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前回、看護師の処方解禁に反対の意見を述べました。
しかし、アメリカにはナースプラクチショナー(Nurse Practitioner)という資格があります。
ナースプラクティショナー(Nurse Practitioner)とはアメリカの医療従事者の一つである。 医師と看護師の中間的な資格であり、高度看護師の様な資格とも言える。
アメリカでは州によって違いはあるが、おおむねの場合以下のような取り扱いを受ける。
特にナースプラクティショナーは医師がいない過疎地での医療に貢献しており、アメリカでは医療費が大変に高額なこともあって低コストで必要な医療サービスを供給するシステムとして活躍している。
というもの。
規制改革会議がこういう資格を指して言っているのなら、もちろん賛成です。
記事だけ読むと、現在の看護師を処方解禁するように取れますので。
もしも今の看護師全員を処方解禁にしたら、とんでもないことになります。
看護師に処方権を与えるならば、ナースプラクティショナー(NP)にのように、きちんとした資格を作るべきです。
将来、ナースプラクティショナーが医師のいない医療過疎地で活躍することになるかも知れません。医師不足対策として、今から医学部の定員を増員するよりも、てっとり早いでしょう。
と、書いたところ、アメリカで開業しているDAICHAN先生からコメントをいただきました。以下に掲載します。
アメリカで、4年制の看護大学校(BSRN)を卒業して、2年の修士課程を終えて、HMOなどで医師の指示のもとで、働くNPや、保険所で働くNP、助産師NP、麻酔師NP、避妊や性病のNPなどがいますが、十分な薬学の知識を持たず、医師の指導なしでの処方解禁は、危険です。そして僻地での医療の助っ人は単独では無理です。以前、4年制大学で、化学科の学生のときに、看護学生の化学実験の助手として、働いた事がありますが、化学レベルでは低い気がします。そのような人が、薬学を勉強しても、医師レベルにはなれません。医師の指導なしでの単独な医療は、無理です。日本の僻地医療の医師の支援になるかもしれませんが、単独で処方箋を出し、病院勤務や、開業は無理だと思います。それよりも、北のCOSMOS先生の記事に書かれているように、日本の女医さんの育児支援や勤務時間の短縮などで、働けるようにしたほうが、現実的です。医学部の増員をしても、役に立つ一人前の医師になるには、10年はかかります。アメリカで、NPを見てきた、医師の意見です。
やはり、ナースプラクティショナー(NP)に過度の期待は禁物なようです。
実際に現地でNPを見ているDAICHAN先生がそうおっしゃっているのですから。
しかし、単独では処方は無理でも、医師不足の地域では一助になりうるのではないでしょうか。
NYの循環器医Dr.Yumi がブログにNPについて書かれています。↓
これを読む限りは、日本でも導入が望ましいように思います。
DAICHAN先生が仰るとおりで、医学部の定員を増員しても、1人前になるまで10年はかかります。
たしかに、出産、育児などで職場を離れた女医さん達を戻すのが一番手っ取り早い方法です。
しかし、働かなくても生活に困らないのにわざわざ労働環境が悲惨で危険な(業務上過失致死などありえるし、すぐ訴訟沙汰になる)職業に身を置きたくないと思っている人が多いのか、女医バンクなどの取り組みもうまく機能していないようです。
勤務時間の短縮や育児支援ももちろん大切ですが、
個人的には、訴訟や刑事罰も子持ち女医を職場から敬遠させている大きな原因なのではないかと思います。
(だって、お母さんが逮捕されたら、子供への影響は大きいでしょう)
医療をめぐる環境がよくならなければ、医師は減るばかりですね。
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