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毎日新聞 2008/06/01
「モンスターペイシェント」が県内の医療現場でも問題になっている。患者らによる医師や看護師への言葉の暴力や、胸ぐらをつかまれるといった暴力は、塩見俊次・県医師会長によると日常茶飯事だという。過酷な勤務の医師は「努力が報われない」と感じているそうだ。
病を押して訪ねた病院で長時間待たされ、腹を立てたことがある。「すぐに治してもらえるはず」という期待の裏返しなのだが、重なれば不満が募り、不信となり、「怪物」になっていたかも知れない。
医師は病状などを分かりやすく説明する。患者も医師を知る。思いやりを忘れれば、医療はますます崩壊する。(上野)
毎日新聞 2008年6月1日 地方版
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そんな「患者さんの暴行、暴言」に当たったことはないのですが、実態は、こんなひどい状況のようです
↓動画
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産経MSN 2008/07/01
中間管理職先生のところで、すでに突っ込まれています・・・
まったく同感です。相変わらず、「久坂部」なる文筆家もどきの元外科医は、基本データの提示もなく、「医者」が身勝手だから悪いとか、病院で“寝るだけ当直”の医師に高い当直料を支払うことになり、無駄な医療費がますます増大する・・・
と寝言みたいなことを言う。夜間当直医の当直が「激務」になっている病院では、救急患者の殺到で、深夜当直業務がひどくなり、労働環境荒廃が進んでいるので、誰も寝ていられなくなっている。それをあたかも無駄な出費だと言い募る。
「当直」は仮眠をとりながら、万が一に備えているが、時間外勤務だとすれば「割り増し」の賃金が支払われるべ きだし、連続30時間以上の勤務がそもそも医療事故の発生源になっている可能性が高いのに、この元医師は何もそれを語らない。
しかも、自分のこと(大学医局を離れ、外科医キャリアを捨て、世界を放浪、それをネタに外務省の悪口を書くなど・・・)を棚上げした、傲慢な文章です。 医者としての矜持を捨て、勤務医を「不当に貶める」エッセイを、産経新聞も、載せ続けるのは、いい加減にしたらどうだろうyか?
アメリカの医師不足について「労働力」についての専門家たちが討議したりしているようです。日本でも様々な方面から検討されるべきですが・・・果たしてどうでしょうか?
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Workforce Experts Share Their Perspectives on Physician Shortage Crisis
人事専門家たちは、医師不足による危機について予測を共有している
米国医科大学協会(AAMC:Association of American Medical Colleges)の副会長である。Edward Salsberg氏と、Center for Health Workforece Studiesの幹事のJean Moore氏は、の学会の出席者に対し、アメリカの医師不足について演説しました。
Salsberg氏は医師人口は高齢化しつつあり、ベビーブーマー世代が医療をさらに必要とする時に、リタイヤするという事実について語りました。
米国医科大学協会は、2015年までに、医師数を30%増やし、さらに医学部の定員増だけでなく、これに対応して卒後教育を増やすことを勧告しました。
医療サービスや地域分布の多様性は、医師数の増加で重要です。彼は、プライマリーケアは、他の専門診療と同様に求められていると指摘しました。
彼は、国際的にも不確実性なこの時代に、アメリカが国外の医学部卒業生に対して、非常に重要な供給源として大きく依存していると語りました。
また彼は、アメリカ国内の特に家庭医、内科医、産婦人科医、小児科医では、医師の人口が減少し、それに対して国外の医学部卒では増加していることを述べました。
将来の医師の需要増大は下記のような要因で伸びていきます。
人口増加 population growth
高齢化社会 aging of the population
国民の期待 public expectations
ライフスタイルの要因 lifestyle factors
アメリカの経済性成長 economic growth of the nation
医学の進歩 medical advances
Salsberg氏は他の選択肢を探す必要があり、医師をどのように活用していくかが大切であることを強調しました。
彼は非医師による治療の増大、総合連携的教育、さらに若手医師や高齢の医師の需要に応えるべく医療サービスの供給体制の構築を支援しました。
Moore氏は、医師供給、研修医の出口調査、そして現在研究中の医師の需給予測、高齢化について行われたCHWSの研究の話をしました。
