春野ことり
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2012/02 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

新着コメント

  • 診療報酬を削らないで(替え歌)
    • 321 Assurance (08.22 17:29)
    • videovlc (08.21 01:07)
    • blackhatseonj (07.22 14:08)
    • cankersore (07.17 18:49)
    • solaireek (07.14 03:11)
    • cankersorebh (07.04 10:06)
    • apandaranolllfj (06.28 23:54)
    • areferencenvme (06.21 13:48)
    • amutuellespkc (06.20 18:41)
    • amutuellemadf (06.15 03:51)
< 感想の嵐 | メイン | 医者の給料について、吠える! >
2007.04.07 18:58 |  診療  |  仕事 / 職場  |  医療事故  |  春野ことり  | 推薦数 : 4

頭痛にご注意

ブログランキングに参加したら、いっきに3位まで上昇しまして、4月5日はアクセス数が1日3千を超えました。ブログ主も大変驚いて(@@)おります。皆様、本当にご協力ありがとうございます。

これだけアクセス数が増えるとプレッシャーも感じます。下手な事書いたら非難のコメントがバンバン来そうですし・・・。(弱気な拙ブログはコメント承認制ですので、あしからず)

前々回の「甘草」の副作用について実例を挙げたエントリーが、非常に多くのコメントをいただきまして、好評だったようです。やはり、皆さんの求めているのはこういう臨床実地ネタなのか?と思い、過去に好評だったネタを再度アップしたいと思います。

↓今年の1月に書いた記事です

実はSAHを見落としました

SAHというのはクモ膜下出血のことです。歩いて来院するクモ膜下出血(walking SAH)、これを見落とした経験を記事にしたところ、好評(?)だったようで、やはり同じような経験をされた方が結構いらっしゃるということがわかりました。

私がいつも勉強させていただいている、救急診療における地雷例を取り上げたブログ日々是よろず診療の中でも

警告出血

アルコール中毒という地雷

にてSAHの症例を取り上げています。

 

私は残念ながら、問診だけでWalking SAHを見分ける自信はありません。たとえCTを撮っても、警告出血というごく少量の出血を指摘できる自信もありません。

 じゃあ、どうすればいいのでしょう・・・?

私は自分の苦い経験から、頭痛患者さんには全員クモ膜下出血の可能性をお話するようにしています。CTを撮って出血が指摘できなくても、自分は脳外科医ではないので軽微な出血を見落としている可能性があることをお話します。

患者さんは不安になるかも知れません。

でも、仕方がないですね。こっちも「もしSAHの警告出血だったらどうしよう」と不安でいっぱいなのですから。

脳外科の常勤がいる病院だったらいいのですが、うちの病院は非常勤が週2回来るだけですし、もしそれまでに再出血なんてことになったら・・・

心配はつきません。

特に若い医師の方にはこういう症例があることを知っておいてほしいと思います。

たとえ夜中に

「1週間前から頭が痛いんですけど、だんだんひどくなって・・・」と言って歩いて来院する患者さんがいても、

「1週間前から痛くてなんで夜中に来るんですか!平日に出直してください」

などと(普通はそう思いますが,たとえ思っても口には出さない方が賢明です。

冷たく追い返すようなことは、決してしない方が自分の身のためです。

こういう患者さんの中にSAHの症例が紛れ込んでいる事が、まれにあるからです。

追記: 夜間に病院を訪れる患者さんの多くは、医師は交代制をとっているものと思っているようなので、医師が不眠不休で疲れているということを理解してはくれません。万一ミスがあっても、残念ながらその辺の考慮はしてもらえないのです。(辛いです)

 

天国へのビザ よろしくお願いいたします。

↓ポチッと押していただけると大変嬉しいです。今後ともよろしくお願い申し上げます。

人気blogランキングへ

固定リンク | コメント (10) | トラックバック (9)

