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赤ちゃんポストが議論を呼んでいます。
安部総理は「大変抵抗を感じる」と強い反対姿勢。
塩崎恭久官房長官「そもそも親が子を捨てる問題が起きないためどうしたらいいか、考えるのが人間として大事だ」と慎重姿勢。
「子捨ての勧めになりかねない。日本はいつからそんな国になったのか」
確かに、私も抵抗を感じます。
「美しい国」にはふさわしくないでしょう。
「美しい人間」たちが住む「美しい国」では親が子供を捨てるなんて、あり得ません。
しかし、現実に捨てられて命を落とす赤ちゃんがいるのですから、きれいごとは言っていられないのでは?
毎日のように流れる児童虐待のニュース。どうやったらなくなりますか?
赤ちゃんポスト(設置しようとしている病院が伝えている正式名はこうのとりのゆりかご)ができたら、赤ちゃんをすてる親が増えるのではという懸念がありますが
私はそうは思いません。
母親が自分の生んだ赤ちゃんを捨てるというのは、通常の母性を持った母親であればありえません。
よほどの事情があるか、もしくは親が愛情の欠如した人間かでないと、赤ちゃんは捨てません。
愛情の欠如した親は、自分で育てても、児を虐待するでしょう。
虐待されて殺されるくらいなら、せっかく生まれた命は守ってあげて、大切に育ててあげるのがいいに決まっているでしょう。
理想論を述べれば、赤ちゃんポストなんて日本にないほうがいいです。子供は親が育てるべき、当然です。
でも、その当然のことができない親がいるのなら
悲しいことですが、私は「こうのとりのゆりかご」に賛同します。
↓こうのとりのゆりかごについて
いなか小児科医先生のブログに詳しく書いてあります。ご参照ください。
先日、次男の幼稚園の副園長先生にお会いしたら、「天国へのビザ を枕元に置いて毎日読んでいます。2回読んで、3回目は好きな部分だけ読んでいます」と言われました。
何度も読んでいただいて、著者も感謝、感激です。読者様のお声は本当に嬉しいです。
どうもありがとうございます。
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郵政民営化に反対して自民党を離党し、最近復党したことで有名な野田聖子さんの、2005年出版の著書。
だれが未来を奪うのかー少子化と闘うーに老人医療と尊厳死について書いてあります。
私の小説天国へのビザの趣旨と全く同じなので、ご紹介したいと思います。
だれが未来を奪うのかー少子化と闘うー p.145
老人医療と生きる尊厳
もう一つは死の不安です。死の不安とは何かというと、逆説的ですが、自分が望む死のかたちが見えていないということなのでしょう。その選択ができるようにすることが必要なんです。ここで私が提案したいのは、自分らしく生きるために、自分らしく死ぬこともできるという権利が認められないのか、ということです。いわゆる尊厳死の問題になりますが、私は自分の意思で生き抜く権利を作っていきたいと考えています。
そこで、高齢者医療について考えてみましょう。たとえば、終末期医療における医療費は年間の死亡者全体で8千億円程度かかります。死亡前1ヶ月間の入院医療費に、一人当たり100万円かかるそうです。
(中略)
最期の高度医療をやりすぎる結果、高齢者医療の総額が過剰にふくらんでいるのです。
こんなことを書くと、「人の生死の大事なときを、なんてひどい」って責められるかもしれません。でも、感情論で非難しないで、みんな自分のこととして考えて欲しいんです。75歳で倒れたとします。脳死状態ですが、ずっと生かしましょうと言って延命している、されている自分を想像してみてください。
それで自分は幸せだろうかと、問いかけてみて下さい。自分はスパゲッティー状態といわれるような姿をさらしたくはないし、その治療費を、代わりに子ども達のために使って欲しいと本人が希望し、選べたら、その人の尊厳は最期の一瞬まで守られるのではないでしょうか。
ここで私が提案したいのは「尊厳死」を法制化することです。尊厳死法を制定して、延命を望まない人はその旨、保険証に貼っておくのです。それだけでいい。自らのチョイスで、私は延命治療を受けてでも長生きしたい人には強制しませんし、最期まで自分らしくありたいと治療を拒否する人にはそうさせる。少なくとも自分で選べるようにしておく。それこそ、成熟した社会にあってもよい選択肢の一つではないでしょうか。