ニューヨーク州は比較的人口当たりの医師数は他の多くの州よりも多いだけで、地域的な医師の偏在は、プライマリケア部門や一般外科などがそれぞれ欠員が生じる原因になっています。
この変化、西部およびニューヨーク州中心部や、北部の郡で、さらにNohawk Valleyで劇的でした。
彼女によれば、他の州でも医師の需要が伸びており、New York州が医師たちを州内に診療のためにとどめるようにひきつける能力に影響すると指摘し、さらに大半のアイデアは、環境の変化に応じて討議してきたアイデアだと強調しました。
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更新:2008/06/30 17:50 キャリアブレイン
勤務医の労働環境を考えるシンポジウム「あなたを診る医師がいなくなる!」が6月28日、東京都文京区の東京医科歯科大で開かれた。医師の過重労働がもたらす弊害や、それをなくすための方策などについて、議論を戦わせた。 主催は「小児科医師中原利郎先生の過労死認定を支援する会」。まず、故中原医師の妻のり子さんが次のようにあいさつした。 「夫 中原利郎は、9年前の8月16日に過重労働が原因で過労自死した。昨年3月に国から労災認定はされたが、勤務先の病院は、過重労働を認めてくれない。今、 裁判中ではあるが、なぜ病院は自分の所で働いていた小児科医を守ってくれないのだろうか、という疑問をずっと持ち続けている。それがなぜなのか。と同時 に、医療者を守るシステムづくりをしていかなければならないのではないかと考えている。そんなことをテーマに、きょうは皆さんと議論を深めたい」 資生堂副社長の岩田喜美枝氏は、旧労働省で男女雇用機会均等法の制定に関与、資生堂でも女性が働き続けられる労働環境づくりに取り組んでいる。プレゼンで は女性医師の仕事と子育てをテーマに、「小児科では20歳代では女性医師が半数を超える。女性医師が出産、子育て期間中もしっかり働き続けられるような仕 組みをつくっていくことで、医師の過重労働が軽減する」などと述べた。 元都立府中病院長の前村大成氏は、医師の労働環境問題に取り組んできた。「当直は管理当直なのか業務当直なのか。医師の当直は実態として業務当直。また、 肉体的にも精神的にも厳しい。当直月8回が、過重な労働でないはずがない。しかもそれが、全国の病院でほぼ常態化していることは問題。記録がないから勤務 していないなどというのもおかしい」などと指摘した。
続いて、4人のシンポジストがプレゼンテーションを行った。
城西大経営学部准教授の伊関友伸氏は、自治体病院での医師不足の状況を示しながら、こう訴えた。
「小 児科医師が過労で辞職しようとしたとき、市民が自らコンビニ受診を控えるような運動を起こしている例がある。本当に医療が必要な患者が、必要な医療を必要 なときに受けられるようにするためには、住民、医師、行政それぞれが相手の立場を考えながら行動する。それが地域医療を守ることであり、医師を守ることで あり、ひいては民主主義を守ることにつながる」
京都市の洛和会音羽病院院長の松村理司氏は、年間5000件の救急搬送を受け入れながら、 当直明けの医師を原則帰宅させるなどの自院の取り組みを紹介。「断らない救急は、総合診療科を充実させたからこそ成立している。ドクターが23人という大 所帯(注釈:総合診療科のことです)で、一次、二次の救急に対応している。このほかに救急部に7人の医師を配置しており、30人で救急を診ている。また、総合診療医が専門科の応援などに も携わっており、その結果として、比較的いい医師の労働環境が確保されている」などと述べた。
その後、司会のジャーナリスト、田辺功氏も加わってディスカッションが行われた。
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BioToday.comというサイトがあります。最先端の科学ニュースや海外のお薬について知りたいときには、非常に便利なサイトです。
そんなサイトが、こんなニュースを掲載していましたのでご紹介します。
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2008-06-30 - アメリカで実施された大規模なサーベイの結果、産科医のおよそ10人に1人は周産期死亡(死産または幼児死亡)の精神的負荷により産科医療をやめようと思ったことがあると分かりました。
この試験では、産科医1500人にメールで質問が送付され、そのうち804人がこの質問に回答しました。
この結果、8%の産科医が周産期死亡を被った親のケアに精神的困難を覚えて産科医をやめようと思ったことがあると回答しました。
この結果はObstetrics & Gynecology誌に発表されます(文献情報未記載)。University of Michigan Health SystemのKatherine Gold等による成果です。
Gold氏は次のように言っています。「我々は死産や幼児死亡が家族にとってショッキングな出来事であることを知っているが、それが医師にとっても精神的に負担の大きい経験であることがこの研究で示唆された。」
