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今年封切られた映画 Sicko(シッコ)は、貧乏な人は医療を受けられないという、アメリカの医療制度を痛烈に批判した映画です。
観に行きたかったのですが、行けないまま上映が終わってしまいました。
子持ち常勤女医には映画館へ自分の好きな映画を観に行く余裕なんてありません。
(ここ何年間か、映画館で観た映画といえば、クレヨンしんちゃん、ドラエモン、ポケモンなど、子供たちのものばかり。)
で、DVDが出るのを待っています。
そんな話を知人にしていたら、ジョンQ という映画を観るといいと勧められ、早速DVDを借りて観ました。
2002年のアメリカ映画です。主演は デンゼル・ワシントン
以下、TUTAYA onlineより引用
作品紹介
愛する妻と息子の3人で平和な毎日を送っていたジョンQ。ところが、昨日まで元気だった息子が突然倒れた。息子を助けるにはすぐにでも心臓移植が必要だった。しかし彼の入っている保険では心臓移植まではまかなえない。病院の院長はお金ができたら、心臓移植待ちの患者リストに名前を載せるというが、ジョンQには全額を工面することができない。切羽詰まったジョンQは、病院を占拠し患者たちを人質に取った…。
現代の(アメリカ)医療制度のあり方、特にお金がある者だけが命が救えるかのような現状の(アメリカ)社会に一石を投じた問題作。主演のオスカー俳優、デンゼル・ワシントンが、子を思う父親を熱く演じており、観る者を感動で包む。監督はインディーズの父、ジョン・カサヴェテスの息子、ニック・カサヴェテス。アン・へッシュ、ロバート・デュバル、レイ・リオッタ、ジェームズ・ウッズら名優たちも好演。
*
ジョンは息子のために寄付金を集めますが、移植の費用どころか、入院費さえも払えず、息子は退院させられそうになります。
善良な市民であったジョンは、息子の命を救いたいあまり、犯罪行為を起こすことになります。
そして、この映画で一番心に残ったシーン
元々お金には執着のなかったジョンが、息子の寝ているベッドサイドで、息子にこう言い聞かせます。
「元気になったら、金を儲けろ。人を押しのけてでも金をもうけろ」と
このシーンは非常に悲しいです。
日本をこんな社会にはしたくありません。
この映画を見ていると、お金がないことを理由にジョンの息子を移植待期名簿に登録しようとしない病院経営者、お金持ちだけの手術をしている医師らが、本当に冷血に感じてしまいます。
しかし、悪いのは医師や経営者ではなく、アメリカの医療制度です。
日本の医療にも市場原理を持ち込もうとするきな臭い動きがあります。その手始めが、混合診療全面解禁です。
絶対に市場原理は医療に持ち込んではならないと、この映画を見て改めて思いました。
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