全く同感です。
死に方を選ぶ権利は、成熟した社会において認められるべきだと思います。
野田聖子さんに、お手紙とともに天国へのビザをお渡ししましたところ、直ちに直筆のお礼状が届きました。(議員さんもたいへんです)が、なにせ、お忙しい方なので、読んでいただけたかどうか?わかりません。
子ども達に明るい未来を
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ずーっと前のことですが、
私が仕事を終えて医局を出ようとしたところ、電話が鳴りました。帰りがけに嫌だな、と思いながら電話を取ると、事務員から
「患者さんから内科の先生に代わってくれと電話がかかっています」
と、いきなり電話をつながれました。
私がかわったとたん
「テメーんとこの病院はいったいどうなっとんじゃー!!」
と、すごい剣幕で罵声を浴びせられ、
私、何がなんだかわかりません。
仕方なく「どういうご用件ですか」と聞くと
その人の奥さんが内科外来を受診したときに失礼があったとかで、かなり興奮して怒っている様子。でも、怒りの対象になっている医師は私ではなく、大学からバイトに来ている医師のようでした。
私、役職も何もついてないヒラの医師ですし、そんなこと私に言われても・・
「そういうことなら担当の者にかわりますので、お待ちください」
と言うと、私はまだ病院に残っていた事務長に電話をつないで対応を頼み、帰宅しました。
しかし、電話口でいきなり罵声を浴びせられた不快感はなかなかぬぐえませんでした。
後日、事務長にクレームの内容について聞きました。
その人の奥さんが微熱と咳と痰が続くということで内科を受診し、ツベルクリン反応の検査をされたらしいのです。
ツベルクリン反応は48時間後に判定ですので、2日後に受診するように言われ、奥さんが言われた通りに受診したところ、その患者をはじめて診るバイトの医師が
「今日は何しにきたの?」
と言ったらしいのです。
それで奥さんは悔しくて悔しくて、家に帰ってからご主人に泣きながら訴え、ご主人が怒って病院に電話をかけ、その電話が私につながれたと。
「えっ?それだけの理由?」
「それだけです」
その後、事務長とオーナーが菓子折りを持って、その患者の自宅へ謝罪に行ったとのこと。
「相手はやくざかチンピラですか?」
と私が聞くと
「いえ、ふつうの人でした」
???
普通の人がそれくらいのことで電話であんな風に罵声を浴びせるんだろうか?
と思いましたが、でも、最近はそういう普通の社会人がいるらしいのです。
私の友人は、公立病院に入院中に、看護師長が患者から
「土下座して謝れ!!」
と言われ、土下座させられている場面に出くわしたと言っていました。
医療機関はこういう患者さんも診療を断ることができません。
医療費の支払いをずっと踏み倒している患者でさえも診療を断ることはできません。
医療従事者は言われっぱなし
やられっぱなし
いったい弱者はどちら?
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先日、いつも予約どおりにきちんと外来にいらっしゃる糖尿病患者さんが、珍しく予約の日に受診されなかったのですが
何か用事でもできたのかなと、特に気にも留めずにいました。
今日、その患者さんの奥さんがいらっしゃって、
「主人は死にました」と言われ、ショックを受けました。
死因は脳血管障害?心筋梗塞?致死性不整脈?私の管理が悪かったのか?
と、一瞬、頭の中を色々なことが駆け巡りましたが
交通事故だったそうです。
「横断歩道を渡っていて、車にはねられて、即死でした」
そう言うと奥さんはワッと泣き出しました。
もう何と言葉をかけてよいやら。
こういう経験、実は二度目です。
以前亡くなったのも糖尿病の患者さんでした。冠動脈がボロボロで、心臓のバイパス手術を受けました。
手術が終わって、私の外来に戻ってこられたとき、
「大変だったけど、手術がうまくいってよかったですね」
と声をかけたら、目に涙をいっぱい溜めていらっしゃったのが忘れられません。
その後間もなく、交通事故であっけなく亡くなりました。
せっかく心臓の大きな手術に耐えて、よくなって、糖尿病も頑張ってコントロールしていたのに・・・。なんということ!