‥> 関連ニュース
Stillbirths, infant deaths lead to anxiety, guilt and stress among obstetricians / Eurekalert
↓去年、お産SOSによれば、国際比較しても非常に良い成績ですが、「福島県」と「奈良県」で産科をめぐる不幸な事件が連発したのが2007年のことでした。医療崩壊の流れを決定付けたともいえるメモリアルイヤーでした。
医療の改善については続けられてはいますが、やはり周産期死亡ゼロの先進国はありません。これをみると、結果が悪いと、すべての責任を現場の産科医だけにおっかぶせるのは酷ともいえるでしょう。
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周産期死亡率は妊娠中期以降の死産数と、生後1週間未満の新生児死亡数を合わせ、出産1000件当たりで算出する。日本は世界保健機関(WHO)の分類に合わせ、22週以降の死産数で計算している。
厚生労働省の人口動態統計によると、2005年は4.8人。1985年は15.4人で、20年間で3分の1以下になった。
WHOは分類とは別に国際比較可能な死亡率として、死産数は妊娠後期(28週)以降に置き換え、出生1000件当たりで計算した数値を公表している。
それによると、日本は70年に21.7人と主要国の中でも中位だったが、05年は3.3人と大幅に下がった。お産のリスク管理や新生児医療が向上しただけでなく、妊産婦、赤ちゃんの栄養、衛生状態が年々良好になってきたことが主な要因だ。
周産期医療の進歩などは、妊産婦死亡率の改善にも貢献している。死亡率は妊娠中または出産後42日未満で、妊娠や分娩(ぶんべん)が原因の死亡者を出産10万件当たりで割り出す。
40年代前半は200人を超えていたが、出産場所の主流が自宅から医療施設へと転換していくのに合わせ、劇的に低減。80年に19.5人と20人を切り、05年には5.7人になった。
ただ、厚労省などの調査には、分娩などで一時的に重篤な状態に陥った妊産婦は死亡者の70倍以上という結果もある。「お産は絶対に安全」と受け止めるのは早計だ。
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Medical Tribuneさんがアメリカの医師不足について報道しています。全文掲載ではなく、一部を紹介します。ぜひ、医師の方はMTproに登録の上、読んでください。
米で医師不足から外国人医師が急増
Medical Tribune[2008年6月26日(VOL.41 NO.26) p.09]
〔米オハイオ州クリーブランド〕"人種のサラダボウル"は医師の世界も例外ではなく,米国で外国人医師が急増し ている。米連邦政府は核兵器開発を巡る問題 からイランを非難する立場を取っていた。しかし,イラン人医師が米国での診療に参入する妨げとはならない。ほかにもロシア語や北京官話(中国語)など,米 国にはさまざまな言語で診療する医師がいる。これには,少なくとも医師不足で米国には需要があることが一因となっている。
内科志望者の減少で偏在も
米国医師会(AMA)は1994年,JAMAに2000年までに過剰医師数が16万5,000人に及ぶとの予測を発表していた。しかし,現在は過剰では なく不足している状態で,2020年までにさらに不足する可能性もある。AMAによると,急速な人口の高齢化が一因になっているという。
また,米連邦保健福祉省(HHS)の予測によると,現在の傾向がこのまま続けば,専従医師の供給数は2020年までに86万6,400人に増えるが,実際の必要数は92万1,500人であるという。
医師不足の悪化はAMAや米国医学研究所,米国卒後医学教育認定委員会が医師過剰を予測したときには考えられなかったさまざまな要因によって起きてい る。その1例は医師の偏在であり,現在は僻地での医師数が不足している。また,女性の医療従事者が増えているものの,男性医師に比べて勤務時間が短くなる 傾向がある。
さらなる要因には,需要が多い家庭医学や内科を選択する医学生が少なく,勤務時間が固定で短く,報酬が高い専門医を選択する点が挙げられる。
移民法改正で参入が可能に
外国人医師は,どうすれば米国で診療が行えるようになるのか。折しも1991年に,米国議会がそれまで米国で診療を行う医師を米国民に制限して いた移民法を改正した。(中略)
ERは敬遠される傾向
(後略)
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どっかで読んだようなお話ですね。アメリカもベビーブーマー世代が高齢化しだし、急速にこれから医療需要が伸びます。
アメリカと違って、日本の問題は、需要が増加しても医師、看護師が不足しても、それに見合うだけの医療従事者を海外から呼ぶのも難しいこと、さらに日本語もまともに話せない人に診療を任せるわけにはいかないということです。
