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甲状腺がん診断補助剤を発売―佐藤製薬

 佐藤製薬は1月13日から、遺伝子組み換え甲状腺がん診断補助剤「タイロゲン筋注用0.9mg」を発売する。

 この製品は、米ジェンザイム社が開発した遺伝子組み換えヒト型甲状腺刺激ホルモンの筋注用凍結乾燥製剤。佐藤製薬は1995年にジェンザイム社から日本での販売権を取得し、昨年10月16日付で製造販売承認を受けた。
 分化型甲状腺がんで甲状腺全摘、または準全摘を受けた患者が、残存甲状腺組織や転移がんの有無を確認するため年に1、2回受ける検査の補助剤として使用される。
 
 佐藤製薬によると、検査では甲状腺刺激ホルモンの分泌を高める必要があり、患者は検査のたびに甲状腺ホルモン剤の服用を2週間以上中断しなければならない。患者はその間、寒気や便秘、体重増加などの甲状腺機能低下症状を引き起こし、診断後の回復にも数週間かかっていたという。
 同社では、「甲状腺がん診断補助剤としてタイロゲンを使用することで、甲状腺ホルモン剤の服用を中断する必要がなくなる。QOLを低下させずに診断を受けることが可能になる」としている。

 同社によると、甲状腺がんは日本では年間8000人ほどの発症が見られ、女性に多い。分化型の乳頭がん、濾胞がんと未分化がん、髄様がんに分類されるが、9割以上が分化型がんであるとされているという。

 

 

 


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