【長崎新聞のコラム】 …最近の雇用情勢の悪化もあり、低所得者ほど必要以上に受診抑制をする傾向にあり、保険料が払えず「無保険状態」も増えるなど現行制度のひずみも出てきている▲実施当初不評だった後期高齢者医療制度の見直しについても最近は聞かない。来る衆院選では年金問題も含め、こうした医療制度の在り方も争点にしてもらいたい。(裕)(2009年6月8日付「」)全文
【信濃毎日新聞の社説】 …現役世代の負担は限界にある。サラリーマンらが加入する各健康保険組合が08年度、65歳以上の医療費を賄うために拠出した負担金は大きく増え、保険料収入の5割近くに達する。約1500ある組合の9割が赤字の見通しだ。…与党のチームは先ごろ、見直しの基本方針をまとめた。負担軽減策が前面に出て、肝心の財源問題は先送りされている。未来の世代にこれ以上つけを回さず、安心できる医療制度の見取り図をどう描くのか。各党は政策を競い、総選挙の政権公約に掲げてもらいたい。人気取りの政策でなく、責任をもって負担の論議に踏み込めるかが問われている。有権者も目を凝らしたい。(2009年4月9日)全文
【47コラム】 2008年4月1日に始まった後期高齢者医療制度。悪評のなか08年9月の自民党総裁選の最中に麻生さんと舛添さんが「廃止」をいったん口にしたくせに、すぐ後で「1年程度かけて抜本見直し」とトーンダウン。施行1年を過ぎた09年4月3日、ついに、抜本見直しをさらに今から2年以上先の消費税増税と絡めて考えると言い出した。舛添厚労相の3日午前の記者会見発言。「消費税の問題と絡んで全体の社会保障制度、医療制度をどうするかの議論が必要だ。これだけ突出して変えると言っても…」。
えーっ???!!!である。消費税引き上げは早くて2011年度以降ではなかったか。
同日午後になったら、与党プロジェクトチームも、この日の会合で抜本見直しを衆院選後、つまり早くて(?)ことし秋以降に先送りしたことを発表した。低所得者の外来負担の限度額半減を09年度補正予算に盛り込むことにするなどの若干の運用面の手直ししか打ち出さなかった。
経済危機に加えて深刻な政治危機の真っ只中にある日本。ドサクサにまぎれて政府も与党も一気に「臭いものにフタ」をしてしまった。
野党側は、もともと制度廃止を主張し、廃止法案まで提出していたが、本格審議入りさせることができないまま。そしていまや小沢民主党代表秘書起訴でごたついていて、まともな反応ができない。泣かされるのは高齢者たちだ。…(2009年4月3日 憲)このコラムの全文を読む
【琉球新報のコラム】 「交通事故に遭ってね。頭と足を打って40日間も入院していた」。版画家の儀間比呂志さんが近況を語る。「やることは、たくさんあるのに、これで終わりかと思ったよ」。多くの人に心配してもらったから、あいさつ回りをしているという▼儀間さんは、5月から絵本づくり講座を開き、ロックバンドのモンゴル800(モンパチ)と詩と絵の本を出版する準備を進めている。「モンパチ3人の年齢を合わせても僕のほうが年上。若い人から元気をもらおうと思ってね」▼ 儀間さんは86歳。…舛添要一厚生労働相が主宰し有識者で構成する「高齢者医療制度に関する検討会」が最終報告をまとめた。統一見解は示さず、後期高齢者という名称の早期見直しを明記したという。今後は与党が主導し見直し案を固める▼お年寄りが求めているのは名称変更ではなく、安心して暮らせる制度だ。 (2009年3月20日付「金口木舌」)全文
【福井新聞のコラム】 舛添要一厚生労働相は唐突に制度の抜本的見直しを口にした。麻生太郎首相も相乗り。2人の発言はそれから後退していった。麻生内閣の言う見直しはどこまで本気なのか。すっきりしない…(2008年10月6日付「越山若水」から)
【山形新聞のコラム】 …雲行きを案じてか、舛添厚労相が方針を打ち出したのが、とかく不評な後期高齢者医療制度の抜本見直しである。麻生幹事長も了承していると強調するが、公明党幹部は「聞いてない」と言うから、与党内の根回しも不十分な段階で舛添氏が“花火”を上げた格好だ。波紋が広がっている。このタイミングは足音迫る衆院選を意識しているのは明白。野党は早速「選挙対策の単なるパフォーマンス」と批判する。…新しい考えがあるなら聞こう。官僚の言いなりでなく、高齢有権者に阿(おもね)るでもなく、誰もが安心して年を取れる高齢者医療の将来像、その政治哲学が聞きたい。(2008年9月21日付「談話室」から)
新聞社のコラムをもっと読む
▼…前に宮崎市内の住職から「心で殺す」という言葉を聞いた。老親の介護に疲れふと「逝ってくれれば…」と思ってしまうことらしい。ここには人の心の悲しさがある。だが行政の論理優先の制度に人情の機微をくみ取るものは感じられない。(宮崎日日新聞2008年6月14日付「くろしお」)全文
▼…意外に知られていないのが、七十五歳以上の人が受ける「後期高齢者健診」に、腹囲測定が原則的にないことだ。七十四歳までの特定健診ではセットになっている保健指導も、盛り込まれていない。年を取ったらメタボの心配は無用、というのだろうか…(中国新聞2008年6月8日付「天風録」)全文
▼…七十五歳以上は戦争の時代を生き抜き、戦後の復興を支え、現役ではなくとも今なお、次世代に経験や知恵を伝えることのできる世代である。尊敬と感謝が制度の根底にあっていい。…(東京新聞2008年5月19日付「筆洗」)全文
▼老齢とは何か。そう問うて思想家の吉本隆明さんが言っている。自分の意志でやろうとすることと、実際の行動との背離が大きくなっていくことだと。外からは衰えや億劫(おっくう)にしか見えぬが、そこにはたくさんの思いや言葉が沈黙のうちに漂っているのだとも。・・・(東奥日報 2008年4月16日付「天地人」)全文
本当にどうなるんですかね?
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社会的弱者を切り捨てると言う事は、保険という概念が根本的に崩壊する原因に成ります。
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