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ピッツバーグ内科研修医先生のブログで知りました。
全国ヤブ医者マップ
これはひどい!
m3の掲示板でも話題になっているはずと、チェックしてみたら、やはりスレッドが立っていました。
あっけに取られて、言葉もありません。
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患者さんと関わるうちに、色々な家族模様が見えてくることがあります。 100人の患者さんがいれば、100通りの家族背景があります。
そのうちの、とても不幸な一例を紹介します。
レイコさん(仮名)60歳
自宅で急性心筋梗塞となり、地元の基幹病院へ救急車で搬送されたときには心肺停止。直ちに蘇生術を施行され命は取り留めましたが、蘇生後脳症のため植物状態となってしまいました。
基幹病院での入院が長期になったため、当院へ転院していらっしゃいました。
家族構成は、ご主人と息子さん、しかし、息子さんとは絶縁状態とのことでした。
レイコさんのご主人はせっせと毎日病院へ通い、レイコさんの傍らで、スタッフにあれこれ毎日苦情を言いました。
事あるごとに前の病院と比較し、
「この病院はダメだ。」
と言いました。スタッフたちもご主人の要求の高さに疲れ果てていました。
レイコさんが転院してきてから、何週間か経ったある夜、レイコさんの病室で、レイコさんの手を取り、目に涙をいっぱい浮かべている若い男性がいるのに、看護師のA子が気づきました。A子ははっと思い当たりました。
「あなたは、もしかして・・・息子さん?」
すると若者は
「父には僕が来たことを絶対に内緒にしてください」
「どうして?絶縁状態と聞いているけれど・・・」
「実は・・・」
若者は事情を説明し始めました。
息子さんはレイコさんから溺愛されて育ったそうです。
その息子さんが、恋に落ちました。「結婚したい」とご両親に紹介した女性は、9歳年上で3児の母。
ご両親は猛反対しました。
息子さんはそれでも結婚すると言い張ったそうです。
言い争っている最中にお母さんが倒れ、救急車で運ばれて植物状態に・・・。
息子さんは泣きながら話を続けました。
「僕のせいなんです。母がこんなことになったのは僕の・・・うう・・」
お父さんは息子さんがレイコさんに逢うことを許しませんでした。前の病院から転院してくるときも、「絶対に息子に転院先は教えないように」と言い残してきたそうです。
息子さんは、自分の足でせっせと色々な病院を探し、やっとお母さんを見つけたそうです。
息子さんが結婚したいと言った女性とは、その後別れてしまったとのことです。
何ともお気の毒な・・・
でも、何よりお気の毒に思うのはお父さんの心です。
レイコさんは当院での入院が長期となったため、また違う病院へ転院していきました。
特に治療が必要な状態ではないので、介護施設に入所したほうがよいと思うのですが、
「急変したときに最高の治療をして欲しい」
と望むご主人はレイコさんを施設に入れることなんてどうしても受け入れません。
今の医療制度では、長期入院の患者さんは3ヶ月で退院していただかないと病院は採算が取れません。病院に入院を続ける以上、3ヶ月ごとに病院を転々としないといけないのです。
レイコさんのご主人は最後まで病院のスタッフに文句を言っていかれました。
そして、
「もし息子が訪ねてきても、絶対に転院先は教えないでくれ」
と言い残して・・・。
何とも悲しいお話ではないでしょうか。
ご主人がレイコさんのことをとても大切に思っていらっしゃるのは間違いないと思います。レイコさんのことを大切に思うがゆえにスタッフに対して文句ばかりが出てしまうのだと思います。レイコさんのことを大事に思うばかりに息子さんのことを許せないのだろうと思います。
しかし、これではレイコさんも息子さんも、そしてご主人自身も不幸なままですね。
そのことに早く気付かれるとよいのですが・・・
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