を72時間以内にする要件だけを満たせない場合の評価を新設し、この要件をクリアできないために点数が大幅にダウンするのを防ぐ。
医療療養病棟に関しては療養病棟入院基本料を引き下げると共に、入院患者が重症化する傾向があるため人員配置の要件を見直す。さらに、医療の質を向上する狙いで記録している患者の状態像などに関するデータの提出を要件にすることも検討する。
キャリアブレイン
病院は赤字なんですから、稼働出来るようにしてほしい!
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