未来のドクターたちの希望と不安

 これから医療の世界に飛び込もうとしている未来のドクターたちは、何を考え、何を求めているのか-。10月11日から13日まで開催された「国際医学生連盟日本(IFMSA-JAPAN)」の総会に出席した医学生に、将来の希望と不安を聞いた。(大戸豊)
 5年生の男子学生は小児科を希望している。誰かに志望を話すと、「大変じゃないの。大丈夫か」と心配されるという。「自分はつぶれてしまうのではないかという不安がある。でも、やりがいのある科。ぜひやってみたい」と話してくれた。一方、3年生の女子学生は、「産婦人科医になりたいと思っていたが、家族に反対され、将来の志望について悩んでいる」という。

 5年生の女子学生は、ドクターと併せ、医系技官も選択肢に入れている。「社会を変えていこうと思った場合、技官として働く方が近道なのかもしれない」と考えるようになったという。3年生の女子学生は、選択肢の一つとして産業医を考えているという。「病院よりも、むしろ企業と接している方が向いているかもしれない」という。地方の大学で学ぶ彼女は、全国の医学生と接する機会は貴重だという。

 3年生の男子学生は、「医療崩壊といわれるが、いっそのこと米国に行こうか」と友人に話すことがあるという。「医師は『職人』ではないか。腕があれば、どこででも食べていける。自由診療の国で技術に見合った報酬を受けるのもよいのではないか」と語り、「日本には海外への人材流出を引き止めるシステムがないのでは」と指摘した。

 いつか裁判に掛けられるのではないかという不安もある。
 別の5年生の男子学生は「医師不足で、科によって医師の偏りがある。どの科を選ぶべきなのか悩む」という。また、「医療事故が起こった場合、自分に過失があれば認めるが、間違っていなくても裁かれるのだろうか。医者が安心して仕事ができる仕組みがほしい」と語った。
 別の3年生の男子学生は、外科か救急医療の道を志している。日本も訴訟が増え、「医師が狙われるのでは」という不安感があるという。「わずかでもチャンスがあれば、患者を救う方に賭けるのが医者のはず。その行為で訴えられるのなら、医者はどう仕事をすればよいのか。どんな場所でも『ドクターはいませんか』と求められれば、すぐさま手を挙げ、訴訟を気にすることなく、全力を尽くして患者を助けることができる環境がほしい」と語った。キャリアブレイン

希望はあるんですか?不安ばっかりのようですけど?

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河村氏、与党との調整要請 舛添氏の後期医療私案で

 河村建夫官房長官は10日午後の記者会見で、後期高齢者医療制度の見直しに向け、舛添要一厚生労働相が提案した私案について「これまで積み上げたもの(改善策)もあるから、与党政調ともしっかり詰めてもらいたい」と述べた。
 河村氏は「この制度をなくせば済むという問題ではない。しかし、高齢者が納得できる制度でないといけない。その方針は麻生太郎首相と(舛添氏は)一致している」と強調した。
 舛添氏は同日午前の閣僚懇談会で、市町村単位で運営している国民健康保険を都道府県単位に再編した上で後期医療制度と一体化するなどの私案を説明。閣僚からは「これまでの制度が最もふさわしいと説明してきた。大幅に変わるのであればつじつまが合わない」との意見が出たという。 共同通信社

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