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まずはこちらを
とりあえず、今年はPTAの役員に選出されなかったので、心配事ひとつクリアーです。ホッ。
以下、4月14日時事通信より
本人のみ意思確認0.8%=家族の意向優先半数近く-末期がん治療現場・厚労省4月14日15時31分配信 時事通信
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4月15日、中日新聞にはこのニュースについてこう書いてありました。
松島准教授(厚生労働省研究班主任研究者・東京医科歯科大学)は「医療現場では、患者本人の意思が二の次にされており、国の指針は実態に即しているとは言えない。患者の意思が尊重されるように現状を変えるには、医療従事者に対する研修を充実させるなどの対策が必要」と話している。
この先生が本当にこうおっしゃったのかどうかはわかりません。私は新聞記事のインタビューを信用していませんので。言ってもいないことを書かれる事はよくあります。(自分も経験あり。参照記事ついに天国へのビザが新聞記事に)
以下、私見を述べます。
患者の意思が尊重されるように現状を変えるために必要なのは、医療従事者の研修ではありません。
変わる必要があるのは、患者家族の意識、マスコミ、司法です。
末期癌で余命が短いと宣言されていても、それを受け入れられないご家族がいらっしゃいます。
「入院してからどんどん悪くなっている!」 (癌ってそういうものなんですよ)
麻薬製剤を処方しようとすると
「死期が早まったら責任取ってくれますか」 (そう言われても困ります)
患者さんの意識レベルが低下してくると
「もう一度話をすることはできないんですか!」 (お気の毒ですが、それは無理です)
末期癌と分かっていても、家族の死を受け入れられず
「なんとかしてください!!」
と、ヒステリックに叫ぶご家族がいらっしゃいます。
愛する家族が亡くなるというのは辛い事です。
感情的になるのもわかります。
でも、敵意にも似た感情を剥き出しにされると、医師は身の不安を感じます。
医療者への敵意を生み出す背景には、昨今の医療者を悪者とする偏った報道があります。
こういう医療への不信感むき出しのご家族に遭遇することがしばしばある以上、患者の意思がたとえ文書に残されていても、それを尊重してあげたくても、医師は家族の意向を無視するわけにはいかないでしょう。
亡くなった患者さんは「自分の意思を尊重してくれなかった」と医師を訴えることは絶対にありません。
しかし、家族からは「死を早めた」と訴えられる可能性があるからです。
過去にも記事にしましたがhttp://blog.m3.com/Visa/20061203/1
最期の機会奪った損害賠償として、たとえ癌が死因であっても医療側が訴えられて負ける判例が出ているようでは、
患者の意思よりも家族の意思を尊重せざるを得ないのではないでしょうか。
以前もおかしな国日本の終末期治療で、同じ内容の記事を書きました。
2月19日の毎日新聞の記事では
松島助教授は「中小規模の病院ではスタッフも少なく、意思確認のために患者本人の精神状態に普段以上に配慮したり、患者と家族の希望が異なった場合に対処する余裕がないのではないか」と分析している。
と書かれていました。こちらも医療者の配慮不足と言っているのは同じですが、中日新聞と読んだときの印象はかなり違います。
今回の中日新聞の書き方には
「患者の意思が尊重されないのは医者が悪い」と言っているようで、大変悪意を感じます。
こういう報道はやめていただきたいです。
「患者の意思が尊重されるように現状を変えるには、国民全体、マスコミ、司法が死に対する認識を改めないといけない」
そう思います。
以下に、日々是よろずER診療のなんちゃって救急医先生からいただいた「天国へのビザ」のレビューをもう一度ご紹介します。
今の医療の中では、
人工呼吸器のスイッチを切れば
有無を言わせず
「殺人者」
として逮捕される。
果たして、そんな世の中でいいのだろうか?
ぜひ、多くの人にこの本を読んでほしい。
この本を読めば、誰もが、冒頭の呼吸器の話は
「どこかおかしい」
と感じてくれるであろう。
世の中が「医療」に対するひいては「生命」に対する考え方を、変えていかないと
今の医療崩壊はとまらない・・・
私はそう確信している。
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