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毎日新聞社

<救急医療事故>

医師の刑事免責を検討 患者側から反発も−−自民私案

 

 自民党は29日、救急救命に関係した医療事故について、事故を起こした医師らの刑事責任を免除する刑法改正の検討を始めた。党の「医療紛争処理のあり方検討会」で、座長の大村秀章衆院議員が私案として示した。免責の範囲などを今後議論するとしているが、患者側から反発も出ている。

 

 医師らは、通常の医療行為で患者が死亡したり障害が残った場合は罰せられないが、必要な注意を怠ったと判断されれば業務上過失致死傷罪が適用される。医療界から「刑事罰は医療の萎縮(いしゅく)を招く」との批判も出ていた。

 

 座長私案は、刑法の業過致死傷罪の条文に「救急救命医療で人を死傷させた時は、情状により刑を免除する」との特例を加える。厚生労働省が導入を計画する死因究明の第三者機関「医療安全調査委員会」の設置法案とセットで、議員立法による改正を目指す。

 

 医療安全調査委の検討会委員で、小児救急の誤診を受け息子を亡くした豊田郁子さん(40)は「まず免責ありきという考えはおかしい」と指摘している。【清水健二、石川淳一】

難しいですね。

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社保費の「機械的削減」撤回へ新たな活動―日医

 日本医師会(唐澤祥人会長)は7月30日、定例の記者会見を開いた。この中で中川俊男常任理事は、29日の2009年度予算概算要求基準の閣議了解を受けて、「社会保障費年2200億円の機械的削減の撤回が見送られたことは極めて遺憾」などとする見解を発表した。
 見解ではまず、「現在の医療崩壊の元凶は行き過ぎた社会保障費、とりわけ医療費の削減にある」との現状認識を示した。その上で「社会保障費の機械的削減の撤回こそが、地域医療再生の第一歩」と主張。「このような状況にあるにもかかわらず、今回も撤回が見送られたことは極めて遺憾である」とした。
 さらに、一般会計、特別会計を通じた「ムダ・ゼロ」と「政策の棚卸し」により、救急医療や医師不足対策の財源を捻出(ねんしゅつ)するとした政府の方針に対し、「緊急課題への財源捻出自体は否定しないが、これらの課題を生んだのが長年にわたる医療費の削減である。論理をすり替えて国民を欺いてはならない」と厳しく批判した。
 また、新たに安定的な財源ができた場合は、社会保障費削減の減額の可能性を政府が示唆していることに触れ、「今後、年末にかけての予算編成に向けて『社会保障費の機械的削減の撤回』を実現すべく、新たな活動を展開していく」との決意を示した。

 29日に公表された「社会保障の機能強化のための緊急対策―5つの安心プラン」についても中川常任理事は、「救急医療、産科・小児科対策、医師不足対策など、個別の対応には言及しているが、『社会保障の機能強化』の根幹である社会保障費の財源確保について明記されていない」と不満を示した。

キャリアブレイン

医療費を削減することは命を削減することなのなんですよ。なんできずかないんだろう?

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2008.07.31 06:39 |  診療  |  開業 / 病院経営  |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  その他(一般)  |  その他(医療関連)  |  shushu  | 推薦数 : 1

本当です

花火の事故、失明のケースも

 「気をつけて!! 花火の事故、やけどばかりでなく失明のケースも」―。花火による事故が増える夏場を迎え、国民生活センターは「打ち上げ花火が眼球を直撃して失明したなどという重篤な事故もある」として、注意を呼び掛けている。

 同センターによると、ロケット花火のような「玩具煙火」(おもちゃ花火)による事故の情報が同センターの危害情報システム(PIO-NET、全国消費生活情報ネットワーク・システム)に寄せられた件数は10年間で157件、危害情報の収集に協力している病院からは429件。事故の発生を月別で見ると、7-8月の夏場に集中していた。

 同センターでは「打ち上げ花火をのぞき込むなどの行為は、目に当たって失明する事故も考えられるので絶対にしてはいけない」「変形しているものは異常燃焼などの危険性があるので使用しない」などと注意を呼び掛けている。

