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前回のエントリーは久々に3000近いアクセスがありました。
皆さんの大淀病院事件への関心の高さがうかがえます。
さて、ちょっと古いのですが、新潮45の5月号に柳田邦男氏が
日本人の教養 第42回
「医師逮捕の結末 一罰百壊の無残」
というタイトルで記事を書いていたので、一部紹介したいと思います。
今回取り上げるのは、2004年12月17日福島県大野病院で帝王切開による出産時に母親を出血多量で死亡させたとして、産婦人科医が業務上過失致死罪容疑で逮捕・起訴された事件だ。
産婦人科医が出産にからむ医療行為で、仮に何らかのミスがあったにしても、逮捕されるというのは異例の事態だ。それだけに、この逮捕事件が医療界に与えた影響は絶大だ。メディアは大きく報道し、福島県の事件がニュースになった。
その影響が顕著に表面化したのは、新しく医師になった若手の診療科選択において、「逮捕されたら大変だ」という怖れから産婦人科のなり手が激減したことだった。
そのことは以前にもこの欄で論じたが、新しいデータで見ると、日本産婦人科学会の調べでは(2006年9月集計)
医学部卒業後の2年間の研修を終えて、日本産婦人科学会に入会した”新人医師”は、次のように激減している
01年卒(03年入会) 371人
02年卒(04年入会) 352人
03年卒(05年入会) 368人
04年卒(06年入会) 283人
対前年比 △85人
産婦人科の新しいなり手が前の年の4分の3近くまで減ってしまうというのは、只事ではない。いくら少産少子化の時代とはいえ、出産数がいきなり前年の4分の3近くまで減るなどという事態になっているわけではない。
刑事訴追は、過失責任を問うだけでなく、「一罰百戒」の意味もこめられている。他の医師たちもミスをしないように気をつけろというねらいだ。
ところが現実は、事故防止どころか、出産医療を危機に追い込む「一罰百壊」の結果を招きつつあるのだ。
つづきはまた今度
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コメント
コメント一覧
産婦人科学会の入会員の数を分析するのは確かに若い医師の産婦人科医減少を見る尺度としては納得できる数字だと思いました。
~うまく言い得ていますよね。一般の人にも説得力があると思い、記事にしました。 春野ことり
付け加えるなら、産婦人科入局者は腫瘍・不妊症(内分泌)・そして周産期とさらに専門分化し、本当にお産に関わるのはこのまた数分の一ということです。つまりお産をとってくれる実数はもっと減るんですよ。
~山口先生、コメントありがとうございます~
そうですよね。産婦人科入局者が全員お産を扱うわけでもないです。この危機的状況をもっと広く国民に知ってもらわないといけないと思います。 春野ことり
会社でもミスをして困る所は自働機(自動機では無い)にやらせています。(単純作業の機械だけど)
単純な部品を作る機械だから良いけど、人間を扱うロボットなんて永久に無理だろうな。(早くドラえもんを作って)
僕も柳田邦男さんが好きです、何時も鋭い切り口で的確に要領良く書いて呉れるので分かり易くて良いですよね。(本題と大分外れたコメントになってしまいましたね、御免なさい)
~たぬくまぞうさん、コメントありがとうございます~
本題と外れていないと思いますよ。人間はミスをする。当たり前です。刑事罰はおかしいですよね。絶対にミスをしない医療ロボットを作るべき?うーん。100年後くらいにはそうなるのかな?
柳田邦男さんはさすがだなーと思います。
私のブログ、一般の方からコメントが少ないので、コメント嬉しいです。ホント。 春野ことり
~SkyTeam先生、コメントありがとうございます~
まっとうな意見がメジャーでない・・・そうなんですよね。悲しいかな。 春野ことり
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