トラックバック

この記事のトラックバック URL

http://blog.m3.com/Visa/20070407/2/trackback

トラックバック一覧

終末期の演出家
「終末期のよき演出家でありたい」という単語を最近、このドクターズブログで見かけた。一般の方がこの医師の言葉を、聞いたとき、どんな感想をもつだろう。 私はこの言葉自体はそれほど真実とはずれていないと思... [続きを読む]
死ぬこととみつけたり
前回までの記事は下記URLをご参照下さい死に際 http://blog.m3.com/Fight/20070316/3在宅医療のこれからhttp://blog.m3.com/Fight/200703... [続きを読む]
死に際
最近、春野ことり先生、Dr.Takechan先生と、死に場所の話をしているので、当ブログでも考えてみます。 初めにウィリアム メークピース サッカレーの命題を挙げておきます。 「愛してその人を得ること... [続きを読む]
在宅医療のこれから
在宅療養支援診療所の要件によれば、自宅で亡くなる人の割合をできれば50%に引き上げたいと考えている厚生労働省。医療機関で最期を迎える人の比率は80%以上、日本の死因の30%以上を占める癌患者では93%... [続きを読む]
タミフルは世界を嵌めた
ブログでの私の劣勢を哀れんで、親しい友人が最新情報を教えてくれました。タミフルの [続きを読む]
posted from はぐれ医者の八つ当たり日記 2007.04.08 23:34
タミフルに日本は嵌った
戦争反対!!とりあえず書いておきます。youtubeで沖縄戦の悲惨な状景を見まし [続きを読む]
posted from はぐれ医者の八つ当たり日記 2007.04.08 23:34
危険な頭痛:解離性病変
神経症状を伴った解離性病変の診断であれば、神経内科の先生が診断をつけて紹介があっても不思議ではありません。(北朝鮮やイランと一緒にしないで(1))突然発症の激しい頭痛で、CT上出血がなく腰椎穿刺しても... [続きを読む]
posted from マイアミの青い空 2007.04.10 03:29
小児の間欠的頭痛の鑑別
小児脳外科と放射線科との合同カンファレンスで小児の間欠的頭痛の鑑別疾患としてキアリ奇形が呈示されました。 子供の頭痛は大部分が片頭痛です。白石哲也先生の頭の知恵袋 子どもの「片頭痛」に分かりやすく書か... [続きを読む]
posted from マイアミの青い空 2007.04.20 00:25
頭痛:CTだけで大丈夫?
キアリ奇形患児の担当医と話が出来ました。最初に診察した小児科医は家庭医からの紹介で頭部CTを撮った後、異常なしで帰す前に一言、&ldquo;CTで異常ないから大丈夫とは言えません。頭痛が続くようならM... [続きを読む]
posted from マイアミの青い空 2007.04.21 00:30

コメント

コメント一覧

脳外科見習いです。

日々是よろず診療さんの地雷シリーズ
面白いですね。
アルコールにマスクされている
脳卒中というのは非常に多いと思います。

1週間前から頭がいたい人、
MRIとってみたらスパズムで脳梗塞ができていたり
出血は無くなっているけど、水頭症だったり
といろいろバリエーションがあります。
written by はじめまして / 2007.04.07 17:28
SAH、、、、
苦しい病気でした。
今でも、胸がつまります。
written by Atsullow-s caffee / 2007.04.07 18:02
>脳外科見習先生、いつもありがとうございます。
脳外科は、大変ですね。アルコールにマスクされている例もこわいです。

>Atsullow先生、辛い事を思い出させてしまって申し訳ありません。助かるSAHの症例が見落とされる事がないようにと願って記事をアップいたしました。お許しください。

written by 春野ことり / 2007.04.07 18:22
ことり先生

拙ブログの過分なご紹介ありがとうございます。
SAHネタは、もうそう多くはないけど、まだあることはあるので、ボツボツと頃合をみて、文章化してみたいとは思っています。

>冷たく追い返すようなことは、決してしない方が自分の身のためです

同意です。ただ、連続勤務、翌日の通常勤務が控えていると、夜間はなるべく抑えないと自分が持たないという心理状態は、得てして、善良な医師でさえ、冷たい人間に成り代わります。勤務医は、声を大にして、夜間勤務のあり方を訴えていかないといけないと思っています。
written by なんちゃって救急医 / 2007.04.07 18:47
なんちゃって救急医先生、いつもありがとうございます。勝手に先生のブログ引用させていただき、すみません。

>連続勤務、翌日の通常勤務が控えていると、夜間はなるべく抑えないと自分が持たないという心理状態は、得てして、善良な医師でさえ、冷たい人間に成り代わります。

全くそのとおりだと思います。多くの患者さんは医師は交代制をとっていると思っているようなので、医師が不眠不休で疲れているということを理解してはくれません。万一ミスがあってもその辺の考慮はしてもらえないですよね。
医師の勤務条件の改善が急務です。
そのあたり、記事に追記いたしました。ありがとうございました。

written by 春野ことり / 2007.04.07 19:00
日本だけではなくアメリカでもSAHの見落としは多いように感じます。問診で少しでも疑わしければSAHの検索、SAHらしくない頭痛の患者さんでもSAHの可能性は必ず話をしてカルテに話したことを記載しています。(自衛の意味でも大切です。)
written by Tai-chan / 2007.04.08 01:01
Tai-chan先生、いつもコメントありがとうございます。
やはり、「可能性を説明してカルテに記載する」これしか自衛策はないでしょうか。
written by 春野ことり / 2007.04.08 07:19
アメリカではカルテ記載だけで十分かもしれませんが、日本でのSAH見落としは訴えられると必ず医師が負けてます。
written by Tai-chan / 2007.04.08 07:45
そうですか。では当たったら諦めるしかないということですか。トホホ
written by 春野ことり / 2007.04.08 07:50
日本って本当に結果が全ての厳しい世界ですよね。
アメリカは途中の過程が重視されます。もしもの場合に備えてカルテに記載し説明したか、そうであれば訴えらても裁判になりません。日本の医療訴訟も早く成熟して欲しいものです。
written by Tai-chan / 2007.04.08 11:57

コメントを書く

ニックネーム*
メールアドレス*
URL
内容*
※「利用規約」をお読みのうえ、適切な投稿をお願いします。