「供給不足」が引き起こす「医療崩壊」は、国もそろそろ考えてはいますが、国民もこの問題を気づくようになってきました。
さて、どうしますかね?ちなみに医療費が無料だということで日本よりもよい医療と思われている国でも、医師不足は深刻です。
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日本の喫煙率は、低くなったといえ、40%。世界の中で、高い方です。
フランスも喫煙文化は当たり前でしたし、ファシズムチックに喫煙者を否定して、「一気」な価格の引き上げは反対ですが、たばこを未成年者から遠ざけるために「たすぽ」など という機械屋やコンビニが儲かる怪しい仕組みを利用するよりも、たばこを引き上げて、小売店にも一部還元し、青少年の喫煙率を引き下げる方がまだまし。
日本では、たばこの値段は「安くて」当たり前。これが日本では常識でも海外ではアリエナイ・・・ってこと。そういう意味では、「チョドメ」な意見は、海外 の人から見れば、非常識と映ってしまいます。今後、青少年の喫煙の害や長期喫煙習慣による、「肺がん」「COPD」の増加をもっと啓蒙しつつ、たばこの 「間違ったイメージ(かっこいい、オトナなど・・・)」を消していきましょう。


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パンの値上がりに対抗! 家庭用パン製造機が大人気
UK Today 2008/05/23
最近、日本でも食パンがサイズが小さくなったり、値上げがされています。いずれ、食料もインフレが恐ろしい勢いで襲ってくるように思います。というのは低迷していると、市場から撤退する業者や農家の方が増えるからです。
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毎日新聞 2008/06/19
農林水産省が19日に発表した07年の農業物価統計は、畜産の飼料が前年比15%、肥料が4.1%など軒並み上昇した。一方で農産物価格は低迷 し、農家は資材高騰との挟み撃ちに苦しんでいる。全国農業協同組合連合会(全農)が肥料価格を引き上げる方針を明らかにするなど、農業資材の値上がり傾向 はさらに強まっている。
同統計によると、05年を100とした指数は▽飼料118.5▽肥料106.6▽光熱動力(燃料・電力・水道)116.5。いずれも比較可能な 01年以降で最高となった。穀物や原油、肥料の原料となる鉱物などの世界的高騰が共通の背景になっている。農薬や農機具は横ばいだったが、生産資材の総合 指数は前年比3.3%高の105.6となり、全体でも最高だった。
農産物価格の総合指数は、03年以降最低の97.6で前年比5.2%の下落。暖冬などで出荷量が増えた野菜が7%、果樹が8.7%下がったほか、消費低迷で生産過剰に陥っているコメも前年を2.9%下回った。【行友弥】
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さて、もっと恐ろしいのは、こちらの記事です。いくら食料自給率を上げようっても、それも難しいことになりそーです。まさに「飢え」る日が来るかもです。
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ちなみにアメリカには「遺伝子組み換え作物」で莫大な利益を手にしている企業があります。
NHK BSドキュメンタリー 2008年6月19日 木曜深夜[金曜午前] 0:10~1:00
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最近、こんなんでいいの?って感じの記事を見かけます。ま、仕方ないですかね。
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買収額は、3685~4950億円。創業一族から株式を購入するなどして、08年度中に5割以上の株式取得を目指すとしている。
毎日新聞 2008/06/12
製薬大手の第一三共は11日、特許が切れた成分を使った後発(ジェネリック)医薬品の製造販売を手がけるインド最大の製薬会社、ランバクシー・ラ ボラトリーズを買収すると発表した。株式の公開買い付け(TOB)で過半の株式を取得する。買収総額は3685億~4950億円程度になる見通し。第一三 共はランバクシーを傘下に収め、新興国に足がかりをつくるとともに、今後、市場拡大が見込まれる後発薬市場に参入する。
ランバクシーの07年12月期連結決算の売上高は約1850億円。買収により、第一三共の連結売上高は1兆円を超え、アステラス製薬を抜き、武田薬品工業に次ぐ国内第2位の製薬会社になる。
第一三共は、新薬メーカーで現在は後発薬を手がけていない。米国や日本などの先進国では医療費抑制のため、後発薬の利用を促す取り組みが加速して いる。新薬メーカーは特許切れ後、後発薬に市場を一気に奪われるリスクがあり、第一三共は今回の買収で後発薬事業を加えて経営基盤の安定化を図る。