悔しくてなりませんでした。
それから、これは交通事故ではありませんが
狭心症でカテーテル検査を勧めて紹介した患者さんが、検査直後に肺に血栓が飛んで亡くなりました。
やはり、奥さんが私のところにご挨拶にいらっしゃいましたが、
本当に何と言葉をかければいいのか分かりませんでした。
奥さんは私に対しては何も恨むようなことはおっしゃいませんでしたが、
その後、検査した医師を訴え、民事訴訟になったようです。
これは医療ミスではなく、合併症なので、医療側が負けることはないはずですが。(公正な判決が下されるならば)
元気だった人が突然亡くなるという意味では、交通事故と同じようなものでしょう。
交通事故なら加害者がいます。
偶発的合併症でも、遺族からみたら、医療者は加害者に思えるのでしょう。
双方にとって悲しく、辛いことです。
事故・・・交通事故、医療事故、
事故はこの世からなくならないでしょう。
突然家族を奪われたご遺族の悲しみは測り知れません。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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女医さんって響き、あこがれます?
研修医うさこがテレビドラマ化されています。私はいつも見逃してしまいますが、笑いあり、感動ありと言ったところでしょうか?さて、このドラマを見てうさこのように女医さんになりたいと思う女子は増えるのでしょうか。
m3.comの掲示板では女医不要論を唱える男医(男性医師)や、女医が増えると医療崩壊すると言い切る男医がいる今日この頃。女医の私は複雑な想いですね。
医学部に入ろうと考えている女子に助言。
まず入試に面接のある大学では、面接官からいじめられる可能性があります。参照記事http://blog.m3.com/Visa/20070215/2
そして、めでたく医学部に入ると、さっそく先輩女子学生からこんな有り難い(?)アドバイス。
「結婚相手はできるだけ学生のうちに見つけること。そうでなければ結婚が遅れる」
だそうです。
しかし、男子医学生は医学部女子には目もくれず、女子大生と合コンにあけくれています。
医学部女子はというと、キャンパスで他学部の男子に声を掛けられても、
「君、何学部?」
と聞かれ
「医学部」
と答えた時点で後ずさりされます。
合コンのお誘いはまずありません。(ブログ主は一回のみ経験あり。とてもつまらなかった)
というわけで、男子医学生は「医者の卵」というだけで、女子大生からモテて遊びまくっているというのに、女子医学生は寂しい学生生活を送ることが多いです。(もちろん例外あり)
講義や実習では、女医嫌いの教官(女医が増えると医療崩壊になるとお考えの男医)から、いじめられる可能性があります。
(でも、女に甘い教官もいます)
めでたく医師国家試験に合格し、医者になってからは
独身の男医は看護婦さんにモテモテです。どんなイケテナイ人でも彼女ができます。(ブログ主の独断と偏見では、例外はほとんどありません)
独身の女医は・・・仕事に打ち込みます。
女医が回診に行くとお年寄りの患者さんからは必ず看護婦さんと間違えられ、
「ベッド起こして」とか 「お水飲ませて」とか
「自動販売機でお茶買って来て」と小銭を渡されたりとか、
「うんちでたー。オムツ替えて」
とか言われたりします。
そこへ、男性の看護師がやってくると
「ああ、先生が来てくれた。先生、先生」と喜ぶ老人たち。
白衣を着た男が医者で、白衣を着た女は看護婦と思っている老人、まだ多いです。
職場で出会いは、ほとんどないです。(とも言い切れませんが。いいなと思う人は既婚だったり、ま、それはどこの世界でも同じか)
それでも女医さんにあこがれますか?