 同センターはまた、「(品質の安全基準となる)SFマーク付きのおもちゃ花火では、花火自体の欠陥で消費者に損害を与えた場合、賠償されるとしているが、花火の特性上、燃焼してしまうものであり、欠陥を証明することは極めて困難」と指摘している。

 

 

 

キャリアブレイン

2週間後には子供のころ花火が右眼にあたり外傷性白内障の青年の手術をすることになってます、上記のようなことあるんですよ。

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2008.07.30 20:40 |  診療  |  開業 / 病院経営  |  研究  |  医療制度 / 行政  |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  その他(一般)  |  その他(医療関連)  |  shushu  | 推薦数 : 1

混迷

混迷する“医療事故調”の行方◆Vol.15
「第三の過ちを犯すな」、厚労省案に異議あり
日本医学会シンポで、学会・現場の医師が厚労省案の再考求める多数 
橋本佳子(m3.com編集長)
 

 
 「総論は賛成だが、各論には反対。これまでの検討プロセスにも疑問があり、拙速は避け、さらなる議論を尽くすべき」。日本医学会が7月28日に開催した「診療関連死の死因究明制度創設に係る公開討論会」の議論は、こう総括できる。
 
 「日本医師会は開業医の代表と言われるが、その開業医の意見すら日医は聞いていない。アンケートを行い、医師会の7割くらいが(厚労省案に)賛成だと言うが、医師会の常任理事クラスの意見を聞いただけ」(長崎県諫早医師会会長・高原晶氏)
 

 「厚労省案がこのまま実行されれば、若手医師が臨床現場からいなくなってしまう。代わりに(厚労省案の支持者は)救急医療をやってくれるのか。またグローバルスタンダードから言えば、『第三の過ち』を日本の医療は犯すことになる。医師不足、低医療費、刑事罰に結び付く医療安全調査委員会の3つだ」(済生会栗橋病院副院長・本田宏氏)

 こんな過激な発言がフロアから飛び出したほど、この公開討論会の議論が白熱したことも、特筆すべきだろう。司会を務めた門田守人・日本医学会臨床部会運営委員会委員長が、「医学会や学会などが立場を超えて、一つのテーマでここまで意見交換をしたことが今まであったのか。ここで一致団結して方向性を探っていかなければならない」と締めくくったように、シンポジストや参加者は、主催者である日本医学会、厚労省案を支持する日本医師会に対して遠慮することなく、忌憚(きたん)のない意見を述べた。換言すれば、これまでこうした議論の場がないまま、「大綱案」という法案提出の一歩手前まで来てしまったことが問題だとも言える。
 
 厚生労働省は、今年4月3日に「第三次試案」、6月13日には「医療安全調査委員会設置法案(仮称)大綱案」をそれぞれまとめているが(以下、両方を一括して「厚労省案」)、公開討論会では、一部に厚労省案を支持し、早期の制度創設を求める声が上がったものの、さらなる検討を求める声が多数派だった。厚労省は次期臨時国会への法案提出を目指しているが、現行案の見直しを迫られた格好だ(『臨時国会への法案提出に向け「大綱案」作成』を参照)。
 
 日本医学会では、「7月31日に運営部会を開催し、公開討論会の議論を踏まえ、今後の対応を検討する」(門田氏)。6月には基本的に支持する方針を打ち出しているが)「日本医学会が第三次試案の基本的方向性を支持」を参照)、どんな結論になるかが注目される。
 
 また前述の長崎県諫早医師会では、全国の郡市医師会に対して、厚労省案への意見を問うアンケートを実施する予定だ。地方の医師会が、全国の医師会に対してこうした調査を計画するのは異例だ。