また、新興国を中心に世界49カ国・地域で事業展開しているランバクシーの販売網を活用し、主力の血圧降下剤などの販路拡大も目指す。
第一三共は5月、人の免疫システムを活用した副作用の少ない「抗体医薬」強化のため、独バイオ医薬会社を243億円で買収するなど事業強化を進めている。【森有正】
【ランバクシー・ラボラトリーズ】インド・デリー市に本店を置く同国製薬最大手。1961年設立、ムンバイ証券取引所などに上場している。従業員 は約1万2000人。高コレステロール血症、感染症分野などの後発(ジェネリック)医薬品が主力で、後発薬では高い国際競争力を持つ。02年には製薬中堅 の日本ケミファの子会社、日本薬品工業と資本提携し日本市場に参入、日本国内でも後発薬を販売している。
キャリアブレイン 2008/06/11 御手洗冨士夫・日本経団連会長ら経済財政諮問会議の民間議員はこのほど、社会保障制度を効率化させるための方策として、後発医薬品の使用促進や検査などの 適正化、不正・不適切な保険請求の是正などに取り組むことを提案した。また、これらに取り組んでもなお必要な社会保障費の増額抑制のため、開業医の再診料 見直しなどを検討課題に挙げた。後発医薬品については、数量ベースのシェアを欧米諸国並みの40%にまで引き上げるよう提案。開業医の再診料見直しについ ては、2010年度の診療報酬改定での対応を求めている。 (中略)
後発医薬品の使用促進をめぐっては、柳沢伯夫前厚労相が昨年5月に同会議に提出した「医療・介護サービスの質向上・効率化プログラム」の中で、数量ベースのシェアを12年度までに30%(04年度は16.8%)に引き上げる方針を掲げている。
これに対して民間議員は、シェアを欧米諸国並みの40%にまで引き上げた場合、11年度までに国費を2200億円程度(医療費ベースで8800億円程度) 削減できるとする試算を提示。さらに、▽手術前の検査入院の期間(現在7日)を半分以下に短縮する▽医療機関の連携や情報開示で重複検査を解消する―など の取り組みにより、同年度までに国費を600億-1000億円程度(医療費ベースで2300億-4100億円程度)削減できるとの推計も示した。
開業医の再診料については、病院との格差は「明確な説明がつき難い」と指摘し、次期改定での対応を求めている。このほか、「ホームドクター制」の構築などで開業医と病院の機能区分を明確にし、連携の取れた医療システムを構築することも提案した。
■「骨太方針08」の骨子案を了承
同会議はこのほど、月内にもまとめる「骨太方針2008」の骨子案を了承した。骨子案は▽総論▽低炭素社会の構築▽国民本位の行財政改革▽安心できる社会保障制度、質の高い国民生活の構築▽08年度予算の基本的考え方―の6章で構成されている。
骨太方針06で掲げた歳出・歳入一体改革を堅持するとともに、国民生活を支える社会保障制度の在り方についても盛り込む方針を示している。
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100億ドル以上のいわゆる「100億ドルクラブ」に入るメーカーは2006年には14社だったが、2007年にはシエーリングの売上が通年で 加わったバイエル・シエーリングのほか、ジェネンテック、武田薬品、シェリング・プラウの4社が100億ドルを超え、全部で18社となった。バイエル・シ エーリングの2006年売上には、買収を完了する前のシエーリング分が含まれていなかったため、2007年の前期比伸び率が37.3%と非常に高くなって いるが、それ以外では、抗がん剤アバスチンなどが急増したジェネンテックが26.3%増となったほか、イーライ・リリーが19.0%増、アボット・ラボラ トリーズが18.8%増といずれも20%近い伸びで好調だった。
一方、上位3社はいずれも減収となっている。これは降圧剤のノルバスクなど大型品の一部がパテント切れによってその売上が激減する一方、それをカバー するだけの大型新製品が出てきていないためだ。イギリス本社のグラクソ・スミスクラインは▲4.2%で、フランス本社のサノフィ・アベンティスに29億ド ル強の差を付けられて3位となった。これは英ポンドが以前から強く、米ドル換算レートが前年末比で1.9%の上昇にとどまったのに対し、ユーロは前年末比 で11.6%も上昇したことや、サノフィ・アベンティスの減収が▲1.1%にとどまったことによる。
世界トップのファイザーは、全社での売上はわずかながらもプラスだったが、医療用医薬品は米売上が▲11.3%の2桁減となったことにより、世界でも ▲1.5%で444.2億ドルとなった。ファイザーのトップ製品で医療用医薬品売上の28.5%を占めるリピトールは現在減少傾向にあり、米特許は 2010年3月に切れる見込みとなったことから、ある程度の製品を持つメーカーを買収しない限り、現在のままでは2006年の医薬品売上450.8億ドル を超えるのは難しいと見られる。
4位と5位も順位が逆転しているが、これはノバルティスの米国のブランド医薬品売上が7億ドル以上減少したことや、ノバルティスが米ドル決算であるのに対し、スイスフラン決算のロシュは通貨が前年末比で8.3%上昇したことによる。
