地域医療を守っている医療機関から櫛の歯が抜けるように医師がいなくなるのはやはり理由があります。
そもそも「過重労働」それに「医療経営のマネジメント力欠如」
どっちにせよ、医師が引き上げたり辞めるには理由があります。決して単純じゃありません。働きがいのある職場に異動したり、別の新天地を目指して開業されたり、みな医師を辞めたりする訳ではありません。
医師会や厚労省は医師不足ではなく偏在が問題というが、問題はそういう誰も行きたがらないところには根深い問題があります。
例の埼玉県の志木市の小児科医の総辞職騒ぎも、100床程度の病院で地域住民が普段はまったく見向きもしないくせに、小児科のコンビニ受診だけしていて、3人しかいない医師が疲弊。
それを辞めると言い出したらもう蜂の巣つっつく騒ぎ。誰が悪いんでしょうね。1年365日それを外部のサポートもあったとは聞いてはいますが、市側は医師数を増やすとか入院を閉鎖するとか考えもせずに、やっていた。結果として「引導」渡すはめになったのですね。
埼玉なんて、地域には開業医だっているしそういう中で、どれだけ自治体が勤務医を守れるかというテーマが今の問題です。
どうせ崩壊しているところはこれから一気にアウトですね。ちなみに埼玉が悲惨なのは小児科だけではなく、今後の高齢者バブルで一気に高齢者が増えるのに病院の体制が伴っていないことですね。
また、弱小病院=老人病院と思っていただければいいですが、今回のダブル改定では入院から外来シフト、医療から介護へシフトが始まっています。
遠からず、医師が充足していない病院は病床閉鎖に追い込まれたり、今の医療を見なおすしかないと思います。
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【埼玉】志木市民病院問題 救急入院休止 暫定回避へ
東京新聞 2012年1月27日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20120127/CK2012012702000061.html
常勤医三人の退職で志木市立市民病院の小児科入院や夜間救急が四月から休止する可能性が出ている問題で、長沼明市長と地元の朝霞地区医師会、県などは二十六日夜、会合を開き、暫定的に三人の市民病院勤務を継続し、休止を回避することで合意した。地域医療に悪影響を与えることから歩み寄ったとみられる。
(上田融)
会合では、市民病院を退職して和光市の菅野病院に就職が決まっている常勤医三人が、同病院の小児入院の本格稼働まで勤務を継続することで合意。ただ本格稼働は早ければ今夏にも行われるという。会合後、長沼市長は「医師会や周辺自治体の協力で、四月以降も小児救急医療に対応できることになった。感謝する」と話した。
志木市民病院の小児科医療は、赤字や運営方針の違いなどから昨年八月、市長が小児科医の院長に雇用継続しない旨を通告。残り二人も退職を決めた。市が医師会と対立したこともあって常勤医確保が困難になり、市は今月十六日に休止を表明した。
だが同病院は年間一万二千人の子どもが入院し、重症の小児の手術などを行う拠点病院。地域医療への影響が避けられず、上田清司知事や周辺自治体の首長による懸念表明や存続要望が相次ぎ、市民から不安の声も多数あった。周辺自治体は同病院の赤字穴埋めのため、最大で毎年九千万円の財政支援を決めた。
こうした事態を受け、長沼市長が二十五日、医師会に三人の勤務継続を要請し、双方が大筋で合意した。
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【埼玉】志木市立市民病院:「3小児科医を慰留する」 異動延期へ長沼市長
毎日新聞 2012/1/27
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20120126ddlk11040285000c.html
志木市立市民病院(同市上宗岡)の小児科入院医療休止問題で、同市の長沼明市長は25日の定例の記者会見で、4月から別の病院に異動する予定となっている3人の小児科医について、異動を延期してもらうよう「慰留したい」との方針を示した。この方針は3医師にも移籍先の病院にも伝えておらず、交渉はこれからだとした。
清水久志・病院事業管理者ら3医師は、4月から和光市の菅野病院に移籍し、小児救急医療を続ける意向だ。ただ、菅野病院が4月に確保できる小児病床は10床程度。市民病院小児科(45床)と同等の病床確保には順調でも1年前後かかるとみられ、その間の小児救急患者の収容先が課題となっている。
市長は「(小児救急の混乱を避けるため)4月以降も何とか市民病院で対応したい。清水管理者には非常勤、他の2医師には常勤で(暫定的に残ってもらうよう)慰留したい」と話した。
市長は、県立小児医療センターから市立病院への常勤医派遣を知事に要望した。しかし知事は24日に「常勤医の派遣は無理」と公式に発言。これに対し市長は25日、「(知事から)医師確保に協力するとのお言葉を頂いたので」と言葉を濁し「(3医師の)慰留も含めて県に医師確保をお願いしたい」とした。【高木昭午】
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【群馬】館林厚生病院入院休止も 整形外科群大3医師引き揚げ
読売新聞 2012/1/25
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20120124-OYT8...
館林厚生病院(館林市成島町)の整形外科で、現在、群馬大学から派遣されている3人の常勤医全員が3月末で引き揚げることになり、4月から入院患者の受け入れが休止となる可能性が出ている。既に1月中旬から外来の新患や救急患者の受け入れを一部制限している。
同病院を運営する邑楽館林医療事務組合によると、昨年12月22日、同大から、付属病院の整形外科医が不足しているため、常勤医を引き揚げるとの正式な連絡があった。代わりの常勤医が見つからない場合は、入院患者受け入れを休止せざるを得ないという。
館林厚生病院は、地元医師会や県、市と連携を取りながら医師確保を図るとともに、「外来だけでも残したい」として、引き続き同大に常勤、非常勤を問わず医師派遣を依頼している。
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