自民党の保利政調会長は2日、党本部で尾辻参院議員会長、津島雄二・元厚相らと会談し、後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の見直し策を次期衆院選の政権公約(マニフェスト)に盛り込むことで合意した。
早期に公明党との協議を開始することでも一致した。
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政府は2日、2009年度の予算編成で、景気重視の立場を鮮明にするため、社会保障費の自然増を毎年度2200億円抑制する方針を事実上見直すなど、弾力的に対応する方向で与党との調整に入った。
概算要求基準(シーリング)の大枠は維持するものの、他の財源措置を講じるなどして、歳出削減幅を実質的に縮小するものだ。
麻生首相は2日夜、首相官邸で記者団に対し、「シーリングは維持する。ただし、現下の経済情勢は急転直下みたいなところがあるので、どのような形が最も機動的に対応できるか党に検討するよう話した」と述べた。財政規律に配慮する一方、景気対策を重点課題とする姿勢を示したものだ。
政府は与党の了解を得た上で、3日夕に臨時閣議を開き、こうした方針を盛り込んだ「2009年度予算編成の基本方針」を決定する方針だ。具体的には、シーリングを「堅持」するとしてきた部分について、「機動的かつ柔軟に対応する」などの表現を加えるなど一部修正し、景気対策での財政需要に対応できるようにする方向で検討している。
政府のこうした対応は、自民党総務会が2日、公共事業関係費の前年度比3%削減や社会保障費の抑制を2009年度から3年間凍結するなどの意見を取りまとめたことに配慮したものだ。笹川総務会長が同日夜、首相に総務会の議事録を渡して検討を要請した。
ただ、政府・与党内には、財政再建路線を完全に棚上げすれば、次期衆院選をにらんだばらまきとの批判は免れないとして、特に公共事業費削減の凍結には慎重論も強い。河村官房長官は2日の記者会見で「財政再建の旗はもういいということにはならない」と述べた。
政府・与党では、社会保障費の抑制方針を見直す場合、たばこ税の増税で賄うことを検討している。政府内では「新たに安定財源が確保されれば、シーリングは守られたことになる」との指摘もある。(読売新聞)
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