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http://mainichi.jp/area/saitama/news/20090206ddlk11070295000c.html
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ガイドライン本を買って読んだだけの付け焼刃の知識で医師に質問しまくったという記者。おそらくピントはずれな質問を執拗に「しまくった」のだろう。医師をキレさせ、それでもひるまずに質問しまくる。挙句、自分がさもよいことをしたかのように得意げに新聞記事にするこの記者に、社会人としての常識があるとは到底思えない。この文章に医師への配慮や感謝の気持ちは微塵も感じられない。こういう患者や家族が増えたことが医療崩壊を招く一因となっていることに、この記者は気付きもしないのだろう。この記者の相手をした医師に同情を禁じ得ない。
過去に書いたブログから、
http://blog.m3.com/Visa/20070430/2
「がんと私」読売新聞2006年6月16日掲載、本田真由美記者の記事より引用
「医療は万能ではなく不確実なものだ。
間もなく4年になる乳がんの闘病生活を通じて、この言葉の意味がわかるようになった。
医療の限界を実感したのは、患者になってからだ。きっかけは最初の手術から半年で見つかった局所再発だった。
彼ら(医師)は乳房全体でもすべてのがん細胞を取り切れない場合があること、標準治療がすべての人に効くかどうか分からないことーなど、人間の身体の複雑さや医療の難しさを、とことん説明してくれた。
延べ10時間は超える対話を通して、「現代医療も不完全で分からないことだらけ」ということを認識できた。
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この記者さんは、医療は不完全で分からないことだらけということを認識するのに、医師との10時間を超える対話を必要としたと書いているのだ。
ひとりで数多くの患者を担当している医師が、ひとりの患者の説明にそれぞれ10時間以上かけていたらどうなるだろうか?それは不可能な話だ。医師の貴重な時間をひとりの患者の説明のために多く使えば、当然他の患者の診療にあてがうための時間は削られる。この記者さんは、「医師の診療時間は公共の限りある資源である」ということを全く理解していない。
上の二つの記事を書いたような記者さんたちは、自分は特別な人間だから、時間をかけてもらって当然と思っているのだろうか?そうだとしたら記者の傲慢としかいいようがない。
世の中こんな記者ばかりだとしたら、病院の玄関に「新聞記者おことわり」と貼り紙をしたくなる。
そんな記者ばかりではないことはもちろん分かっているけれど・・。
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コメント
コメント一覧
ご自分の病気や、身内の病気が心配で不安になり、医者から治療後のこと(予後)や合併症、他の選択肢の話を聞きたいのは患者の立場として尤もだとは思います。
患者さんに疑問や不安があれば、その都度、説明もします。
でも、限度があるのです。
他の患者も控えており、外来、病棟、検査、外科なら手術、など限られた時間内にスケジュールをこなしていかねばなりません。
時間は限られているのです。
自分には医者が長時間説明する義務があり、それは患者の権利である・・・・とんでもない思い違いです。
そう考える患者さんや家族がいたとしたら、まず相手の立場を考えて行動して頂きたいです。
私達は、特定の患者の専属のお抱えの医者ではありません。
どの患者にとっても同じ一人の医者です。
まず、マスメディアの記者であるまえに、人間としてのエチケットをわきまえて下さい。
自分が納得できなければ、時間や他の患者の存在を度外視して、いつまでも執拗に食い下がる、気に食わなければ、新聞に書くと脅す。
社会人として最低です。
そうなんです。私たちは患者さんや家族の不安を取り除くために、些細な質問や疑問にはできる限り親切にわかりやすくお答えするように努めています。しかし、「程度問題」ですよね。上の記者さんたちのように、その「程度」がわからない人たちもいます。
最近聞いた話ですが、某新聞社の記者がどこかの病院で「俺はどんなふうにでも書けるんや」と脅しのような発言をしたとか・・。記者の中にも色々な人がいるのねえ、でもまさか・・と思ったものですが、上の平野さんの記事を読んで残念ですが「なるほど」と思ってしまいました。
さらに腹が立つのは、主治医が口を封じられていることです。なにしろ「守秘義務」がありますから具体的には何も言えません。一方的に自分の言い分だけを“公器”で垂れ流せるのは、さぞかし“快感”でしょうねえ。品格がある態度には見えませんが。
上の話は、医者が傲慢だということを書きたいようですが、マスコミ人の非常識をさらすようになっています。ただ本質は違うところにあります。保険診療上のインフォームドコンセントは必要なのか、あるいはどこまで必要なのかです。
