相次ぐ医務官の"暴走" 背景に「なり手不足」
刑務所での医療行為をめぐる問題が、昨年の徳島に続き、福岡でも表面化した。医療はもともと専門性が高く、医務官の対応に問題があるのかどうか、刑務所内のチェック機能は働きにくい。医務官のなり手がなかなかないことも、所内での"暴走"を許す背景にあるとみられている。
法務省矯正局によると、全国の矯正施設293カ所は医務官の定員が計332人だが、今年2月現在で36人足りていない。大規模な刑務所や拘置所でも、6施設で医務官不在になっているという。
受刑者が診療対象という特殊な環境や、医師としての研究や経験に「刑務所勤務」が寄与しないことなどが、敬遠される理由とみられている。
近畿地方の拘置所に勤務する刑務官は「所長の次に発言力を持っているのは医務官。辞められては困るので、誰も何も言えない」と打ち明ける。
一方で「受刑者の不満を減らすため、あえて多量の精神薬を処方している人もいる」と、不要な薬剤投与を批判する意見も識者の中にはある。
特定非営利活動法人(NPO法人)監獄人権センターの海渡雄一(かいど・ゆういち)弁護士は「刑務所内の医療を地域医療機関に委託したり、矯正行政から切り離して厚生労働省所管に変更するなど、透明度を高めることが必要だ」と指摘している。
共同通信社
いろんなところに医師が少ないんですね?
法医学教室もすくないんだって?
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