 シンポジストでさえ厚労省案支持は少数派

 公開討論会の出席者は以下の通り。
 
総合司会 高久史麿:日本医学会会長
司会 門田守人:日本医学会臨床部会運営委員会委員長
    山口 徹:日本医学会臨床部会運営委員会委員長作業部会長
シンポジスト 日本内科学会:永井良三理事長
          日本外科学会:高本眞一理事
          日本救急医学会:堤晴彦理事
          日本麻酔科学会:並木昭義理事長       
          日本医師会:木下勝之常任理事       
          全日本病院協会:西澤寛俊会長
 
 代表的発言は以下の通り(発言の一部のみを抜粋)。
【厚労省案の問題点を中心に指摘】
日本内科学会:永井良三理事長
・大綱案と第三次試案の関係が不明確(第三次試案に記載されながら、大綱案への記載がない部分はどうなるのか、医療安全調査委員会と刑事訴追の関係を問題視する医療者が多いが、果たして厚労省と法務省とは何をどのように合意しているのか、その合意の実効性はあるのか、など)
・遺族が医療事故調査を求めた場合の対応(遺族が医療安全調査委員会に届け出た場合、警察に直接届け出た場合、それぞれどう対応するか、など)
・医療安全調査委員会の職権(「刑事手続きについては、委員会の専門的な判断を尊重する」とあるが、根拠や実効性はあるのか、など)
・医療安全調査委員会から警察への通知基準(大綱案では、「標準的な医療から著しく逸脱した場合」も含めているが、故意、重大な過失、隠蔽、「重過失に相当する悪質な医療」に限るべき、など)

【厚労省案の制度の根幹を中心に指摘】
日本救急医学会:堤晴彦理事
・ 今、医療界にとって、解決すべきなのは、「医療側にとって理解不能な刑事訴追」。「医師法21条の届け出」が問題なため、“医療事故調”を作ろうとしているが、この21条問題は二次的なもの。医療における業務上過失致死罪の対象となる行為を明らかにするのが先決。
・ 中立的な組織を作ること自体には異論はないが、これまでの厚生省の検討会のプロセスに疑問、要するに議論が尽くされていない。(1)1回2時間では議論ができない、座長は各委員から出された意見を「意見の分散」ととらえ、何とか既定路線に収束させようとしている、(2)警察庁や検察庁は委員ではなく、オブザーバーで出席。本来は医療者と「同じ土俵」に上がって議論すべき、(3)パブリックコメントを求めているが、その時点で「大綱案」の作成しており、形式にすぎない――など様々な問題がある。
 
全日本病院協会:西澤寛俊会長
・医療事故について、(1)説明責任と被害者への保障、(2)再発防止、この2つを同一の組織で実施することは無理であり、別個の組織とすることが必要。両方とも一緒にやろうとするとうまく機能しない。

【厚労省案を支持】
日本医師会:木下勝之常任理事
・ 福島県立大野病院事件により、外科系、産婦人科系の日常診療行為における死亡事故に対してでも、業務上過失致死罪容疑で逮捕、起訴という事態が起こり得ることが明らかになった。したがって、医師法21条による届け出義務を廃止し、警察への届け出義務を端緒とする診療関連死に対する刑事訴追の誤った方向性を正し、警察へ代わる届け出機関として医療安全調査委員会の設置が必要。
・ これまで法務省や警察庁と何度も折衝を行っている。第三次試案はその合意の下、作成している。
・ 医療安全調査委員会は、医療関係者の責任追及が目的ではなく、原因究明と再発防止を目的とした組織。調査委員会の調査により、捜査機関への通知は極めて限定された事例になり、捜査機関は医療界の代表者を中心とした調査委員会からの通知の有無を尊重して対応する。

 現状の問題点を分析し、それに見合った組織作りを

 もっとも、上記の議論はこれまで様々な場面で繰り返されてきた議論でもある。一連の議論の混乱は、現行制度の問題点と医療安全調査委員会の目的が整理されていない点にある

 医療界が最も問題視しているのは、通常の診療行為をしていても結果が悪ければ、業務上過失致死罪で起訴される可能性がある点。そうであれば、堤氏の指摘のように、業務上過失致死罪を医療にどう適用するかを検討するのが第一だろう。木下氏がいくら「医師法21条を改正。法務省などとは協議した。捜査機関は医療界の代表者を中心とした調査委員会からの通知の有無を尊重して対応する」と説明しても、永井氏のように、医療者の多くはその実効性に疑問・不安を感じている。