6~10位のメーカーは順位が変わらず、11位のブリストル・マイヤーズスクイブは一時的に米国で出回っていた抗血栓剤プラビックスのジェネリックが 市場から消え、プラビックスの売上が急増したことから、アムジェンを抜いて11位となった。バイエル・シエーリングが12位に上昇したため、アボットと ベーリンガーは1つランクダウンしている。
女性向けや中枢神経系用薬に強いオランダ本社のオルガノンを買収した米のシェリング・プラウ(18位)は、買収を完了した11月以降の売上しか含まれていないが、通年で売上を加えるとベーリンガー・インゲルハイムに続く16位となる。
日本でトップの武田薬品は、特に2型糖尿病薬アクトスの伸びが貢献して5.8%増となり、円の為替レートも6.0%上昇したことから107.8億ドルで、初めて100億ドルを超えた。
マイナスとなった上位3社以外は売上を伸ばしており、11社が2桁増だが、ロシュ/ジェネンテックのアバスチンやメルクの子宮頸がん予防ワクチンであ るガーダシルのような大型新製品で売上を伸ばしたメーカーは少ない。まだパテントが切れる前の大型品の売上が伸び、他の大型品のパテント切れの影響がな かったか、少なかったメーカーが売上を伸ばしている。既存の大型品(バイオ以外)は2011年までにパテントの切れるものが多く、売上を急速に伸ばせる新 製品は一部に限られることから、2007年に2桁増となった世界的大手医薬品メーカーといえども、引き続き売上を伸ばし続けるのは厳しい状況にある。
50~100億ドル規模の医薬品メーカーは12社で、2006年の9社から3社増えた。数は増えたが、80億ドル以上は3社だけであり、この規 模におけるトップはジェネリック最大手のテバ製薬工業(Teva Pharmaceutical Industries)で、前年比10億ドル増の94.1億ドルとなった。同社はブランド品の多発性硬化症薬コパキソンがあり、これだけで17億ドルを超 えている。
この50~100億ドルでは12社のうち4社が日本のメーカーで、アステラス製薬、第一三共、エーザイに加え、2007年度は統合失調症薬エビリファ イが世界的に好調な大塚製薬が入った。同社は抗がん剤に強い大鵬薬品も連結対象であり、抗がん剤や抗生物質タゾシンの伸びも貢献している。タゾシンは米国 でワイスが販売しており、病院の注射用抗生物質としてトップ製品となっている。
50億ドル台のメーカーが5社あるが、この規模になると、1つか2つの大型品の増減により、売上が大きく変化する。ジョイントベンチャーのメルク/ シェリング・プラウ製薬(28位)は高脂血症剤を2品目販売しているだけである。2007年は両剤とも急増したため、33.5%増となったが、2008年 に入って公表されたこの製品の臨床試験結果が期待はずれだったことから、2008年は一転して2桁減となる可能性が高い。(注:同社の売上はメルクやシェ リング・プラウの売上に含まれないため、ランキングに入れている。41位のTAP製薬も同様。)
抗潰瘍剤(PPI)のベストセラーの一つであるパントゾール(米名プロトニックス、日本未発売)を持つドイツのアルタナを2006年に買収したニコ メッド(29位)は3.0%増となっているが、米でワイスの販売するプロトニックスが予定より2年7カ月も早く、昨年12月下旬にジェネリックが登場し た。この結果、ニコメッドが受け取れるはずの米売上も急減している。同社の2位製品は2億ドルに満たないため、2007年売上が全体の48%に相当する 24.8億ドルもある同剤の売上が減少すれば、2008年は順位を落とすことになろう。
ベルギーのメーカーである27位のUCBと32位のソルベイは、医薬品メーカーとして30億ドル以上なければ生き残れないとして他国のメーカーを買収した が、2007年は新製品がなく、いずれもマイナスとなった。中堅メーカーを買収したとしても、大型品が伸びて新製品が成功しなければ成長できないことを示 している。
日本のメーカーでは、田辺三菱製薬が36位に入っているが、伸び率は1.4%で、2006年度の2社合計売上で計算したランキングより順位を1つ 落としている。(注:2006年のM&Aで多くのメーカーが消えたため、2006年のランキングは2007年のメーカーで順位を付け直してい る。)基本的に、欧米大手の平均的な伸びを下回ると、それだけ世界的にみたシェアも低下する。
30億ドル以下の日本の主な3社を参考として示した。この中のトップは53位の大日本住友製薬で、医薬品売上の22%以上を研究開発費に投じているが、 トップ製品の降圧剤アムロジンにジェネリックが登場することもあり、それに代わる柱となる製品を持たなければ、世界的に見てこの規模での生き残りは厳しい だろう。 キリンに買収される予定の協和発酵は、60位の小野薬品より少し下に位置するが、決算期の異なる両社売上を単純に合計すると18.4億ドルで、大日本住友 製薬の次となる。従来型のメーカーより、世界的に需要が高まっている抗体医薬に強みを持つ「協和発酵キリン」の方が将来性は期待される。
