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今日も、小説の紹介はお休みです。
今日のお昼、特別養護老人ホームから、94歳の心肺停止した女性が救急車で搬送されてきました。特養から連絡があってから、当院へ着くまでに30分かかっており、蘇生は行いませんでした。
特養の職員が家族へ電話したところ、嫁にあたる人が出て、
「私は関わりたくないんです。」
と言われ、ガチャッと電話を切られたそうです。
他の家族に連絡が取れ、こちらに向かっているという情報をもらいましたが、待てど暮らせど、家族は来ず。
その老人が当院へ運ばれたのは午後2時でしたが、午後6時になっても家族は病院へ来ませんでした。家族の家は当院から車で30分の距離です。
結局、夜になっても家族は現われず、身寄りのない方を専門に扱う葬儀屋さんにご遺体を引き取りに来ていただき、後のことはお任せしました。
当院には霊安室がないため、その老人のご遺体はそれまでの間、救急処置室にずっと寝かされていました。
1世紀近く生きた老人の生涯は、こうして最期の幕を閉じました。なんと淋しい終り方でしょう。
ご冥福をお祈り致します。
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