 また、そもそも医療安全調査委員会が、一定の事故について「捜査機関に通知する」ことは最終的には刑事訴追との連動を意味するため、その前段となる原因調査の際に、「自己に不利益な供述」を医療者に強いることを疑問視する向きも多い。正確な原因調査ができなければ、再発防止もままならない。だからこそ、西澤氏は、「目的に応じて、事故調査を行う組織を分けるべき」と主張している。

 一方、医療事故に遭った患者・遺族側にとっての現行制度の問題は、「何があったか知りたい、十分に説明をしてほしい」「再発を防止してほしい」という思いが、必ずしも十分に達せられないこと。フロアから発言した、済生会宇都宮病院(宇都宮市)院長の中澤堅次氏は、「院内調査を行い、患者さん側と一対一で向き合って経緯などを説明すれば分かってもらえる。しかし、第三者の機関が院内調査とは別に死因究明などの調査を行うことにより、かえってこうした取り組みができにくくなる。このまま法案を通せば、今より状況は悪化すると考えられる」と問題視した。

 現状の問題点は何か、「医療事故の調査」を死因究明・再発防止・家族や遺族の救済・責任追及のいずれの目的で実施するのか――。この辺りを改めて整理しないと、議論は進まないだろう。
難しい問題ですね!

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DPC、「機能係数」の議論スタート

 病院の機能によって診療報酬に差を付ける「機能係数」をめぐる議論が、スタートした。DPC(入院費の包括払い)の在り方を検討する厚生労働省の会議で、松田晋哉委員(産業医科大医学部公衆衛生学教授)が、「医療者の配置」と「受け入れ患者の重症度」を機能係数に反映させることを提案したほか、「全患者数に対する全身麻酔の割合」「病理専門医の存在割合」などを示した。委員からは「全身麻酔を一つの係数にすると、局所麻酔でいいのに全身麻酔をする可能性がある」「ICUや病理医という切り口だけで見れば、DPC病院だけ特別扱いする根拠はない」など、さまざまな指摘が相次いだ。

 中央社会保険医療協議会の診療報酬調査専門組織「DPC評価分科会」(会長=西岡清・横浜市立みなと赤十字病院長)が7月30日に開かれ、松田委員の研究班がまとめた「病院機能係数の考え方」について意見交換した。

 松田委員は、機能係数を「固定費的な部分の評価」としながらも、その病院を利用する患者の一部が負担すべき費用は、「加算」で対応すべきとした。また、病院が地域で果たしている機能を「係数」で評価する必要性も示した。
 このため、機能係数で評価するのは「すべての患者が負担すべき費用」と「地域で必要な機能に掛かる費用」になる。

 松田委員はまた、「望ましい5基準の妥当性の検討」と題する資料を示した。「ICUの評価」では、医師や看護師の配置と受け入れ患者の重症度を機能係数に反映することを提案。このほか、「全患者数に対する全麻の割合」「病理専門医の存在割合」「全患者数に対する迅速検査の割合」を示した。
 さらに、病院が地域で果たす役割の評価について、「4疾病5事業の評価」を挙げたほか、「諸外国の例」として、教育・研修の費用に関するビクトリア州の例を示した。

 質疑で、齋藤壽一委員(社会保険中央総合病院長)は、DPCを導入していない出来高算定の病院との整合性の問題を指摘。「ICUや病理医は、既存の『特掲診療料』の中に盛り込まれており、出来高の施設基準として加算されている。確かに、DPC病院は高度な医療を提供しているが、ICUや病理医という切り口だけで見れば、DPC病院だけ特別扱いする(別計算にする)説得力ある根拠がないのではないか」と質問した。

