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バイリンガル、憧れますね。
藤原正彦氏は超ベストセラー「国家の品格」の中で
小学校から英語を教えることは、日本を滅ぼす最も確実な方法(p.39)と書いていましたが、私はそうは思いません。
藤原氏の説は、英語はたどたどしくても、なまっていてもよい。内容がすべて。そして内容を豊富にするには、きちんと国語を勉強すること、とりわけ本を読むことが不可欠と。それはそうです。
今の70歳以上の日本人で、英語をうまく話せる人はあまり多くない。海外へ行った彼らの多くは仕方なく、にこやかに微笑んでいました。だから欧米の人たちは、「日本人は何か胸の底に深い物を持っているらしい」と思ってくれました。(p.42) (そうでしょうか?)
最近の若い人たちは、内容は何もないのに英語はぺらぺらしゃべるから、日本人の中身が空っぽであることがすっかりばれてしまいました。(p.42)
よって、英語よりも国語が大事と書いていましたが、
だからと言って小学校から英語を教えることが日本を滅ぼすことにはならないと思います。
私は、英語と国語と両方やらせればよいと思います。
今でも英語ぺらぺらの若い日本人というのは日本では(少なくとも私の周囲では)ほとんど見つけることが出来ません。(田舎だからでしょうか。東京では藤原氏が言うように、英語ぺらぺらの若者が多いのでしょうか?)
最近、私の住む地方でも外国人をよく見かけるようになり、郵便局や店などで、中学校で習う程度のすごく簡単なことを英語で質問されても返答できずにいる日本人の姿もよく見かけるようになりました。
自分も数年前までは英会話が全く苦手で外国人を見ると避けて通っていました。しかし、子供の英会話教室のネイティブの教師から英語で話しかけられても全く聞き取れずにただ笑ってごまかす自分が情けなくなり、それから自分も英会話の勉強を始め、今は克服しました。今では英語が通じずに困っている外国人を見つけると、おせっかいにも間に入って通訳を試みるようになりました。(最近はいつも電子辞書を持っていますので、強気です)
外国人から見たら、日本人は中学から高校まで6年間英語を学び、さらに大学への進学率が高いにも関わらず、英語がほとんど通じない、日本人ってバカなのか?と思われていないでしょうか。
たとえば国際学会で素晴らしい内容の発表をして外国人から質問されて、日本語だったら完璧に答えられる内容なのに、その質問さえ聞き取れず(同じ内容を文章で読めば完璧に理解できるのに)、「あー」とか「うー」とか言っていたら、外国人から見たらガッカリだと思うのです。
やはり、こういう時に流暢な英語で答えられたら、とてもかっこいいですね。でも、流暢な英語を話すには、かなりの努力を要します。
日本人が英会話が苦手なのには訳があります。
日本語の発音が極端に少ないからです。
赤ちゃんはどんな発音も聞き取れる能力を持っていると言われています。しかし、日本語だけしかずっと聞かされていないと、日本語で使われない音を聞き取る脳の回路が消えていきます。聞き取りができなければ、その発音を自分で作り出すこともできません。
RとLの聞き取りテストでは、8歳までに外国で暮らしたことのある人と、8歳以降に外国で暮らした人の間では、有意に前者のほうが成績がよかったそうです。
絶対音感は大人になってからは身につきません。英語も同じです。読み書きは中学生から始めてもできるようになりますが、正しい発音を身に付けるには中学生からでは遅いのです。
子供の頃から英才教育したら、バイリンガルに近づけるかなと、英会話教育の本を何冊か読んでみました。
次回にその中で一番参考になった本を紹介したいと思います。
天国へのビザもよろしくお願いいたします。固定リンク | コメント (8) | トラックバック (1)
コメント
コメント一覧
こどもにも教えられない・・・
とある学会で、なんか日本人同士なのに英語でぎこちなく無理してディスカッションしている光景を見かけると、なんだかなあとも思います。
>次回にその中で一番参考になった本を紹介したいと
これは、楽しみです。よろしくお願いします。
最近、私もブログ立ち上げました。よろしければお立ち寄りください。http://blog.m3.com/case-report-by-ERP/
うちのおくさんは、小学生の頃から平岡塾で英語バリバリです。大学の英文科を主席で卒業。JAL CAでもずば抜けていたそうです。海外に旅行に行くと私は研修医扱いです。しかし、大学受験の英語はおそらく私のほうが上です。
ちなみに
おくさんは論理的、合理的な思考回路(英語に適する)
私は、情緒的、非論理的な嗜好回路(英語がしゃべれない)
日本語は、自己主張の少ない言語です。言葉に出さなくとも通じる「情緒」という言語が、60%以上をしめるのではないでしょうか?
