SkyTeam / 2006.08.19 12:15 / 推薦数 : 3
辞めないで!女性医師
育児で離職者増える
20-30代の女性医師が増える一方、出産などで仕事をやめるケースが増えている。泊まり勤務などがある病院の厳しい労働環境では、仕事と育児の両立が困難なためだ。こうした中、医師の働く環境を改善しようという動きが出始めている。 (砂上麻子)
「不規則な勤務が多く、子育てしながら働くには、周囲の助けがないと無理」。千葉県浦安市内の総合病院に勤務する産婦人科医、坂口洋子さん(32)=仮名=は、五歳と三歳と七カ月の三人の子どもの母親だ。
平日は午前八時から午後六時の日勤に合わせ、三人を市立保育園に預ける。帰宅が遅くなるときは別の私立保育園に連絡して、三人を預け直す。ほかに月五回の泊まり勤務があり、宿直が明けても帰れずに外来診察などをこなす。そのほか緊急の呼び出しに備え、病院に泊まり込むこともある。宿直時などには、東京都内に住む実母が自宅に来て、子どもたちの面倒を見てもらっている。
夫は別の病院の医師。保育料だけで月十万円以上かかるが、共働きなので経済的には問題ない。が、体力的に限界に近い。「子どもを持つことで、妊婦の気持ちもよく理解できる。仕事は続けたいが、今の常勤では難しい」。洋子さんはいったん離職する予定だ。
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厚生労働省によると、女性医師の数は二〇〇四年で約四万四千六百人=グラフ参照。日本産科婦人科学会では、会員一万五千五百二十八人のうち、女性の割合は23・5%と四人に一人。これが三十歳未満で70・4%に跳ね上がる。しかしここ数年、出産後、子育てと両立できず、離職する人が増えているという。
こうした中、同学会は六月、女性産婦人科医師が働きやすい環境を整備しようと、「女性医師の継続的就労支援のための委員会」を設置した。
女性医師を把握するデータベースを作成するほか、職場環境の調査を行い、働き方の提言を発表する予定。女性医師就労モデル病院の指定や、仕事を継続している女性医師の紹介なども検討中。
同会員で、東京都立府中病院の桑江千鶴子産婦人科部長は「新しく産婦人科を目指す人の三分の二は女性。女性医師が現場に残るには、現場が変わらないとダメだ」と危機感を募らせる。
既に女性医師が働き続けるため、工夫をしている病院もある。
大阪厚生年金病院(大阪市)は二年前から、フレックス勤務や宿直の免除など柔軟な勤務制度を導入。現在、産婦人科、内科など八人の女性医師が利用し、うち七人は別の病院から移ってきた。
リハビリテーション科医の前田香さん(35)も別の病院で働いていた一人。三年前、第二子を出産し一年間離職したが「仕事を続けたい」と同病院に就職した。現在、午前十時から午後四時までのフレックス勤務で働く。清野佳紀院長は「女性医師を留めたり確保するには、働きやすい職場づくりが必要」と話す。
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医師らでつくるNPO法人「女性医師のキャリア形成・維持・向上をめざす会」(瀧野敏子代表)は、「女性医師に優しい病院」を評価する事業計画を進めている。
病院の育児・介護休暇の取得や代替要員対策、復職支援などを審査、評価する。これまで全国二病院が認定を受けた。
前出の桑江産婦人科部長は「子育て中の女性医師が宿直を免除されるなどした分、別の医師にしわ寄せがいくのでは問題」と指摘し、こう訴える。「ほかの医師も人間らしい生活をし、同等の責任を持って仕事ができる労働環境を早急につくることが必要です」
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kur/20060813/ftu_____kur_____000.shtml
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きちんと、一般の会社だって育児休暇をとって、会社へ復帰するのが困難な場合、辞めてしまう…日本の場合、医師はそういう権利も認められない現状の裏返しですね。
育児休暇の取得率…調べたら面白いかもしれませんね。ちなみに看護師さんも同じだと思います。彼らも現場がイヤで辞めるというより、結婚や出産をきっかけで病院を辞めるというのが一般的です。