医学部の学生一人を養成するのにかかる税金は約1億円と言われます。
私立の医学部でも、国から多額の助成金が出ています。
医者になるからには、どうか簡単に辞めないでください。
学んだことを社会に還元してください。
国民の血税がかかっていることをどうかお忘れなく。(どうもこういう自覚のない人が多いような気がします)
医学部を卒業したのに、病気など特別な理由もなく、臨床や研究を行わず社会に労働として還元することのない人は、医者になるまでにかかった税金を国に返す、という制度をつくったらどうでしょう?女医も男医も関係なく
育児のために離職する女医がいたら、夫婦で税金を返すのです。それくらいの覚悟がないと、この先の医療界は厳しいでしょう。
独断と偏見で書いています。お許しを・・・
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天国へのビザ を読んで下さった男性読者から,感想をいただいているので、ご紹介したいと思います。本を書いて何が嬉しいかというと、こうして読者の方から感想をいただくことが何よりも嬉しいですね。
これからは、私も本を読んで何か感じるものがあったら、著者宛てに感想を送るようにしたいと思います。(出版社に送れば著者に届けてくれますので)
こんにちは、ことりさん。
本、ありがとうございました。
どこまでがフィクションで、どこまでが事実かな?と思いながら読みました。医者の世界って、白い巨塔のような世界がまだのこっていそうですね?
うちの母方の祖母が、数年前、病院で人工呼吸気をつけて、3年ぐらい無意識のまま生き続けて亡くなりました。
よく、うちでも母親と、『そんな状態で生きていていても仕方がない!』『でも、やはり母親にはどんな状態でも生きていて欲しい』
と言い合っていたことを思い出しました。
あとがきに有ったように、『死に対しての心構えがない人が多い』は、同感です。怖くて哀しいけれど、我々はいつかはなくなるのですよね? 僕も、学生時代、入院していて失明するかもしれない?といわれた時は真剣に悩みました。 そう思うと、本当に今を精一杯 生きなければいけないと改めて思いました。 そして両親とも元気なうちに、もっといっぱい話をしておこう。と思いました。
思わず母親の額に手を当ててみたら、暖かくホットしました。(祖母が亡くなっとき、遺体の冷たさは忘れられません)
そんなことを思いました。
友達に、医療事故で父親をなくした人がいて、彼女にも本をかしてあげたのですが、彼女にとって、医者は悪者で、この本のように (ことりさんのように) 患者や死や生の喜びを本当に考えてくれるお医者さんばかりだったらいいのにね~とつくづく語っていました。
彼女の場合は、どうもカルテも改ざんされたらしく、今裁判で闘争中だそうです。
私は、自動車会社で、物相手の仕事をしていますが、お医者さんは、人間と向き合う、それも死を扱う仕事ですものね、
ほんと、尊敬しますというか、世の中のお医者さんが、ことりさんのような、心優しく、真剣に死や、患者の人生を考えてくださる人ばかりだと本当にいいと思いました。
そして、今こうやって生きていられることに感謝しつつ、1日1日を精一杯生きていくことの大切さを改めて感じることができました。
どうもありがとうございました。
きっと、僕は朝から晩まで、ストレスの多い仕事をしているので長生きしないだろうな~?
まずは、拙い感想文とお礼まで。
本当にありがとうございます。
こちらこそ、本当にありがとうございます。
「医者は悪者」と言われると、悲しくなってきます。医療過誤に遭われた方はそんな風に思われるのでしょうね。
他にも、医療不信を抱いた方からお手紙を頂いており、医者というのは感謝されることもあるけれど、結果次第では恨まれてしまう職業なんだなあと実感しました。そしてその恨みは何十年経っても消えることはないようです。なんだか悲しくなります。.