依って、この部分を英語に直すのが相当難しくて、日本人は何をしゃべっていいかわからなくなってしまうのです(私です)。よって、英語の文章を書く場合は、思考能力を停止して、幼稚園児のレベルに脳の活動を下げないと、筆が進みません。
つまり、情緒の多い人ほど英語を話すのが不得意。藤原先生の主張は私も相容れませんが、私はそう理解しています。
如何でしょうか?
PS:ちなみに私の周りに帰国子女はあふれていますが、訓練無しに、英語をしゃべる能力を成人になるまで保ち続けた日本人は1人もいません。
ブログ立ち上げを教えていただき、ありがとうございました。早速拝見して、リンクに追加させていただきました。大変勉強になります。今後も楽しみにしています。
P.S.
>とある学会で、なんか日本人同士なのに英語でぎこちなく無理してディスカッションしている光景を見かけると、なんだかなあとも思います
先日出席した日循でもそうでした。世界の舞台を目指す人たちには練習にはなっていいと思いますが、確かに日本人同士でなんだかなあという感じですね。その光景も見慣れてきましたが。
>おくさんは論理的、合理的な思考回路(英語に適する)
>私は、情緒的、非論理的な嗜好回路(英語がしゃべれない)
なるほどと思って拝見しました。
>英語の文章を書く場合は、思考能力を停止して、幼稚園児のレベルに脳の活動を下げないと、筆が進みません。
面白い意見ですね。先生はかなり英語がおできになる証拠だと思います。
>大学受験の英語はおそらく私のほうが上です。
たしかに、英会話と受験英語は全く別ものです。
>情緒の多い人ほど英語を話すのが不得意。
なるほど。そうかも知れません。日本人の情緒的な部分は英語で表現はできないと思います。
先生の奥さんはすばらしいですね。このように、言語習得能力には生まれ持った個人差も大きいと思います。
もちろん日本人が英語が苦手なのは、発音だけが原因とは思いません。一番大切なのは言うまでもなく文法ですね。先生がおっしゃっているのは、情緒を英語で表現するという、文法よりも更に上のレベルのお話です。
私が言いたいのは、文法は大人になってからでも学べるけれど、発音は幼少時から聞いたり話したりしていた方が絶対に有利だということです。大人になってからでも訓練すればある程度の発音の習得は可能のようですが、それにはかなりの努力を要します。
子供のうちから英語や、そのほかの、日本語にないような子音の発音の多い言語に触れていれば、自然に発音が身につくので、努力は少なくてすむと思います。
先生のおっしゃるように、帰国子女でも、英語を維持する訓練なしで英語をぺらぺらしゃべれる人はよほどの天才じゃない限りいないと思います。
その辺についてを次回に紹介しようと思っていたところです。(バイリンガルでもないのにこんなこと書くのも生意気ですけど)
バイリンガルへの道は厳しい!!
僕も英語は大の苦手、中国語は同じ漢字なので読み取る事は出来ますが。
ご指摘通り、英語と日本語では言葉の組み立てが違います。中国語は英語と言葉の順が同じなので、中国人のほうが英語は得意ですね。それに、発音も中国語の方が多いので、中国人のほうが英語を習得するには有利です。日本は中国にも韓国にもTOEFLの平均点で負けていますね。
ちなみに私の勤める病院を受診する外国人は、英語圏の方よりも中国人のほうが多いです。中国の方に説明するときは漢字を使うとある程度分かっていただけるので、助かります。英語教育が盛んになるにつれ、英語のネイティブの教師が患者として受診する機会も以前よりは増えています。たどたどしい英語で何とか説明していますが、もっと流暢に話せたらいいなあと思います。
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