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終末期医療:延命治療の有無、「生前意思」に診療報酬 75歳以上対象--厚労省方針
http://mainichi.jp/select/science/news/20080210ddm0010401...
厚生労働省は、75歳以上で「終末期」の患者が医師らと相談し、延命治療の有無などの希望を文書などで示す「リビング・ウイル(生前の意思表示)」を作成すると、病院などに診療報酬が支払われる制度を導入する方針を決め、08年度診療報酬改定案に盛り込んだ。患者本人の希望に沿った終末期医療を実現するのが目的という。専門家らからは、意思表示や治療中止の強制につながるなど、批判の声が上がっている。(2月10日 毎日新聞)
この記事を読んでも詳細がわからないのですが、Yosyan先生が中医協の診療報酬改定案から該当部分を引用して、詳細を書かれています。とても参考になります。↓
新小児科医のつぶやき http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20080215
さて、この生前意思への診療報酬について、年齢で区切るのはおかしいだとか、労力の割りに200点では安すぎるとか、医療費削減のためだとか、色々な批判は出ているようですが、細かな問題はあるにしろ私はLiving Will(生前意思)に診療報酬を算定する方針には賛成です。
生前意思はある程度の年齢になったら、全員が記しておくのが理想だと思います。診療報酬のあるなしにかかわらずです。
しかし、日本ではなかなか浸透しません。よいとわかっていても、面倒なことって広まらないものです。
私は主婦でもあるのでスーパーに買い物に行きます。
あるスーパーではエコバックを持っているお客を1度も見たことがありません。このスーパーはエコバックを持ってきたお客に何の特典もありません。別のスーパーでは、エコバックを持参してレジ袋を断ったお客にはカードにスタンプを押しています。20個スタンプが貯まると100円のお買い物券として使えます。しかし、このスーパーでもエコバックを持っているお客は10人に1人くらいです。
私がこのスーパーでエコバックを持って買い物をしていたら知人に会いました。
「あら!ことりさん、エコバックちゃんと持ってるのね。私もそうしなくちゃと思ってはいるんだけどねー・・・」
多くの人はエコバックを持ってレジ袋をもらわないことが環境によいとわかっていながら実行していません。きっかけがないと面倒なことはなかなかしようと思わないものです。
レジ袋が有料化になったら、きっと過半数のお客がエコバック持参で買い物に来るでしょうね。人間ってそんなものです。
先日、スモーカーの知人女性がこんなことを言っていました。
「私もタバコやめなきゃいけないって思ってるのよ。でも・・・日本ってタバコが安すぎるのよね。タバコの税金をもっと高くしてくれればいいのに。一箱千円くらいだったら絶対に買わないもの」
タバコが安いから止められないとは少し勝手な言い分に聞こえますが、一理あるかも知れません。禁煙した方がよいとわかっていながら、きっかけがないと止められない人は多いでしょう。たばこが高くなって手が出ないくらいになれば、実際多くの人が禁煙可能になると思います。
エコバックにしても禁煙にしてもそうですが、本人の自主性に任せていては、一向に実行する人が増えません。社会にとってよいことは強制的に推し進めていかないといけないと思います。
本当は生前意思も皆さんが自主的に記していただくことが理想ですが、
半強制的にするくらいでないときっと広まらないでしょう。
悲しいかな、人間ってそんなものです。
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コメント
コメント一覧
Taichan
~Taichan、TB,コメントありがとうございました。
せっかく生前意思を示しても、法的に意味がないのでは仕方がないですね。本人の生前意思が文書で残っていても、結局は家族の意思が優先になるのが日本の現状です。認知能力?の人はやはり困ります。75歳といわず、60歳くらいで生前意思は残しておいて欲しいものです。
春野ことり
志村建世
~志村建世さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうですね。保険証に記録しておくのはよい方法だと思います。
春野ことり
痛い言葉ですね。
恥ずかしながら私も、エコバッグを持っていくようになったのは、最近、スタンプを押してもらえるようになってからです。
診療報酬と絡むのは、感情的な部分で賛成しかねるのですが、実際、何かきっかけのようなものがないと、なかなか、考えようとしない・・・確かにその通りです。そういった点では、特に75歳以上と区切らなくてもいいような気がします。
今は、望めば半永久的に生かされてしまうのですから、元気なうちに、どういう形の最期を望むのかを、時々、家族で話し合うことが大事だと思っています。
azuki
~azukiさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
実は私もスタンプをもらえるようになって初めてエコバッグを持つようになりました。「人間ってそんなもんです」の人間の中には自分も含まれています。
春野ことり
亡くなる(った)人(患者・被介護者):いいでしょ。無理やり生かされなくても。徘徊すると家族から職員から疎まれなくて済みますし。手紙を書けなくなる前にしたためておいたお母さんの気持ちは、手紙がなくても周囲が気づいてあげて欲しいと思います。
遺される人(家族・遺族):別れは必ず来ます。介護者と被介護者のどちらが先かも決まっていません。事前と事後に心を整える時間があれば、月単位でなくても十分ではないでしょうか?
第三者(その他大勢):言葉は悪いけれど、次の患者・被介護者さんに、物的質的ともに受け渡していけるので、今のナイナイ尽くしよりよほどいいと思います。
戦争や災害でも起きない限りで予想される人口構成から考えれば、どこかで割り切ることも必要があると思います。前向きに割り切るか、後ろ向きに割り切らされるか、の違いだけだと思います。
ただし、医療者として運用を考えると、実用困難な壁は多くあります。やはり患者より家族(って、いったい誰まで?)を意識しながら診療している部分が多いので、”患者の意思”をどこまで共有できるかといわれると辛い・・・
ハッスル
~ハッスル先生、こんにちは。
「お母さんの手紙」がなくても、周囲が気づいてあげて欲しいですね。でも、「お母さんの手紙」がなかったら、遺される家族は苦しむことになると思うのです。本人の意思が確認できれば、家族も安心できます。
「前向きに割り切る」、大変的を得たお言葉ですね。医療資源は有限です。資源を次の人々に残すことも考えなければならないと思います。
嬉しいコメントありがとうございます。
心よりお礼申し上げます。
春野ことり
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