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医龍2に関しては以前も書いた。
昨日は最終回であった。
小学生の長男と一緒に見た。
またまた、絶対にありえない!!ということが起こる医龍だが、最終回はなかなかよかった。
まずいきなり、天才外科医朝田が無理なオペをしようとし、同僚から
「医師免許剥奪されるぞ!」と言われる。
しかし、朝田は
「かまわない。患者の命が助かるのなら」
ここ、小4の息子さえ 「ありえない。」とつぶやいていた
ま、そこはさらっと流し
子供に心臓と肝臓の同時移植。しかも大人の心臓を子供に移殖するという快挙を成し遂げ
(ドラマですから・・・)
移植後、VT(注:致死性不整脈のひとつ)を起こすと、朝田は移植した心臓をしばらくの間手のひらで握り、収縮の違う箇所を手で感じ、ブラインドでクライオアブレーションをして成功。
(ドラマですから・・・)
病院職員が階段の両脇にずらりと並び、拍手喝采を浴びながらオペ着姿で階段をゆったりと下りてくる英雄オペチームたち。
(スターウォーズ第1作のラストシーンみたいだった。ま、ドラマですから・・・)
しかし、最後の方で、医学部に行っていたけれど、医者になるのがあほらしくなり、経営を学び病院経営者になったという内田有紀が、この手術を見て感動し、
「この国の医療制度は、患者のために一生懸命頑張っている医師が報われない。
日本の医療を変えなければならない。
必要なお金(医療費)は国に出させる!」
と、まるで全国医師連盟の会員かのように、我々医師の立場を代弁するようなことを言っていた。
(多少セリフ違うかも知れません)
そして、
「日本もアメリカに倣って市場原理を医療に導入し、払った額に見合う医療を受けられるようにすべきだ!」と演説していた悪徳教授 野口は、不祥事が発覚し、落ちぶれて、なぜかアメリカへ行き アメリカで倒れて救急車で運ばれる。
しかし、救急車の中でアメリカ人医師が
「こいつ、保険入ってるのか?」
「どうも入ってなさそうだぜ」
「この国では保険に入っていないやつは治療できない」
と会話するシーンが流れる。これはよかった。
アメリカのように医療に市場原理を導入するべきだと言っていた野口が、そのアメリカで医療を受けられないという皮肉が描かれ、一般の人に「市場原理を医療に導入することの怖さ」をそれとなく感じてもらえたのではないだろうか。
突っ込みどころ満載のドラマだったけれど、
思わず、最後は
「いいぞ!」
と思った医龍2でした。
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コメント
コメント一覧
たぬくまぞうさん
~たぬくまぞうさん、こんにちは。
そうですね。めでたしめでたし^^です。
春野ことり
野口教授は、なぜアメリカなのか、ちょっと強引でしたが、
救急車での会話は、映画sicko風だったのかもしれません。
Kei☆
~Kei☆さん、いらっしゃいませ。
私も、ちょっと目を離した隙に、野口教授がアメリカで倒れていて、なぜアメリカに行ったのか分からなかったのですが、たしかにSicko風でしたね。映画は関心のある人しかわざわざ観に行かないけれど、テレビドラマでやってもらえると子供から大人まで(特に若者)の啓蒙になってよいと思いました。
春野ことり
私も最終回を見ました。本当にドラマとして医師がすごくかっこよく表現されていました。同感です。ひとつだけおかしいのは、アメリカで救急車で搬送中に、病院に連れて行かないというのは、現実では起こりません。州や郡の公立病院につれて行かれて、治療は受けられます。人道的な意味と、訴訟を考えてです。ロス郡だけでも、年間に800億円のお金を保険のない人、お金のない人、メキシコなどからの不当移民者を、治療しています。この間も私の患者さんで、日本からの旅行者で、保険も、お金もないとうそをいい、心臓バイパス手術を無料で、受けました。アメリカでは、救急車のメンバーが、勝手に決める権限はありません。ドラマですから、いいですけど。現実では、陣痛を起こしてから、テキサスの国境を越えて来る不当メキシコ人移民が絶えず、たくさんの私立のERが、赤字になったのは事実です。そして私立病院のERが閉鎖されたのも事実です。でも旅行者が、怪我をして治療を受けられないというのは、Sichoのつくりあげたうそです。すみませんドラマですので、自業自得といいたかったのだと思います。横槍を入れてすみませんでした。でも、アメリカ人はあそこまで非人道的ではありません。
DAICHAN
~DAICHAN先生、またまたアメリカ臨床医としての貴重なご意見、ありがとうございます。
>アメリカ人はあそこまで非人道的ではありません。
その通りでしょうね。ドラマですから、何でも極端に表現されています。アメリカ人医師がこのドラマを見ていたら怒るかも知れませんね。
春野ことり
身を入れて見ていないので流れはまったく分かりませんが、私も最終回は珍しく、いいぞ!、と思いました。
これを見た一般人が現在の日本の医療のよさを認識してくれるといいな、とも。
ところで・・
医龍の原作を読んでいないのでなんともいえませんが、テレビドラマが原作に沿って描かれているか疑問に思っています。
一昨年亡くなられた、呼吸器科医師でもあった作者、永井明氏の初期~中期に書かれた著作(自身が体験したエピソードを下に書かれた、「ぼくが医者をやめた理由」3部作、「ストレスに効く話」他)を数冊読んでいますが、一般人から見ても、”ありえない”ような医者ものを書くとは思えないんですけどね・・。
ako
~akoさん、コメントありがとうございます。
恥ずかしながら、医龍の原作者が「ぼくが医者をやめた理由」の著者だったとは、今初めて知りました。「ぼくが・・」は医学生の時に読んだ覚えがあります。彼はたしか内科医ではなかったですか。なんだかその著書と「医龍」があまりにかけ離れていて、そう聞いても自分の中では結びつかない気がします。
私も原作を読んでいないので何とも言えませんが、ドラマは原作通りでないことが多いですよね。
春野ことり
娯楽部門は、現場取材を熱心に行い、
報道部門は現場取材は行わず、大本営発表タレ流しですか。
野戦病院の麻酔科医
~野戦病院の麻酔科医先生、コメントありがとうございます。
本当ですね。フジテレビは以前、ひどい医者叩き番組を制作していましたし、主張に一貫性がないですね。ま、テレビ局なんてそんなもんですね。結局視聴率が取れれば何でもいいんですから。
春野ことり
Merry Christmas!
~筑紫の里先生、TBありがとうございました。感想をコメントさせていただきました。私も本来のブログの目的はそういうことだったのですが、最近方向がそれてきてしまいました。また初心に帰ってみようと思います。
では、Merry Christmas!
春野ことり
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