全体的に見て、世界的大手でマイナスとなったメーカーは少なかったものの、ヨーロッパ売上が伸びた米メーカーはユーロ高が貢献した部分がある。 2桁伸びているメーカーでもパテント切れの近づく大型品が好調で、パテント切れ品の影響をあまり受けなかったメーカーが多い。最近は米に限らず、ヨーロッ パでもジェネリック登場後の売上が急減する傾向が強まっており、パテント切れの近い大型品を持つメーカーは、今後も安泰とは言えない。同クラスのライバル 品にジェネリックが登場するだけでも売上減になる可能性が高くなっているためだ。特に30億ドル以上の超大型品のパテントが切れて急減する場合、それをカ バーできるだけの新製品がいくつかなければ売上増は不可能であり、市場の大きい米国における新製品の認可の遅れも大きな影響を与えている。
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2008/06/09 産経新聞
たばこ1箱の値段を現在の3倍程度、1000円に値上げしようという動きが急浮上しているという。いまの政治社会情勢からして、これは実現可能性が高いとみていいのではないか。固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
昨日、ご紹介した週刊ダイヤモンドの医療特集ですが、ちょっとだけ「医療人材」のところで目を引いたものを。
勤務医の年収は日本の倍 米国を目指す医師が急増中
留学をテーマに医学交流セミナーを開催している野口医学研究所では、申込者数の急増に驚きを 隠せない。2006年の人数は152人で、なんと三年前の1.5倍だ。 聖マリアンナ医科大学附属病院、 聖路加国際病院、三井記念病院などの勤務医や、東京大学、東京女子医科大学、浜松医科大学などの学生といった優秀な人材が渡米を希望しているという。
「日本の権威主義的、閉鎖的な医局 制度や、お粗末な三分診療に対して 抱いていた疑問が、ここ数年の医療 崩壊で一気に噴出してきた。優秀な医師や学生たちは、どんどんネットで情報を収集し、海外へと目を向けている」(浅野嘉久理事長)
彼らが米国を目指す理由は三つ。臨床教育の充実ぶり、医療に専念できる恵まれた環境、そして待遇だ。まず、臨床教育だが、米国の医学生は「スチューデントドクター」として一年次から病院で厳しい実地訓練を受ける。医科大学の学生は全員、一般の四年制大学の卒業者。医師に必要な一般教育や教養はすでに身につけている、という前提がある。
医療環境も日本とはケタ違いに整 備されている。カルテの作成は、資 槍を持ったディカルセクレタリが 行ない、日本のように医師が診療の 合間を縫って書く、ということがない。
医師はICレコーダーを持ち歩 いており、移動の途中などに患者の 所見などを録音。データを自分のポ ストに入れておくだけでよい。あと はメディカルセクレタリが再生し、 カルテに仕上げてくれる。
また、患者一人ひとりを医師、看 護師、管理栄養士、薬剤師、それに セラピストや麻酔医などがチームで 担当。夜間、休日の救急医療には、専門のスタッフドクターや研修医、ER専門看護師などが当たる。交代で当直をこなす、日本の勤務医とは大違いだ。
最後に待遇だが、一般に米国医師の収入は日本の勤務医の倍程度という。外科は3~10倍ほどだ。ただし、同じ病院で働いていても、キャリアによって額はまちまちである。特に稼いでいるのは自分のオフィスを持ち、大学病院などと契約を結んでいる開業医だ。
しかも、米国の医師たちも楽ではない。研修医のあいだは収入も年間 300万~400万円と低く‘救急 医療に当たるなど激務をこなさねば ならない。ドラマ「ER」などでも おなじみのとおり、米国の夜の病院 はじつににぎやかだ。犯罪に巻き込 まれたけが人や、無収入で通院できずにいた瀕死の病人が次々に運び込 まれる。
日本のように仮眠を取りながらの”寝当直”ではなく、さながら戦場のような光景が夜な夜な繰り広げられるのだ。また、医療訴訟が多いため、医師は保険に加入し保険料を支払う必要がある。だいたい年収4000万円くらいの医師で、年間100万~150万円くらいが相場だ。
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ま、アメリカの研修医は、80時間までの労働時間には上限があり、寝当直ではないが、時間が終わればとっとと帰れます。
↓Familymedicine先生のアメリカ家庭医療(ファミプラ)、臨床留学通信より
「アメリカでは研修医の労働時間に関しては様々な規制がある。例えば、週に80時間以上働いてはいけない。そして30時間以上連続して勤務してもいけないのだ。これに反する研修プログラムは厳しく罰則され、プログラムを閉鎖」(2006/12/09 レジデントの休暇・労働時間より)
日本の場合、研修医の間は当直時間が終わってから帰宅も可能でしょうが、逆に常勤の勤務医師になってから「当直明けの手術」や「外来&検査」などを普通に行うのが当然で、仮眠なしで手術に入るなんて「ダン プカーの運転手も真っ青」な状況で仕事しているわけで、それを無視して「安全第一!」「手術ミスは医師の怠慢」といっても無理でしょう。質を確保したければ、きちんとした当直明けの業務免除をお願いします。