この小説の主人公を著者と重ねてしまう方が多いようですが、実際の著者の姿は主人公とかけ離れているかも???知れません。
何にせよ、この小説でもしも医者の悪いイメージを払拭できたら、大変幸いと存じます。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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がん:終末期治療、患者より家族意向 トラブル避け----厚労省調査で46%が回答 がんの治療方針や急変時の延命処置などを決定する際、患者本人が意思表示できる場合でも、まず家族の意向を優先している病院が約半数の46・6%に上ることが、厚生労働省研究班(主任研究者、松島英介・東京医科歯科大助教授)の調査で分かった。家族の意向を優先する理由として半数以上の54・6%は「家族とのトラブルを避けるため」と回答しており、患者の意思が十分尊重されていない実態が浮かんだ。【大場あい】 ◇指針案と現場かい離 がん患者やその家族は、手術や抗がん剤など治療方法の選択、急変時には人工呼吸器や心臓マッサージなどの延命処置をするかどうかなどの決定を迫られる。調査は、余命6カ月以内と診断された終末期のがん患者が入院している可能性の高い全国4911の一般病院(産科、リハビリ専門などを除く)を対象に昨年11-12月に実施し、1499施設から回答を得た(回答率30・5%)。 患者が意思決定できる場合に限定し、治療方針などを決める際に誰の意思を確認するか尋ねたところ、「(患者本人に意向を尋ねるかどうかも含めて)先に家族の意向を確認」と回答したのが46・6%(有効回答中の割合、674施設)。最多は「患者、家族双方に確認」(同48・7%、704施設)で、「患者本人だけで十分」としたのは0・8%(11施設)にとどまった。 家族の意向を尊重する理由(複数回答)は、「本人の意思決定だけで判断すると家族から不満を言われる」(70・6%)、「家族とのトラブルを避けるため」(54・6%)など。65・9%の病院は患者本人に病名を伝えており、告知の有無にかかわらず、家族との摩擦を恐れる傾向がうかがわれた。「患者の意思を直接聞くことは終末期という状況になじまない」(24・8%)という回答もあった。 厚労省が昨年9月に公表した終末期医療の指針案では患者の意思(推定を含む)に基づいて方針を決定するとしているが、松島助教授は「日本の場合、まだ患者の意思は二の次になることが多いという現状を踏まえた議論が必要ではないか。患者本人の意思を尊重するには、精神的サポートのできる人材の育成が欠かせない」と話している。 調査ではこのほか、ベッド数が少ない病院や入院患者に占める終末期患者の割合が多い病院ほど、家族の意向を優先する傾向が強いことも分かった。松島助教授は「中小規模の病院ではスタッフも少なく、意思確認のために患者本人の精神状態に普段以上に配慮したり、患者と家族の希望が異なった場合に対処する余裕がないのではないか」と分析している。 | |||
こんな記事を読むと、悲しくなってしまいますね。
これではせっかく延命治療の希望の有無を文書化http://blog.m3.com/Visa/20070204/2(ブログ記事参照)していても、ほとんど意味を成しません。
っていうことは私がみなさんに尊厳死について考えていただこうと、天国へのビザを広めても、意味がないということですか。がっかり。
本人の意思が尊重されない国。
つまり、亡くなった本人は訴えることがありませんが、家族は後で文句を言ったり訴訟を起こしたりすることがあるので、
トラブルを避けるために、医師は家族の意思を尊重するということらしいです。
医師が家族の意向よりも本人の意思を尊重できるような、世の中になってほしいです。
そのためにも司法やマスコミが、安易に医師に罪を着せることはやめてほしいと思います。
一番大切なのは本人の意思ではないですか。
みなさん、自分のことと思って考えてみましょう。
いつか自分の身にも確実に降りかかってくる問題ですから。
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5歳で白血病で亡くなった航平くんへ、お手紙を書きました。
航平くん、はじめまして。
航平くんのお母さんが書いた本を読みました。
おばさんには航平くんと同じくらいの男の子がいます。
それから、おばさんは内科のお医者さんです。
