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なかなか更新できずに、間が空いてしまいましたが、前回のつづきです。
タッキー主演のドラマ 『君がくれた夏』 が、たまたまHDDに録画されていたので、早送りにして見てみました。
主治医が親役のタッキーと妻に、子供の肺腫瘍の試験的切除の報告をします。わが子が10万人に1人の治療困難な小児がんであることを宣告されたタッキー、
主治医は相手の神経を逆なでするような事もなく、言葉を慎重に選びながら説明をしている印象でしたが、
主治医が、手術の際、腫瘍が肋骨に浸潤していたので肋骨を3本切除したことを言うと、
タッキー「何だとお?肋骨をとったあ?なんで勝手に取るんだよー!おかしいじゃねーか!」
主治医 「肋骨まで浸潤していたのです。それぐらいひどいということなのです。」
タッキー 「しゅんじゅんって何だよ!ふざけんな!!」
妻 「つまり、肋骨まで取らないと死んじゃうってことですか」
主治医 「はい」
タッキー 「何がはいだよ!!」 主治医のむなぐらをつかんで
「10万人に1人だかなんだか知らねえが、治すのがお前らの仕事だろう!! 何とかしろー!!」
と凄みます。
普通の医師なら、こんなことをされるとビビッてしまいます。
しかし、そこで医師はひるむことなく、タッキーに
「お父さん、お気持ちはよくわかりますが、治療にはご家族の協力が必要です。これから長いつきあいになります。」
と穏やかに言っていました。
その数日後、廊下で主治医とタッキーがすれ違います。
タッキーが
「あのー、あのときは・・・」
と主治医に謝ろうとしました。
しかし主治医は、タッキーの言葉をさえぎり、謝らせませんでした!
(いいんですよ。お気持ちはよくわかりますから)みたいな感じで。(こういうセリフはありませんでしたが)
そこまで人間の出来ていない私は、なぜ謝らせないの?と思いました。
確かに、子供が小児がんになって助かる見込みがないとなれば、非常に気の毒です。しかし、だからといって何をしてもいいというわけではないと思います。
このドラマの脚本家は暗に
患者はとても辛くて弱い立場にあるのだから、医師はその横暴を許すべきだ
と言っているように思えます。
失礼ですが、この脚本家の方は、現在の医療が置かれている状況に関して、まったく無知、無頓着といえるのではないでしょうか。
このようなドラマを見て小児科を志そうと思う若者はどれくらいいるでしょう。「ああ、やっぱり小児科って大変だ。こんな風にイチイチ患者の親から怒鳴られたり、ムナグラつかまれたりするなんて。やっぱりやめよう」 と思う人のほうが多いはずです。
医師が少ないため日々多忙な業務をこなし、自らも過労死の危険にさらされながら、何も落ち度がないのに患児の家族から怒鳴られるなんて仕事・・・よほどの超人的な体力と精神力を持つ聖人君子にしか出来ません。
その聖人君子は、弱者から怒鳴られても許すべきだって・・・?
とほほ。医師への思いやりがなさすぎる世の中。
患者の横暴がはびこる今の日本、医師がモチベーションを保つのが本当に難しいのです。
そこのところ、テレビ局もよく理解してほしいものです。
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