高齢者は社会的弱者?
厚生労働省の取り組みや今後の方向性などを広く知ってもらおうと、同省は8月1日までに、広報用のパンフレットを作成した。その中で、「1人当たりの診療費を見ても、老人は若人の5倍となっています」と、老人医療費が医療財政を圧迫していることを指摘。「高齢者といえば、社会的弱者と見られがちですが、実は8-9割の高齢者は、通常は介護や援護を必要とせずに暮らしています」としている。
パンフレットでは、厚労省の沿革や組織図、各部局が取り組んでいる課題などを、「統計情報部」「保険局」「老健局」などの部局ごとに紹介している。
医療機関が受け取る診療報酬や保険制度にかかわる「保険局」では、医療費が毎年増加し続けていることを示す統計データを紹介。「1人当たりの診療費を見ても、老人は若人の5倍となっています」と説明している。
その上で、「増大する医療費の伸びをできる限り抑えつつ、国民誰もが安心して良質な医療サービスを受けることができるようにするために取り組む必要があります」と、医療費を抑制する必要性をあらためて指摘した。
医療費の抑制策としては、▽薬価差益の解消▽出来高払いと定額の報酬を支払う定額払いとの適切な組み合わせ▽大病院と診療所との適切な役割分担と提携▽高齢者にとって必要な医療の効率的な提供▽新たな高齢者医療制度の円滑な実施―を挙げた。
一方、高齢者の医療にかかわる「老健局」のページでは、「高齢者といえば、社会的弱者と見られがちですが、実は8-9割の高齢者は、通常は介護や援護を必要とせずに暮らしています」として、高齢者の健康づくりの活動などを支援し、「明るい長寿社会」をつくる必要性を述べている。
詳しくは、厚労省のパンフレットを参照。
【パンフレットのPDF】
http://www.mhlw.go.jp/wp/publish/pdf/p01.pdf
逆風にたいしての布石?
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