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医療費の伸びは2%台で推移―日医

 日本医師会の中川俊男常任理事は7月29日の定例記者会見で、厚生労働省が発表した2008年度の「医療費の動向」について、「今回は稼働日数補正が行われ、診療報酬改定の影響を除く医療費の伸びは3.1%となっているが、これまでの議論は稼働日数補正前のデータで行われてきた。稼働日数補正前では08年度の医療費の伸びは2.67%と2%台となる」と主張した。

 中川常任理事はまず、「医療費の動向」について、「エビデンスを持ったデータとして診療報酬改定などの議論などで注目される」と指摘。その上で、08年度の医療費の対前年度の伸び率は1.9%で、07年度の伸び率3.1%を1.2ポイント下回ったことについて、「診療報酬の改定率マイナス0.82%以上に医療費が抑制された」との見方を示した。

 また中川常任理事は、これまで医療費を年間データで議論する場合は稼働日数補正を行っていないと前置き。その上で、厚労省が同日の中医協総会で「稼働日数補正後の医療費の伸び率は2.2%であることから、診療報酬改定(マイナス0.82%)の影響を考えれば、医療費の伸び率は、おおむね従来と同程度の水準(3%台)である」とする見解を示したことに対し、「厚労省が過去に3%台と言ってきたのは、稼働日数補正前の医療費について。伸び率が3%という主張を維持するため、稼働日数補正後の医療費を持ち出したのかもしれないが、補正前の伸び率は診療報酬改定率を除いて2%台にとどまっている」と批判した。
 さらに、医療費の伸びの内訳について、「高齢化は進展しているが、人口が減少して人口増減・高齢化の影響は縮小している」と分析。医療費全体の伸びは2%台で推移するとの見通しを示した。

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