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2010.02.21 07:07 |  診療  |  仕事 / 職場  |  医療事故  |  春野ことり  | 推薦数 : 8

日本、大丈夫か

久々の更新です。

冬季オリンピックの真っ最中ですが、オリンピックの話題ではありません。

タイトルは以下の記事を読んだ、私の感想です。

 

 

http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0002717634.shtml

 

食事詰まらせ患者死亡 遺族に賠償へ 市立川西病院 

 川西市立川西病院(同市東畦野5)で昨年10月、入院していた兵庫県猪名川町の男性=当時(69)=が食事をのどに詰まらせて死亡していたことが16日、分かった。入院時に「食事は自分でできるが、詰め込みすぎる癖があるので見ていてほしい」と依頼を受けたが、当日は介助していなかったという。市はミスを認め同日、遺族に対して慰謝料など損害賠償として2700万円を支払うことを発表。3月定例市会に提案する。

 同病院によると、男性は昨年10月7日に肺炎で入院し、食事時の介助について、家族から申し出があった。同11日、夕食を女性看護師(45)が配膳。食べる様子を確認して病室を離れた約20分後、担当の別の女性看護師(50)が、のどを詰まらせた男性に気付いた。心肺停止状態になっていたため蘇生を試みたが、亡くなったという。

 看護記録用紙には「食事介助」「見守りが必要」などと書かれていたが、担当看護師は読んでいなかったという。配膳した看護師も、食事時の見守りに関しては知らなかったという。

 通報を受けた川西署は業務上過失致死容疑で捜査しており、看護師2人を同容疑で書類送検する方針

(2010/02/16 19:32)

 

----------------------------------------------

この記事からは亡くなった方の基礎疾患がわかりませんが、

もともと「のどに食事を詰まらせやすい人」が、病院で食事を詰まらせて亡くなったら

看護師が刑事責任を問われる国

 

日本

終わってません?

 

たしかに、こうやってイチャモンつけてくる家族は大勢いますよ。私の周囲にも

 しかし、こんなことで看護師が書類送検されてはあまりに理不尽

 看護師のなり手は益々いなくなるでしょうね

 

人が死んだら誰かを罰しないと気が済まない社会

 

日常的に人が死ぬ現場にいる私たちにとっては

明日は我が身と、身が縮む思いです

 

 

なかのひと

 

 

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コメント

コメント一覧

病院も保身に走る余り、すぐに警察へ報告したんでしょうが警察に報告する必要性がありますか?ないでしょう。

物を沢山詰め込む傾向あるのはParkinsonismのある方でよく見かけますし、そうであれば嚥下障害→窒息、嚥下性肺炎で死亡するのはParkinson病の自然経過と言ってもいいでしょう。

これは病院の危機管理体制に問題ありかもしれません。保身に走らず冷静に分析して対応して欲しかったですね。
written by Kochounoyume / 2010.02.21 18:50
Kochounoyume先生
コメントありがとうございました。
てっきり遺族が通報したものと思いましたが、病院が通報した可能性もありますね。
もしそうなら、そんな病院、絶対に勤めたくありませんがね
written by 春野ことり / 2010.02.21 21:29
市が簡単にミスを認めるのことが問題だと思います。

大野病院事件も県がミスを認めたことが発端でしたよね。
保険を通すためだったようですが、おかしな話です。
保険会社にしてみれば迷惑な話でしょう。それにこうしたことが多くなれば保険料も高くなりますから、加入している医療機関、医師の負担増になります。

なにより、ミスでもないのに「ミス」があったとされ、遺族への謝罪やら、場合によっては刑事事件にされる医療者はたまったもんじゃないと思います。

ミスがなかったら、「ミスはない」と突っぱねて欲しいです。
written by ako / 2010.02.21 21:49
akoさん、お久しぶりです.
あのakoさんですよね!?ずっと更新してないのに足を運んでいただき光栄です。
コメントありがとうございました。

本当にその通りだと思います。簡単にミスを認めないで欲しいです。
written by 春野ことり / 2010.02.21 22:18
 記事があてにならないことは通例ですが、事件は、「食事は自分でできるが、詰め込みすぎる癖があるので見ていてほしい」という話で、これが「食事介助」「見守りが必要」ということになっていて、それができなかった、ということです。
 