また学会にもほとんど自分が発表する だけが精一杯でとんぼ返りで仕事している医師には有給休暇も病気休暇もとる余裕すらありません(ま、取ろうものなら、時代錯誤的な教授からお叱りの言葉が 飛んでくるのが、前時代的な医局の根性論の基盤にあったのですが・・・毎日手術していても家庭崩壊なんてざらです。
先日、アメリカのニューヨークでお仕事をされているDr.Yumi先生の講演会を聴いたのですが、やはりアメリカの方が教育トレーニングの環境はすごくいいし、残業もまず発生せず、診療以外の雑用にも忙殺されず、純粋に診療に当たれるし、長期休暇も何とかとれるということでアメリカから日本に戻ってくるのは・・・とおっしゃってました。
まぁ、日本の場合、医学生向けに「就職セミナー」がはやっていたりしますが、これから地雷がいっぱい埋まっているような地雷原「救急外来」に行くのに、 「美辞麗句」で飾り立てて「教育しますよ」的な売りの病院で何が起きているか、就職フェアでは学生たちは何も知らされません。
最近なども、若手研修医が医療事故の当事者になってしまったり(あまつさえ先生のお名前まで報道されてしまうのが昨今の魔女狩り報道の欠点でもありま す・・・その病院の体制が悪いにきまってます)、研修が終わっても、正規職員の枠がないため、正職員になれない若手医師がこれから発生することが予想され ます。
何せ医局と違って、民間病院も公立病院も「使える医者」でなければ採用しません。医局はそういう医師を教育の場を提供したり、逆に配置交換していたのですが、その力は年々弱まっているように思います。
さて、地雷原へこれから進む若手の研修医や医学生にオススメの本が出版されました。ブロガー医師というと怒られちゃいますが、なんちゃって救急医先生のブログ「日々是よろずER診療」が本になりました。
ぜひ、お買い求めを。

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中国の経済発展や、日本人駐在者の増加などに伴って、中国への進出を検討する日本の歯科医が増えている。駐在する日本人に比べ日本人歯科医が大幅に不足しているうえ、食品から家電まで良質な日本製品には金を惜しまない中国の富裕層が、歯科医療でも"メード・イン・ジャパン"を求めているためという。医療貢献と市場拡大の両方につながるとあって、リスクを冒しても進出を目指す歯科医グループもでてきた。
グループは関西を拠点にする歯科医らで作る「WA-和・輪」。国境を越えて医療貢献を果たしたいという願いを込め、英語の「ワールドワイド・アソシエーション」(世界的組織)を略して名付けた。
京都府亀岡市で開業する泉要佑会長(48)が知人の歯科医や歯科技工士に呼びかけて結成し、昨年1月から海外視察や勉強会を定期的に開催。中国では日本の歯科医師免許があると、当局の許可を得るだけで滞在する外国人を診療できるとあって、メンバー35人の中には、すでに現地で開業した歯科医もいる。
上海市で開業した歯科医によると、ビジネスや留学などで同市に長期滞在する日本人約8万人。これに対し、日本人歯科医はわずか10人ほど。矯正など長期の治療で帰国後もケアが必要になるケースがあるほか、痛みの微妙なニュアンスを日本語で伝えたいというニーズがある。
一方、中国人富裕層も、手先が器用で高度な技術を持つ日本人歯科医への信頼が厚い。高額な医療費をいとわないため患者の単価が高く、「日本だと1日30~40人診て月収100万円だが、中国だと数人で80万円ほど」。中国人歯科医を技術指導しながら、富裕層を診療する地方もあるという。
歯科医が中国を目指す背景には、日本での歯科医増加と収入減がある。厚生労働省によると、全国の歯科医数は18年末で9万7198人にのぼり、10年間で1万人以上増えた。収入も減っており、中央社会医療保険協議会(中医協)が昨年10月にまとめた医療経済実態調査では、開業歯科医のもうけを示す収支差額は月額122万円余で、2年前から9%減少した。
ただ現地での開業は中国側との合弁になるため、パートナーの選定や報酬などをめぐるトラブルが多いのも事実だ。
WAでは医療貢献を第一に考え、中国以外にもタイやベトナムなど、歯科医が少なく医療技術が発展途上にある国への進出を視野に入れており、診療現場に即した学術の会の結成を検討。
手始めに6日には、世界約20カ国が参加する北京デンタルショー(5~8日)に合わせ、泉会長と大阪府岸和田市の開業歯科医、中井大介副会長(37)が日本の歯科事情について講演。四川大地震の震源地に近い成都市の歯科医院も視察する。
泉会長は「中国の市場規模は大きく経済的な魅力はあるが、日本人歯科医が中国で必ず成功するわけではない。しかし今後は中国人にも現地の日本人に対しても医療貢献が重要になってくるので、積極的な進出を促したい」と話している。
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