おばさんは、お年寄りの亡くなるところはたくさん見てきたけれど、航平くんのような小さな子供が亡くなる場面には一度もあったことがありません。
だから、本を読んでたくさん泣いてしまいました。
航平くんは、小さいのに本当によく頑張ったね。
大人でもこんなに頑張れないよ。
苦いお薬もがんばって飲んでえらかったね。
おばさんちの上の子供は甘いお薬でも嫌がって絶対に飲まなかったので、苦いお薬を頑張って飲んだ航平くんは本当にすごいと思うよ。
飲ませるお母さんもとても大変だったね。
お母さんも本に書いていたけど、白血病の子供が全国に2万数千人いるのに、どうして子供用に甘くコーティングしたお薬がないんだろうね。(製薬会社はお金が儲からないことにはあまり一生懸命にならないからね。)
病院で、優真くんと出会って、一緒に遊んで楽しかったね。
でも、優真くんは先に天国へ逝っちゃったね。
お母さんが本に書いている通りで、天国はがんばった人だけがいける、幸せだらけの楽園だと、おばさんも信じているよ。
弟の修史君も、2歳なのに骨盤にいっぱい針を刺されて、お兄ちゃんのために頑張ったね。
見ていたお母さんは本当に辛かったと思うよ。
航平くんの体に二酸化炭素がいっぱいたまった時、お父さんとお母さんは人工呼吸器をつけるかどうかの決断をしないといけなかったね。
お父さんは「やってください」と言って、お母さんは「やめてください。もうえらい(苦しい)思いをするのはかわいそう・・・」と言ったね。
究極も究極。究極過ぎる選択だ。と、お母さんは書いていたね。
おばさんは、お母さんの選択は正しかったと思うよ。
航平くんは、体に二酸化炭素がいっぱい(動脈血で100mmHg以上)たまっていても、3番目の弟に会って「かわいい!」と叫び、最期には
「あっ、あっ、あっ・・・、い・・・とう」(ありがとう)
って、みんなにお礼を言ったね。
本当にすごいね。おばさんは航平くんを心から尊敬するよ。
航平くんが最期の方に言った言葉
「航くん、みんなのこと、ちゃんと空から見とるでいいよ」
って、5歳の子がこんなこと言うなんて、おばさん本当にびっくりしたよ。
お母さんは航平くんの頑張りを本にして、それから「まるっけ会」という会を市民病院の小児科につくったんだって。
お母さんのことも、本当に尊敬するよ。
航平くんは素晴らしい家族の元に生まれて幸せだったね。
航平くんの頑張りは、これからもたくさんの人に読まれて、たくさんの人に勇気をくれるよ。
本当にありがとう。
天国で、優真くんといっぱい遊んでね。
航平くんの本を読んだおばさんより

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地元書店の店頭に積んでありました。
4歳で急性骨髄性白血病を発症した航平くんのお母さんが書いた闘病記。2歳の弟から骨髄移植を受け、前向きに明るく病気と闘う航平くんとお母さんの姿。
いまだかつてこれほどボロボロに泣いた本はありません。
最初から最後まで涙が止まらず、瞼がパンパンに腫れ上がりました。
航平くん、すごい!すごいよ。最期までよく頑張ったね。
そして、お母さん!すごい!本当に二人ともすごいよ。
そして、主治医の篠田先生、頭が下がる想いです。
お母さんのあとがきより
5歳の航平が亡くなって、どうして私が生きているにだろうと、何度も思った。でも、生きているのではなくて、生かされているのだと考えるようになった。それなら、しっかり生きなければ。ああすればよかった、こうすればよかったではなく、航平の闘病中、すべてがベストだと思って選択できた選択肢のように、明日死んでも悔いのない人生を送ろうと思う。そして、胸を張って航平に会いたい。あれから、お母さんもがんばったよ、いい人生を送ってきたよ、と。でも、そんな報告は必要ないか。「航くん、みんなのこと、ちゃんと空から見とるでいいよ」と言った言葉通り、航平はいつもにっこり微笑んで、空から見ているだろうから。
この世に起こるすべての事象には意味があると思いたい。この小さな坊やがこんな病気になって、こんなに苦しんだことも、神様の単なるいたずらとは思いたくない。こうして、お母さんが航平君の頑張りを本にして、みんなに命の大切さを教えてくれること、本当に意味があることだと思う。
航平くん、お母さん、本当にどうもありがとう。
多くの方にこの本を読んで欲しいです。
そして、命を粗末にする人たちが、この世からいなくなりますように・・・
どうか日本の小児科医療の現場が、崩壊しませんように。そのためにも小児科勤務医の労働環境がよくなりますように
心から願います。
今、この記事を書いていたら4歳の次男が寝ぼけて「ママ、大好きー」と言って、また寝た。