 家族の依頼も切迫したものではないようにも読めるし、病院の対応もそれなりのように感じます。他に窒息の要因があったのかどうかは不明です。
 
 ミスを全て免罪しろというつもりはないが、記事からは、「介助の必要性が絶対」であったという認識が、家族あるいは病院に欠けているようにみえる。
 
 その結果が、「看護師2人の業務上過失致死容疑」というのでは、責任転嫁にみえる。
 日誌をみていなかった、申し送りがなかったことが、既に「看護師には、できなかった」つまりは「無理だった」のですから。
 ただ、事件になると、関係者は一斉に隠蔽に走るわけで、何とも言えない部分が残ります。
written by トチロー / 2010.02.26 23:03
 この事件は、病院(市)の弁護士、あるいは損害保険会社の弁護士の判断で、遺族の合意をとりつけて示談とし、市が損害賠償を支払うということになった。(僕は、いつも公立病院と保険会社との損害賠償の支払い関係がわからないのですが)
 示談にしたということは、病院側に、裁判で争ったら敗訴濃厚であるという判断、あるいは裁判自体を避けたいという意向があったと思います。
 これは、医療の中味とはあまり関係がありません。

 示談が成立している遺族による通報は、なんとなくしっくりこない。あったとしたら、示談成立前か。
「通報」なのだから、警察の情報網にひっかかった形はあまり考えにくい。大野事件のように医療事件の送検が奨励されていたなら、「通報」という表現をするだろうか。
 病院の通報というのは、よくわかりません。

 市は、損害賠償することを発表することで、世論の様子をみたのか。それとも、3月議会で出す議案が通常どおり記者発表されただけなのだろうか。ひょっとして、これが「通報」の中味か?
 おそらく警察の送検方針は、単純でかなりいい加減。記事には「書類送検の予定」というリークがある。これも様子見のためか。
 保身に必死なのは患者も同じ。これからどんどん生活に困窮している人が増えるから、ここぞとばかりに、真性のイチャモンは迫力をまして増えるでしょう。そのイチャモンの原因は、医療ではないと思います。
written by トチロー / 2010.02.26 23:16
トチロー様
コメントありがとうございました。
この記事だけで詳細はよくわかりませんけれど


>>これからどんどん生活に困窮している人が増えるから、ここぞとばかりに、真性のイチャモンは迫力をまして増えるでしょう。そのイチャモンの原因は、医療ではないと思います。

orz...
重いお言葉です
written by 春野ことり / 2010.02.28 00:45
この病院の内科病棟は、高齢の寝たきり患者・認知症のある患者が多く、看護師さんは医療より介護に翻弄されている状況です。ナースコールをしても特に夜間ははすぐには対応していただけません。廊下を歩くと認知症患者の叫ぶ声や、おーい!おーい!と家族を呼ぶ声がいつも聞こえてきます。認知症患者だけでも一か所の病棟に集めることができないのかと聞いたことがあります。看護師は「私たちもそう思います。上には伝えているのですが同じです。」と言われました。
点滴が終了しているのに呼んでもなかなか看護師が来られないので事情を聞いたら食事介助が必要な人が7~8人いるように聞きました。夜勤の看護師さんは3名です。体勢に無理があったとしか思えません。
 それなのに、経営者ではなく看護師が書類送検ですか?
公立病院の経営体制の甘さに看護師が犠牲になったとしか思えません。
written by spring / 2010.03.03 22:18
>spring様
コメントありがとうございました。
承認が遅くなってすみません。この病院に入院されていたことがあるようですね。

「高齢の寝たきり患者・認知症のある患者が多く、看護師さんは医療より介護に翻弄されている状況」は、どこの病院も同じだと思います。高齢化社会で認知症の老人患者がどんどん増えています。
うちの病院も廊下を歩くとおーい!おーい!って聞こえますよ。(苦笑)springさんが書かれたことがそのままそっくり当てはまります。
看護師不足で体制に無理があるんです。
これで看護師が書類送検ではあまりに理不尽ですよね。
患者の立場の方にもご理解いただけてうれしいです。




written by 春野ことり / 2010.03.06 06:20

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