 これに対し松田委員は、「特掲診療料」(基本診療料に含まれない治療行為の評価)を見直す必要性を指摘。「特掲診療料の設定に問題がある。例えば、重症度が高い患者を診ている場合、透析に回すなどいろいろな医療行為をするので、出来高換算だと加算を付けても赤字になる。とすると、ICUの特掲診療料を算定しているかどうかではなく、重症の患者を診ているかどうかを加味する必要がある」と答えたが、齋藤委員は「DPC以外の診療報酬体系との整合性がクリアされないと、納得できる機能係数を決めにくい」と返した。

 また、池上直己委員(慶應義塾大医学部教授)が、「望ましい5つの要件」を機能係数で評価することについて疑問を呈し、「ICUがある病院とない病院がある。外科系がある病院とない病院がある。従って、すべての病院に対する加算の指標としては適切ではない。また、全身麻酔が一つの係数になると、局所麻酔でいいのに全身麻酔をする可能性がある」と指摘した。
 「考え方」については、委員からさまざまな意見が相次いだ。このため、機能係数の具体的な内容は、今後引き続き審議する。

【機能係数】
 
病院の機能によって診療報酬に差を付ける「機能係数」をめぐっては、同分科会が昨年11月に取りまとめた「提案書」に一定の方向が示されており、中医協で既に承認されている。
 それによると、「DPC対象病院として満たすことが望ましい」とされている5つの要件(特定集中治療室管理料、救命救急入院料、病理診断料、麻酔診断料、画像診断管理加算)を機能係数にすることが示されている。

 また、「高度な医療を提供する病院」や「救急、産科、小児科などの不採算部門を抱える病院」を機能係数で評価する方向も示されている。具体的には、▽不採算部門(救急、産科、小児科など)の評価▽高度な医療提供体制(救急医療など)の評価▽高度な医療提供について地域の必要性を踏まえた評価―を挙げている。
 さらに、厚労省が7月16日の中医協で示した「DPCの在り方について」では、「地域における医療の必要性を踏まえた病院機能の役割を評価すること」が加わっており、地域医療に取り組む病院を機能係数で優遇する方針が示されている。

 前年度の収入を保証する「調整係数」を2008年度の診療報酬改定以降に廃止することが中医協で既に決定しており、それに伴って新たに機能係数が導入されることになっている。ただ、廃止の時期や経過措置、廃止に伴って新たに導入する係数(機能係数)の内容については、今後の議論に委ねられている。

 

 

 

 キャリアブレイン

どう決まるかで死活問題となるんですよ!

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常勤医をやめたことがある」女性医師は7割超「卒後10年以内」の離職大半、東京医大の医師らの調査
橋本佳子(m3.com編集長)


 「常勤医をやめたことがある」女性医師は平均55%、生涯で見ると73%であり、「常勤医」をやめた時期は卒後10年以内が最も多い――。東京医科大学病理診断学准教授の泉美貴氏らの調査で、こんな結果が明らかになった(図1、2)。

 年齢別に見ても、「50~59歳」でも卒後10年以内の離職が多いことから、「女性医師の場合、従来から出産などで常勤をやめる人が多く、その対策をこれまで実施してこなかった」と泉氏は問題提起。問題解決を先送りしてきた結果が、昨今の医師不足の一因であることが示唆された。7月25日の第40回日本医学教育学会大会シンポジウム「女性医師のキャリア支援」で発表した。

 さらに、離職する時点での勤務先は大学病院が多いことから、「大学病院は教育の場ではなく、“離職の場”となっている。現在、厚生労働省は女性医師の復職支援などを検討しているが、それ以前に『いかに離職を防止するか』を考えることが不可欠」と泉氏は強調した。

   診療科別では小児科、精神科、内科一般が上位
 
 この調査は、東京女子医科大学女性生涯健康センター教授の檜垣祐子氏と共同で実施。東京医大と泉氏の出身大学の川崎医科大学の女性の卒業生、計1423人を対象に実施。711人から回答を得た。

