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えー、ここのところ、このブログが討論の場と化しているようで、自分が撒いた種とは言え、ブログ主の私は困惑気味。そして寝不足続き(寝不足が続くと医療ミスにもつながりかねず、マジやばい)
アクセス数は鰻上りで、皆に注目されているようだ。
途中から参加された方のために、ことのいきさつを説明しよう。
まず、私は日常診療でしばしば遭遇する医療制度上の矛盾や、末期患者と対峙する上での様々な心の葛藤を、小説にして自己出版した。それが、天国へのビザである。出版したからには多くの方に読んでいただきたいと思い、ブログで本の宣伝を始めた。(つまり、このブログ開設の目的は天国へのビザの宣伝だった)
私はブログに好き勝手に自分の考えを記していたのであるが、ある日、あるエントリーが尊厳死反対の考えを持つ方の逆鱗に触れた。
それは、生きている脳というエントリー。
尊厳死協会がALSを含む各疾患ごとの延命中止基準の試案を出したという新聞記事を紹介したものであるが、その中で、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の終末期のロックトインTotally Locked-in State (TLS)(全く動く事が出来ない状態。眼球さえも動かない。しかし、意識は保たれている状態)について、筒井康隆のショーとショートを引用し、「地獄ではないでしょうか」と書いた。
これに対し、dojinさんという方が「貧困で過剰な想像力」「無知」「軽率」などという言葉を用いて「100%容認できない」と私を非難するトラックバックとコメントを送ってきた。
ajisunさんという人は「医者のケアマインドの不足を痛恨させてくれるブログを見つけた。日本の医療の行く末を、アーメン、祈りたい気持ち。」と書いたTBを送りつけてきた。
私は何の事だかさっぱりわからず、2週間放置し、しかし、言われっぱなしなのもシャクに触るので、dojinさんからのTBをブログ批判というエントリーで取り上げた。
すぐさまモジモジさんという方からそれに反応するTBが届いた。モジモジさんもajisunさんも、dojinさんも、お仲間のようだった。
尊厳死反対論者のモジモジさんは、冷静に理論的に私に議論を持ちかけてきた。モジモジさんの態度は紳士的であった。
次に、dojinさんもTBを送ってくれた。それにより、dojinさんのご友人のajisunさんのお母さんはまさにTLSの状態にあるということを知った。dojinさんもajisunさんも、真剣に生と死について考えている純粋で善良な人たちだと感じた。彼等の怒りを理解した私は、ブログ上で謝罪の気持ちを表した。
しかし、今度はウォッチャーさんという方から「事情がおわかりになっていない」というコメントが届いた。この方の書き方は丁寧ではあったが、その内容は
「ajisunさんはなー、医療政策・医療倫理の専門研究者なんだよ。テメーラみたいな無知な医者のことを嘆いておられるんだ。勘違いすんな。テメーラ、こういう本でも読んでちょっとは勉強しな。医者だけが医療当事者ではないし、医療の専門家じゃねーんだよ。思い上がるんじゃねーよ」
というように私には取れた。(決してこういう書き方ではなかったが、私はこう感じた。)
私はこの人もてっきりajisunさん達のお仲間だと思い、
そんなこと言うんなら、こっちだって言わせてもらおうじゃないか!と、怒りモードでajisunさんのブログの言葉遣いを批判するエントリーを書いた。
すると、モジモジさんがウォッチャーさんに対し、「誰だか知らないが、事情通ぶって邪魔するな!」と立腹した。(こういう言葉遣いではありませんでしたが)
なーんだ、お仲間じゃなかったのね、と私は安心すると同時に、つい挑発に乗ってajisunさんのブログを批判してしまった事を後悔した。
ajisunさんが感情的になってしまう気持ちはよくわかる。ajisunさんは時々感情的に暴言を発してはおられるが、大変よく勉強されていて、冷静に自分の心を整理してその心情をつづっておられる。その母親を思う気持ちは大変美しいと感じる。
ウォッチャーなる人物は単なる釣りだったのか?浅はかにも私は釣られてしまったようだ。
ajisunさん、本当にすみませんでした。反省しています。
揚げ足を取り合っても仕方がないのです。そんなことはよくわかっていたつもりなのに・・・。
モジモジさんはあくまで紳士的態度で、医療者の立場にも理解を示され、仕事に差し支えるといけないので、一旦議論を送ることをやめるとのご配慮も下さいました。
これだけは言っておきたいのですが、私は、尊厳死反対論者の方と対立するつもりは毛頭ありません。
対立は何も生み出しません。お互いにお互いの立場を思いやって理解しあえたらよいと思っています。
今回応援コメントをくださったたくさんの方々、本当にありがとうございます。一人一人のコメントにお返事ができなくて申し訳ありません。本当に本当に嬉しいです。
そして、最後にウォッチャー氏へ一言、
私に色々本を読めと勧めてこられた以上、もちろんご自身も拙著天国へのビザを読んでくださるんでしょうね?
忌憚ないご感想、お待ち申し上げます