そういうのって日本の行政がいかに「少子化対策!」などと叫んでても、嘘っぽいなって思う一瞬だったりします。
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SkyTeam / 2006.08.16 09:06 / 推薦数 : 5
以前、勤務医の過重労働問題を取り上げましたが、今回は女性医師問題についてアンケート調査が大阪府医師会のニュースに取り上げられていました。
女性医師が家庭と仕事の両立が困難となって、現場から離れることについてはようやく意識しだしていると思いますが、自分の先輩の奥様(内科、3人のお子さんのお母さん) が、子育てが何とか出来るのは先輩が早めに帰ったり、一緒に暮らしている義理のお母さんのおかげと話して居たのを思い出しました。しかも看護師さんの保育園は院内にあったのに、何故か医師の場合、そこに預けられなかったり…同じ職場でありながら、本当に不思議でした。以前に比べると女性医師の割合が増えています、しかし定員上では一人居れば、お役所の統計では男も女も同じ1です。これを医師は充足と言い続けるお役所の実態です。「働き手」に優しくない現場についてでは見ていきましょう。
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勤務環境に関するアンケート調査結果(2)
府医ニュース 2006年8月16日 第2424号
大阪府医師会勤務医部会が実施した勤務環境に関するアンケート調査結果から、本紙前号の勤務医の過重労働問題に続き、今回は女性医師問題について報告する。
女性医師における就業環境の実態
7割が育児・仕事の両立は難しい
育児と仕事の両立についての考え方を問うと、「できると思う」24.1%、「困難だと思う」52.8%、「できないと思う」17.1%であり、「困難」と「できない」を合わせ、両立が難しいと感じている者は約7割に達していた。
出産・育児経験がある女性29人に、実際に育児と仕事が両立できたかどうかを尋ねると、「できた」37.9%、「困難だった」51.7%、「できなかった」10.3%であった。
所属機関の制度・保育施設「知らない」が7割
所属機関の産休・育休制度の利用のしやすさについて尋ねると、「わからない」と回答した者が6割を超えた(産休制度59.6%〈男性67.0%、女性41.0%〉、育休制度60.2%〈男性67.0%、女性42.9%〉)。
託児・保育施設について尋ねると、所属機関内施設の有無を「知らない」が28.2%(男性33.0%、女性16.2%)、近隣施設の有無を「知らない」者は52.8%(男性55.7%、女性45.7%)であった。また、託児・保育施設利用時の所属機関からの補助の有無についても68.3%(男性70.1%、女性63.8%)が「知らない」と答えた。
同僚に迷惑をかけるから育休を取れない
育児休暇の取得について尋ねた(複数回答)ところ、「取ったことがある」と「取りたい」と回答した合計は、男性19.9%、女性37.1%。「取りたくても取れない」は男性46.2%、女性27.6%。「取りたくない」は男性18.2%、女性2.9%であった。
育休を取得できない(したくない)理由(複数回答)については、「同僚に迷惑をかける」との回答が性別・年代を問わず9割を占め、ぎりぎりの人数で凌いでいる第一線の医療現場の実態を裏付けた。
現場復帰には複数のシステムが必要
長期間離職後の現場復帰について、「可能」回答した者は27.9%にとどまり、「少し難しい」35.8%、「かなり難しい」27.1%、「不可能」5.4%を合わせると3分の2を超えた。
特に、女性全体と男性20代が現場復帰は難しいと感じている。
一方、現場復帰を容易にするために必要な事項(複数回答)については、「休暇を取ったときの人員補充システム」62.3%、「短い時間でも働けるためのワークシェアリングシステム」51.5%が半数を超えた。
それ以外の回答としては、家族の理解、キャリアの維持・向上のための教育システム、病児保育、実効あるドクターバンク制度の創設、家事支援で、2割から4割とバラついており、複数(複合)のシステム等が必要であることをうかがわせた。
http://www.osaka.med.or.jp/new/news/nes_data.php?fd=data_06-8-16&kj=7
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