 主な結果は以下の通り。

◆「常勤医をやめたことがある」(離職率):55% 
 ⇒ 年齢別では、「50~59歳」は73%(60歳でリタイアすると考えると、医師としてのキャリアのうち1回でも離職する率は73%。図1)

◆離職時の年齢:「25~29歳」44%、「30~34歳」42%(計86%)

◆離職時の経験年数:「1~5年」「6~10年」が大半(図2)

◆「常勤をやめた理由」(複数回答):「妊娠・出産」55 %、「育児」37%が上位

◆子供の有無別の「離職の有無」
 「子供あり」 ⇒ 「離職なし」23%、「離職あり」77%
 「子供なし」 ⇒ 「離職なし」78%、「離職あり」22%

◆診療科別の「離職の有無」:小児科74%、精神科70%、皮膚科62%、内科一般61%、耳鼻咽喉科61%が上位 
(その他、産婦人科43%、外科27%、など)

◆離職時の勤務場所:「大学病院」49~73%(年代により異なる)

◆離職医の復職状況:「常勤医として復職」33%、「パート医として復職」60%、「復職していない」5%

 制度面の充実に加えて意識面での改革も必要

 シンポジウムではこのほか、女性医師のキャリア支援に積極的に取り組んでいる事例が紹介された。

 2006年11月にスタートした東京女子医大の「女性医師再教育センター」では、いったん臨床から離れた医師などを対象に、短期間の研修などを実施し、復職支援を行っている。また同大学ではこの8月から、臨床系教員で、小学生以下の子供を持つ助教の医師(男女を問わず)を対象に、3年間を上限に「短時間勤務」を認める制度を導入するなど、様々な支援を行っている。

 また信州大学医学部では、「地域医療人育成センター」の取り組みの一環として、「女性医師・キャリア支援」プロジェクトを2006年10月から開始、医学生を対象とした選択講義「女性医師のキャリアについて考える」、各種セミナーや調査、さらには希望者とのキャリアに関する個別面談などを行っている。

 女性医師の場合、「配偶者の8割は医師」であるとの報告がある。また医療界では大学や病院の主要ポストは男性医師が大半を占め、女性医師のロールモデルの少なさを指摘する声もある。同センターがこうした事業に取り組むのは、妊娠や出産、育児などの時期に離職せずに済み、いったん臨床現場を離れても復職できる環境整備に加えて、職場の周囲の医師、配偶者、さらには女性医師自身の意識改革や精神的支援が重要だと考えているからだ。

 国家試験合格者のうち女性が占める割合は3割強、医師全体で見ると約17%は女性医で、その割合は増加傾向にある。医師不足対策として、女性医師が継続して働ける環境整備が急務だが、その際は性別を問わず、医師の勤務環境を整えるという視点が重要だろう。
なかなか難しいでしょうね?

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有床診の会議で産科系の診療所では立ち入り検査(保健所)が2度目になってきているようです。わたしのところはまだ1回しかないようですが、、。

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新臨床研修制度導入…大学医局「人手不足」 医療機関への派遣中止8割
このニュースについての掲示板

提供:毎日新聞社

【2008年7月26日】
医師不足:新臨床研修制度導入…大学医局「人手不足」 医療機関への派遣中止8割
 新人医師が2年間の研修先を自由に選べる新臨床研修制度が導入された04年度以降、大学病院の医局の約8割が人手不足などで地域の医療機関への医師派遣を中止・削減したことが、日本医師会の調査で分かった。派遣を受けられなくなった医療機関の6割以上が診療制限や診療科の閉鎖に追い込まれていた。大学から一般病院へと医師不足が広がった過程をデータで裏付けたのは初めて。【清水健二】
 今年3-5月、大学病院の1821医局を対象に実施し、1024医局から回答を得た。その結果、04年4月以降、大学から地域の病院への医師派遣を中止したり、派遣数を減らした医局は77%に達した。うち78%の医局が「臨床研修制度による人員不足」を理由に挙げた。
 医局が医師を引き揚げた医療機関は3003施設に上り、このうち17%が診療科を閉鎖、45%が外来のみの診療や診療時間短縮などの制限に踏み切ったという。診療科別では産婦人科、内科、リハビリテーション科の順に、引き揚げの割合が高かった。
 地域別に見ると、人口10万人当たりの医師数の下位9県(埼玉、茨城など)で減らされた派遣医師数は一病院平均0・28人。全国平均(0・22人)より約3割多い。
 分析した日本医師会総合政策研究機構(日医総研)は「大学病院の人材配分システムが機能しなくなったことが医師不足を顕在化し、地域間格差を広げた」と指摘している。
 新人医師は2年間で内科、外科、小児科など各科を回って総合的な診療技術を学ぶことが義務付けられた。研修先として待遇のいい大都市の病院に人気が偏り、若手の大学病院離れが起きている。
以前から問題ありだったんだよ!