http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/2008/08/post_d6f6_10.html
『今日の医療崩壊を招いた原因の一つに、保険診療下での医療においてインフォームドコンセントの導入を無料でしてしまったことがあります。インフォームドコンセントを要する医療が多い病院の勤務医がこうした「義務」に疲弊して、勤務医が逃散することを招きました。同意や説明しないと罰だけある状況ではそれがない環境に移るのは当たり前の話です。
結局のところ、保険診療で無理してインフォームドコンセントを導入したが上に、インフォームドコンセントをしていなければ、民事訴訟で罰だけがあるという状況は、皆保険制度そのものを揺るがすところに来てしまった。一部のマスコミでこうしたインフォームドコンセントをもてはやす報道がされたのは、皆保険制度を破綻させる悪意があったかもしれません。』
『皆保険制度を残すとし、医療上適切な治療が行われていれば、保険診療上の医療には、患者への説明や同意していないことで刑事はもちろんのこと民事上も一切の責任を負わないことを法律上明記すべきです。またこうした病状説明、インフォームドコンセントは時間ごとに最低の料金を定めるべきです。インフォームドコンセントはしたほうがいいが、金銭負担する患者側の選択にまかせるとすればかなり状況は変わると思います。』
時間X料金であれば上のようなことも少なくなります。
「記事にするぞ」をさっさと実行した記事、本当に品がないですね。
医師は「守秘義務」で何も反論できず、記者には「表現の自由」で何でもありですか。卑怯ですね。この記者さんも実名で書いているわけなので、そのお兄さんの主治医となれば、個人を特定できてしまうわけですが、こんな個人情報を公器で垂れ流してもよいのでしょうか?名誉毀損になりかねません。
気が付いたらこの記事、多くの医師ブログで話題になっているようですね。思うところは皆同じみたいです。
お久しぶりです。コメントありがとうございます。
この記者さん、いつもの「取材」の調子でガイドライン本で下調べして色々つっこんで質問したつもりのでしょうかね。でも取材で相手をキレさせるのって、記者としても失格だと思います。
たしか、ずっと以前に、akoさんからya98さんのコメントのやり取りを教えていただき、大変勉強になったのを覚えています。お越しいただいていたとは恐縮です。
「インフォームドコンセントが無料というのが医療崩壊を招いた一因」
なるほど!そうですね。弁護士の相談料は時間×料金ですが、医師は何時間患者に説明しても無料・・・。無料で何時間説明しても、相手が納得しなければ「説明義務違反」で罰だけが与えられる。
こんな制度では医療は崩壊して当然です。
更に焼け野原にしたいのでしょうか?
こんな記事書かれた主治医も迷惑ですが、信頼関係をぶち壊されたお兄さんが一番の迷惑を被っているのでしょうね。
風はば
~風はば先生、お久しぶりです。
コメントありがとうございました。
本当ですね。KYとしかいいようがない記事だと思います。
お兄さんもお気の毒です。
春野ことり
≫申し添えておくと、医師はその後も献身的に兄を診てくれた
この記者は自分の手柄だと思っているんでしょうか?。
何も聞かない、大人しい患者さんにもKYな患者さんにも医師は献身的に診てしまうのが普通なのに。
時々、ネットやガイドラインで勉強?して本を片手に『さあ、誤魔化せないぞ、俺は勉強してるんだからな』と言わんばかりの人がいますが「医師」という者を悪く勘違いしている人が結構います。マスコミの弊害としか思えません。
お父さま、かっこいいですね!そうこなくっちゃ。
でも、この記者のようなヒトだったら本当に書いちゃいそう・・。
>この記者は自分の手柄だと思っているんでしょうか?。
おそらく手柄だと思っているのでしょう。勘違いも甚だしいですね。
私は、法律にも医学にも素人ですが、複数の医療過誤裁判に関わり、過誤かどうかを調べるために、相当な労力を使い、専門論文も多数目を通しました。
その結果、医者なら3秒でわかることでも、素人は3ヶ月かけても、単なる推測や想像でしかないことがよくわかりました。
他方、患者には、病気や治療が理解できないという現実があるのも確かです。その壁をいかに埋めるかはひとつの課題だと思います。
この記事は、それを指摘しただけのように思います。
医者がキレルほど聞いたということは、記者には配慮がなかったと思いますし、そこに記者の職業的な習慣や傲慢さがあったことも確かでしょう。でも、この記事からは、内容がみえません。全ての医師が同じ水準にあるわけでもないでしょうから、一概に記者のみがおかしいとはいえないと思いましたが。
ただ、医師が読むとそうとれるのだということは、大変に参考になりました。
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