静岡県富士市議会は24日、市立病院で一定期間勤務した産科医が市内で開業する際、最大で1億円を助成する条例を可決した。同市によると、産科医の開業助成制度を条例化するのは全国でも珍しいという。
条例では、富士市立中央病院で勤務した産科医が、同市内で開業して10年以上産科医療を行う場合に、開業時に要する土地や建物、医療機器の購入費などの半額を助成。2年以上3年未満の勤務で7000万円、5年以上で1億円と、限度額は勤務年数に応じて上がる。病院勤務を経ずに市内で開業する場合でも、5000万円まで助成する。
同病院で現在勤務する産科医4人はいずれも東京慈恵会医科大から派遣されているが、同大はすでに来年3月末までに全員を引き揚げることを表明。危機感を強めた市は条例により、市立病院の産科医を確保するとともに、人口約24万人の市内に3つしかない民間の産科医院を増やす狙いだ。
条例は7月1日から施行され、2014年3月末までの時限条例。
(記事提供:共同通信社)
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