医療費3%増の33・4兆円 07年度概算、5年連続最高
厚生労働省は16日、2007年度の概算医療費が06年度から3・1%(1兆円)増加し、33兆4000億円に上ったと発表した。03年度以降5年連続で増加、過去最高を更新した。
概算医療費は、医療費総額を示す国民医療費の約98%分。医療費は高齢化の進展や技術の高度化で3%台の自然増が見込まれており、07年度は診療報酬改定や大きな制度改正がなく、従来水準の伸び率となった。
70歳以上の高齢者医療費は5・4%増の14兆5000億円。医療費全体の43・4%を占めた。
1人当たりの医療費は全体で8000円増の26万2000円。70歳以上は75万7000円で、70歳未満の16万1000円に対し約5倍だった。
受診した患者数を医療機関の種類別にみると、大学病院が0・1%増えたほかはいずれも減少。厚労省は「高齢患者に大学病院志向が強いため」とみている。
概算医療費は、社会保険診療報酬支払基金と国民健康保険団体連合会が審査した診療報酬明細書(レセプト)を集計した額で、自費診療分や労災などは含まれない。
共同通信社
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