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7月4日のNHKクローズアップ現代で、「病院再生ファンド」について特集していました。
多額の借金を抱えた病院に、銀行が新規融資する条件として経営コンサルタントを紹介するんだそうです。
「病院再生ファンド」が参入した仙台の病院が取材されていました。
この病院は8つの診療科があるのですが、コンサルタントが「診療科を減らしてリウマチ専門の特化をすべきだ。専門性がなければこの時代は生き残れない」と言っており、
院長がそれに難色を示している、ということでした。
院長の言い分は
「一般内科をなくしたら、医療難民が出る」というもの。
コンサルタントが入って専門性にこだわったために破綻した病院もあるとのこと。
経営コンサルタントのやり方に付いていけずに医師が全員入れ替わり、看護師は大量辞職。結果患者は離れていったということだそうです。
病院の専門特化を推し進めようとする経営コンサルタントに対し、 ゲストの多摩大真野教授の発言
「地域の人たちは世界一の医師に診てほしいと思っていない。自分の事をよくわかっている医師に診てほしいのだ」
「地域医療は地道な努力の積み重ねで長期的に築くもの、経営コンサルタントは短期的な結果を出そうとすることで、摩擦が生じる」
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で、ここからはブログ管理人の私見。
医療コンサルタントが医療事務作業の効率や医薬品や機材の値引き交渉などをやってくれるのは大いに結構なのですが
はっきり言って、診療には口を出して欲しくないのです。
こちらは生身の人間が相手です。医の倫理に乗っ取って仕事をしています。
ところが経営コンサルタントというのは数字だけしか見ません。真面目に患者のことを考えて良心に従って診療している医療者が、ベッドの稼働率がどうとか、売り上げがどうとかいうことだけで評価されるのは大変侮辱的です。
そんなことを言われ続けたら、私なら辞めたくなります。
利潤を追求すれば、当然過剰診療につながる可能性があります。悪徳な医療が蔓延るようになるのです。
経営上の利益追求と、医の倫理や公益性は摩擦を生じます。時と場合により、それらは相反する物となります。
普通にやっていて利益が上がるシステムならいいのですが、
今や診療報酬を引き下げられて、普通に患者さんのための医療をやっていては経営が成り立たないのです。
それが大きな問題ですね。
市場原理が医療を亡ぼす←市場原理を医療に導入したアメリカの恐ろしい実体が書いてあります。日本の将来の姿かも知れません。おすすめです。
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