大好きだよ。
今、寝息を聞きながら横にいられる幸せをかみしめた。
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日経メディカルドクターアンケートより
セクハラを受けたことがある女性医師は52.0%。「身体に不必要に接触する」「性的関係を迫る」といった昔からある典型的なセクハラに加え、「結婚・出産しないことを批判的に語る」「『女には任せられない』などの差別的な言動を取る」など、日常的な発言の中に潜むセクハラを指摘する声も少なくない--。2006年11~12月、日経メディカル オンラインの医師会員を対象に行った調査で、医療機関におけるセクハラの実情が明らかになった。
具体的にどのようなセクハラを受けましたか(n=55) カッコ内は回答者人数
・身体に不必要に接触する(23)
セクハラを受けたことはありますか?と聞かれたら、
上に書いてあるようなことがセクハラなら、もちろん私もあります。(大有りです)
そう考えると、52%という数字は少ないのでは?と思います。
ただ、何をもってセクハラと感じるかは個人によって違うので、細かいことをセクハラと言い出せばきりがないでしょう。
宴会の席で、年上の男性医師から背中をなでられたり、肩に手を回されたり、手を握られたり、あんなこともそんなことも、色々ありましたが、まあ、酒の席でのことだからと、忘れるようにしてきました。
看護婦さんから、男性医師から受けたセクハラについての相談を受けたこともありますが、「ええっ!!あの人がそんなことを・・・!!」と、その医師の人格を疑いたくなるようなひどいセクハラだったりして・・・
と、と、とても、ブログには書けません。
対策としては、毅然とした態度で拒絶することが大切なのでは。でも、同じ職場で医師とコメディカルという立場だと、難しいのでしょうか・・・。立場を利用してセクハラする男性、女性としては絶対に許せませんね。
次に、身体的セクハラでなく、差別的言動によるセクハラ。
これも、アリです。大有り。
最近では某大臣による「女性は産む機械」という歴史に残る名セリフもありましたが。
私が一番初めに受けた言葉によるセクハラは、大学受験の面接の時、男性の面接官から受けた質問。
「女性のブンザイデ、なぜ医学部を志望したのですか?」
受験の最中、性別を意識したことのなかった私は、このジョセイのブンザイデという言葉ににショックを受け、がっくりと肩を落として岐路に着いたのを、今でもよーく覚えています。「女性だから」という理由で落とされるかも知れないとまで思いました。
面接での女性イジメの話は、他からもよく聞きます。
「結婚して子供が生まれたら、どうやって仕事を続けるのか」と、結婚するかどうかも、子供を生むかどうかも分からない高校卒業したての受験生に聞く面接官もいるようです。
「夫が当直で、夜中に子供と自分しかいない時に、患者が急変して病院から呼ばれたら、どうするのか」
と、更に具体的な質問をする面接官もいたそうです。
これってイジメですよね・・・。
そんなこと聞かれたら、
「私は一生結婚せずにバリバリ仕事します!」
って、嘘でもいいから言っちゃえばいいのでしょうが。
たしかに、医学部の女性の割合が高くなると医療現場は困る、というのは分かります。特に、外科系など、体力的にハードな科は人材不足となり、大変困ります。
もちろん、女医の中には男性以上にバリバリ仕事をこなす人もいます。でも、ほとんどの女医は、結婚して子供が出来ると戦力から外れてしまう、これも事実です。
でも、それって、女性だけの問題ですか?
私の周囲を見ても、女医の伴侶は医師というのがほとんどです。子供ができると、育児の負担は90%以上、女性にのしかかって来ます。男性は、子供が出来てもほとんど生活が変わりません。同じ親なのにね
女医が育児のために休職したり,離職したりすると
「だから女医は困るんだよ」
などとイヤミを言われ・・・。夫である男性医師は何も言われません。
男性医師も育児のために仕事がセーブできる環境だったら、育児を分担してその分女性も働けるのではないかしら、と私は思います。
でも、人材に余力がないとできません。だから、今後もしばらくは無理でしょう。
理想は、家事も育児も仕事もみんなで分担!なのですが・・・
この問題、書き出すと長くなるので、また日を改めて。
天国へのビザ もよろしくお願いします。
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