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加齢による目の疾患治療剤承認

 ファイザーはこのほど、65歳以上の高齢者の失明や視力低下の主な原因となっている加齢黄斑変性症の治療剤「マクジェン硝子体内注射用キット0.3mg」の製造販売承認を取得した。加齢黄斑変性症は、加齢とともに発症の危険性が上昇し、日本や欧米などで、患者数が増加すると予想されている。
 加齢黄斑変性症には、滲出(しんしゅつ)型と委縮型の2つのタイプがある。
 滲出型は、網膜の中央部にある黄斑の裏側に破れやすい血管ができ、ここから血液や滲出液が眼底に漏れる。その結果、黄斑が変性したり、傷ついたりして、物がゆがんで見えたり、視野の中心が欠けて見えたりするなどの症状を起こす。放置すると、多くの場合、数か月から2年程度の間に視力が急速に低下するという。
 委縮型は、「ドライタイプ」とも呼ばれ、網膜の細胞が加齢のため変性し、黄白色の老廃物が蓄積して委縮する。しかし、病状の進行は緩やかで、視力はそれほど悪くならないという。

 マクジェンは、滲出型の加齢黄斑変性症の治療薬で、血液などの漏出を引き起こす原因となる体内の物質の働きを抑える。眼球内に投与する注射剤であるため、眼底に確実に到達させることができるという。

 米国で2004年12月に世界で初めて承認され、今年1月現在、53の国と地域で承認されている。日本では04年7月に希少疾病用医薬品に指定され、昨年3月に承認申請されていた。

 キャリアブレイン

ありがたいと思う人多いんだよね。

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医薬品庁:政府・与党が設置検討 薬害反省し規制部門独立

 政府・与党は、薬の審査・承認、薬害患者の被害救済などを受け持つ「医薬品庁」(仮称)の設置に向けた検討に入った。度重なる薬害事件への反省を踏まえ、厚生労働省内に同居する医薬品の産業振興部門と規制部門を分離。規制部門を厚労省の独立行政法人に統合し、同省から独立した行政組織とする構想だ。

 相次ぐ薬害事件を踏まえ、旧厚生省は97年の組織改正で、薬事行政のうち研究開発など産業振興の担当局と、安全対策など規制の担当局を分離した。しかし、同一の省が担っていることに変わりはなく、「薬害発生時など、国民から見れば疑念を招きかねない」(自民党厚生族)との指摘が出ている。こうした声が出てくる背景には生物に由来する新薬開発の増加に伴い、今後薬害発生リスクの高まりが想定されていることがある。

 政府・与党で検討を進めるのは、医薬品の承認や安全対策を受け持つ厚労省医薬食品局の一部(審査管理課、安全対策課など)を本省から切り離し、薬などの審査を行う独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」(PMDA)と統合したうえで、医薬品庁などの新しい行政組織とする案だ。現在、国には年間3万件の副作用情報が寄せられるのに対し、安全対策を担当する職員は約60人しかいない。このため、安全や審査を担当する職員を大幅に増員する。職員の身分を国家公務員とするか、非公務員型の組織とするかは未定だ。【佐藤丈一】

毎日新聞

薬害って結構あるんです。われわれも報告してるんですがね。

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