新型万能細胞のiPS細胞を、マウスでの開発者である山中伸弥(やまなか・しんや)・京都大教授よりも早く、人の細胞で作製した可能性が指摘されている桜田一洋(さくらだ・かずひろ)氏が9日、東京都内で講演し「山中教授のリーダーシップの下で人のiPS細胞の標準的な作製方法を探るべきだ」と述べ、同教授を中心に世界の研究者が協力する重要性を指摘した。
桜田氏はバイエル薬品(大阪市)の神戸リサーチセンター(昨年末閉鎖)のセンター長当時、人のiPS細胞作製に成功。同社が山中教授より先に特許を出願した可能性があるとして注目されている。本人は成功や出願の詳しい時期を明らかにしていない。
桜田氏は、人のiPS細胞を作製したとする論文は現時点で世界に5本あるとして「それぞれの利点や欠点を検討し、良質な細胞を効率良く作る最適な方法を見極める必要がある」と指摘。「本家本元で、国際的評価も高い山中教授が世界を束ねてほしい」と述べた。
会場からは、人のiPS細胞の作製方法をバイエルが独占する可能性があることを懸念する質問も出たが、桜田氏は「個人的には、いろんな人が協調して使っていける仕組みができればいいと思う」と答えた。
共同通信社
システムの構築と臨床の応用が早くして欲しいが出来そうな予感?
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