06年度国民医療費33.1兆円、4年ぶり減

 2006年度の国民医療費は33兆1276億円で、前年度の33兆1289億円から微減していたことが、厚生労働省が8月28日に公表した「2006年度国民医療費の概況」から分かった。国民医療費の対国民所得比も、8.88%と前年度の9.04%から減少した。同省によると、国民医療費が減少に転じたのは、02年度以来4年ぶり。同省では、06年4月に診療報酬と薬価が引き下げられた影響とみている。
 06年度の国民医療費を診療種類別に見ると、病院や診療所の「入院外医療費」が12兆7925億円で、前年度の12兆8499億円から574億円の減となった。また、「歯科診療医療費」は2兆5039億円で、前年度の2兆5766億円から727億円減少した。
 一方、「入院医療費」は前年度の12兆1178億円から1365億円増加し、12兆2543億円になった。

 年齢別では、「0-14歳」が2兆2134億円(前年度2兆2767億円)と633億円の減。同様に、「15-44歳」が4兆7719億円(同5兆665億円)で2946億円減った。逆に、「45-64歳」が9兆190億円(同8兆8951億円)で1239億円の増。「65歳以上」も17兆1233億円(同16兆8906億円)と、2327億円増えた。
 「65歳以上」の国民医療費が全体に占める割合は51.7%で、前年度の51.0%から0.7ポイント増加した。

 一人当たり国民医療費は、「65歳未満」の15万8200円に対し、「65歳以上」では64万3600円だった。

 国民医療費は一般診療や歯科診療、薬局調剤などで保険者が医療機関に支払った医療費などの推計額。一方、同省が7月に発表した概算医療費は、医療機関から審査・支払機関へのレセプトの請求額。

 

 

 


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